Bach Kantaten_Cafe Ataraxia
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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #01~クレメンス・クラウス『フィガロの結婚』序曲&ニノン・ヴァラン『君よ知るや南の国』
78rpmはともだちこれまで、1948年にLPレコードが発売されるまでの音楽鑑賞ソフト(音盤)であった78rpm(日本ではSP-Standard Play-盤と呼ばれている)を「78rpmはともだち」とタイトルして綴ってきた。 「ともだち」に込めた意味は「現代においても、気軽(安価)に78rpmを手に入れ、友達感覚で“普段使い”として楽しみましょう」ということだった。そしてその手段として、現代のアナログ・プレーヤー(78回転対応)に78rpm用カートリッジ(レコード針)を装着
クレデンザ1926 × 78rpmの邂逅 Vol.23~モーツァルトのピアノ協奏曲を聴くM.ロン、 E.フィッシャー、 W.ギーゼキング、 E.ジョイス 2024年10月20日(日)かふぇ あたらくしあ
モーツァルトのピアノ協奏曲~ウィーン時代のモーツァルトの「リアル」~ もう40数年以上前のことだが、今は休刊となった「レコード芸術」のとある号で、モーツァルトのオペラの特集が組まれた。 その中で面白い視点だと思ったのが、「もし、モーツァルトの楽曲ベスト10を組むのであれば、そこにオペラ作品は何曲、どの作品が含まれるか?」という問いに対して、音楽評論家諸氏が回答する、という企画だ。 いつのまにやら「CDお買い物ガイド」と化したレコ芸も、昔は独自の視点で読むに値する、あるいは読
クレデンザ1926×78rpmの邂逅 Vol.22 ~アントン・ブルックナー生誕200年記念~カール・ベーム/ドレスデン・シュターツカペレ 交響曲 第4番 &第5番 ~貴方は150分に及ぶこの『苦行』に耐えられるのか?~ 2024年9月15日 かふぇ あたらくしあ
これは日本語で書かれたブルックナーの評伝の中では断トツの面白さ、正確さを持ち、ブルックナーの人間性と芸術性の乖離の謎を解く、というスタンスで一貫して書かれた田代櫂著『アントン・ブルックナー 魂の山嶺』のあとがきの一部である。 一方、村上春樹が実話(主人公からの聴き取り)に基づいて書いた短編小説『プールサイド』(1983)には、そのの主人公であるエリートの男性が、35歳の誕生日当日の晩、妻が寝静まった後にブルックナーの交響曲を聴くシーンが描かれている。 田代氏と村上氏の言葉
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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #144〜イゾルデ・メンゲス(vn) ショパン『ノクターン 変ホ長調 Op.9-2』(1927)
※以下のテキストは2024年8月18日に開催された「シレナ1912 &クレデンザ1926×78rpmの邂逅 Vol.2 イゾルデ・メンゲスのベートーヴェンとアコースティック録音期の女流ヴァイオリニスト」のプログラムから一部抜粋、加筆したものです。 淑女のヴァイオリン 時代を彩ったヴァイオリニストたちの系譜や、その演奏、技法、個性的パーソナリティのエピソードに渡るまでを描いた、ヴァイオリン好きなら避けて通れないマーガレット・キャンベルの名著「名ヴァイオリニストたち」。 この
クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #143〜アルトゥール・ロジンスキ ショスタコーヴィチ『交響曲第5番』より第2楽章 スケルツォ(1942)
7/21の蓄音機コンサート。 当日お届けするアルトゥール・ロジンスキのショスタコーヴィチ『交響曲第5番』。第2楽章 スケルツォを出し惜しみせず、全公開😍 ウィンナ・ワルツの原型ともなった「レントラー」に形を借りたショスタコーヴィチの百鬼夜行の音楽世界。 作曲当時、ソビエトで「社会主義リアリズムの高尚な音楽化」と絶賛される一方、アメリカでも絶賛され指揮者、オーケストラが挙って演奏した第5交響曲。 この曲が意味するところは未だもって様々な意見があり、集約できない。 よって演
クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #142〜アルトゥール・ロジンスキ R.コルサコフ『シェエラザード』より(1940)
7/21の「クレデンザ1926 × 78rpmの邂逅 Vol.21 ストコフスキーとトスカニーニに愛され、オーケストラに恐れられ、憎まれた男 アルトゥール・ロジンスキ」 ではおかけしないロジンスキの十八番、「シェエラザード」を💁♂️ ロシア音楽を得意としたロジンスキが当然のように録音した『シェエラザード』より第1楽章「海とシンドバッドの船」。 この曲の持つ「波」を表現するような大きな音のうねり、高まり、鎮まりを、大袈裟でもなく、かといって物足りないこともなく、オーケスト
クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #141〜イゾルデ・メンゲス ブラームス『ヴァイオリン・ソナタ第3番』~Ⅱ:Adagio(1929)
イゾルデ・メンゲス、2連投! これは8/18に回す予定はないのですが…。 8/18の「シレナ1912&クレデンザ1926 × 78 rpmの邂逅Vol.2」の主役、イゾルデ・メンゲス。 彼女が1929年2月にレコーディングしたブラームス『ヴァイオリン・ソナタ第3番』の第2楽章アダージョ。 もし「作曲家の室内楽作品の総数に対する傑作率」というメジャーがあったとしたら、長いクラシック音楽史上で、圧倒的No.1を獲得するのは間違いなくブラームスだ。 モーツァルトでもベートーヴ