「飼ってからわずか3カ月。」 と聞けばペットを飼う画像が浮かぶが糸井羊司アナは「買ってからわずか3カ月だった車」が先日の洪水で廃車になった事態をそう説明した(一昨日の『NHKニュース7』)。NHK以外の局アナも語頭にアクセントを置けない。話すスピード優先で意味は二の次だから。
NHKラジオ第1・FM『ひるのいこい』を担当する上野速人(月~金)が繰り出す妙技がある。 読み上げるお便りに書かれた鳥の鳴き声を、迫真の声真似で演じるのである。 まるで、声帯模写の達人江戸家猫八である。 生放送でその声を耳にしたリスナーの心は、彼の禿頭に迫るくらい晴れ晴れとする。
テレビ・ラジオでは、枕詞として「お隣の国・韓国では~」などと読み上げることにお気づきであろう。 しかし、台湾やロシアの前には「お隣の国」とは決して付けないのである。 そもそも島国には「お隣の国」などないはずである。 この不思議な言い回しは、いつ何を契機に使われるようになったのか?