NHK広報局

アナウンサーが、ディレクターが、記者が、エンジニアが、出演者が、脚本家が…、 仕事の舞台裏とアツい思いをつづります。顔が見えるメッセージで、NHKの新しい一面を知ってもらえたら。 利用規約は https://www.nhk.or.jp/rules/

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聴覚障害のある私が、アナウンサーをめざしたわけ

こんにちは、アナウンサーの後藤佑季です。 ことし、パリで開かれたパラリンピックについて、現地からリポートしました! アスリートナビゲーターの国枝慎吾さん(車いすテニス)と、毎日さまざまな競技会場から、その熱気や選手たちのパフォーマンスのすごさや意味などをお伝えしていました。 大会後半にはメダリストインタビューを担当し、メダルを獲得した選手たちの思いを伺いました。 また、東京パラリンピックの前から取材し、東京パラリンピックを伝えた身として、パラスポーツにおけるパリ大会の意味

    • 日本の音楽を世界へ“tiny desk concerts JAPAN” NHKスタッフの挑戦

      9月上旬、渋谷にあるNHKの放送センターで稲葉浩志さんがこんなことをおっしゃいました。  これは、NHKが制作している音楽番組「tiny desk concerts Japan」(以後、「tdcJ」で表記)の演奏の合間に語られたこと。 はじめまして、広報局でNHK広報局noteを担当している鎌野瑞穂です。 今夏まで、制作プロデューサーとして「tdcJ」企画の立ち上げ、そして藤井風さんのパイロット版制作から関わってきました。9月30日には、総合テレビ23時から「tdcJ」の

      • 土曜ドラマ「3000万」 光で描く日常の闇 ~自然に見える不自然な照明~

        みなさんおはようございます! 土曜ドラマ「3000万」の照明・ライティングディレクター(LD)を担当しました牛尾と申します。 今回は「3000万」の照明についてご紹介させていただきます。 ただ、そもそもドラマの照明って何? と思っている方が多いと思います。 でもわかり出すとめちゃくちゃ面白い! 照明で世界観がすごく変化するんですよ! 映像は自然だけど、実はその裏では照明がなんだかたくさん何かをしている。そんな照明の面白さを、「自然に見える不自然な照明」というテーマでお伝え

        • 世の中お金?それとも?正解を探し続ける!土曜ドラマ「3000万」美術の仕事術

          こんにちは! 土曜ドラマ「3000万」、楽しんでいただけていますでしょうか? この記事では、ドラマを彩る美術の裏側を美術進行のアイカワとトクエがお届けします! 皆さまに現場の雰囲気やスタッフのドラマ制作に対する情熱が少しでも伝わればと思います。 ”お金”よりも必要なのは“アイデア”! 助け合いの撮影現場!助け合って乗り越えろ! 今回の記事では美術部の仕事を中心にお伝えしますが、 もちろんドラマは美術部(デザイン・大道具・小道具・造園・扮装等)だけでは成立しません。  特に

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          「自分に何が出来るんだろう…」と絶望していた私が、VRドキュメンタリー『プロジェクトエイリアン』を作るに至ったワケ。

          はじめまして、NHKに入って14年目のディレクター・占部(うらべ)と申します。 自分で言うのもなんですが、これまでマジメに「一癖ある」番組や企画を手がけることの多い人生を送って来ました。 食品ロスの実態を伝えようと、廃棄寸前の食品だけで生活する様子を自撮りしてみたり、現代アメリカ社会の分断を描くにあたり、海外メディアに当時全く出てこなかったHIPHOPアーティストのケンドリック・ラマーにダメもと覚悟でインタビューを敢行したり…。 いま力を入れている番組がこちら、「プロジェ

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          土曜ドラマ「3000万」ができるまで~脚本開発「WDRプロジェクト」とは?~

          10月5日からスタートした土曜ドラマ「3000万」プロデューサーの中山です。 このドラマは海外ドラマの手法を取り入れたWDRプロジェクト発、 複数人の脚本家が執筆するライターズルームによって生み出されたドラマです。 私はふだん、ドラマ部ではなく、音楽番組などを制作するエンターテインメント部に所属していますが、縁あってこのプロジェクトに参加することになりました。 日本発の面白いドラマを作りたい!プロジェクトの概要を聞いたのは、2022年の年明けのこと。 発起人であるドラマ部の

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          ネットメディアから放送局に転職した私 怪しい情報の「ファクトチェック」をしていて感じる深刻な危機とは

          「能登半島地震は人工的に引き起こされた」 「クエン酸重曹水を飲むと、がんと戦う細胞ができる」 「新紙幣の発行で古い紙幣が使えなくなり預金封鎖される」 私のSNSアカウントのタイムラインは、このような明らかな嘘や根拠の無い情報、あるいは「陰謀論」や「ヘイト」しか流れない、「フィルターバブル」そのものになっています。 本当かどうかよくわからない情報の中から影響が大きそうなものを見つけて、真偽の検証、つまり「ファクトチェック」をして正確な情報を伝える。記者としてそんな仕事を続け

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          「デジボリ」のふたり

          土曜の夜9時に放送している「サタデーウオッチ9」。 番組はことしで3年目になりますが、4月に大幅リニューアルしました!   こんにちは、記者の原田季奈です。 渋谷の放送センターにある「ニュースセンター」でニュース番組を制作する仕事をしています。サタデーウオッチ9には2022年に番組が始まった時から携わっていて、今年度の番組リニューアルを担当しました。 サタデーウオッチ9はどんな番組?いまはテレビを持っていない家庭も増えてきて、スマホやタブレットで映像を見るという人も多いです

          「デジボリ」のふたり

          元営業のわたしが報道リポーターとして現場の声を伝え続けるわけ

          NHKアナウンサーの畠山衣美です。 わたしの一日は、情報収集から始まります。 各局ニュースを大急ぎで見てから、リアルタイムの報道内容をチェック。 と同時に、SNSで社会の関心事を調べます。 7月12日、いつも通りテレビをつけると、衝撃的な映像が映し出されていました。 愛媛県の松山城の城山が崩れた…と。 中心部で? もしかして、未明に線状降水帯が発生した? 住民のみなさんの安全は? すぐに気象庁のサイトで雨雲の動きを確認するも、さほど強い雨雲が停滞したわけではなさそう。

          元営業のわたしが報道リポーターとして現場の声を伝え続けるわけ

          8月6日に広島放送局の“編成”が考えていること

          今日、8月6日はみなさんにとって何の日ですか? 3年前に広島に来て以来、私にとっては1年で最も重要な日になりました。 私が暮らしている広島は、人類史上初めて原子爆弾が投下された場所です。 あの日から79年。 8月6日「広島原爆の日」、NHK広島放送局は「平和記念式典」の中継をはじめ、あの日、何があったのか、番組を通じて視聴者のみなさんと「平和」について考える機会を設けています。 私は広島出身ではありません。親族に被爆者もいません。 そんな私が、より思いのある方々を差し置い

          8月6日に広島放送局の“編成”が考えていること

          NHKスポーツアナウンサーが今伝えたい!「ブレイキン」ここに注目

          当時小学生の私は、目を丸くして「すごい!!」とテレビに向かって叫んでいた。 映っていたのは、民放の番組で放送されていたブレイクダンス。 芸人の岡村隆史さんとゴリさんが、頭でクルクル回りながらダンスバトルを繰り広げていた。 あれから20年以上が経ったいま、ブレイクダンスは「ブレイキン」という名前で新しい時代を切り開く。 パリ五輪で唯一の新競技となり、日本はメダルが期待される強豪国になっていた。 私はNHKのアナウンサーとして、ダンスを愛する一人として、実況や特集企画を制作し

          NHKスポーツアナウンサーが今伝えたい!「ブレイキン」ここに注目

          今こそ世界に伝えたい。お互いを応援する気持ち。「世界を応援しよう!」に込めた思い。

          「パリオリンピック・パラリンピック2024」が開幕。世界が熱気に包まれ、アスリートだけでなく、コーチ、家族、スタッフ、大会関係者そして観客すべての人たちの思いが、集まる瞬間がやって来ました。 その一方で世界では、戦争やテロが絶えず、難民、貧困問題も広がっています。また気候変動による自然災害も多くの人々を襲い続けています。 「世界はひとつ」と言いながら、現実には世界が大きく分断してしまっているのではないか…。 そんな世界に、今こそ広がってほしいな…と思っているコンテンツがあ

          今こそ世界に伝えたい。お互いを応援する気持ち。「世界を応援しよう!」に込めた思い。

          大河ドラマ『光る君へ』 “本物”の平安を届ける/書道指導・根本知

          彰子の入内と定子の死…。 怒涛の展開を迎えた大河ドラマ『光る君へ』第28回ですが、書道指導を担当する私がご紹介したいのは、雪が降るなか、道長が日記に取り消し線を2本入れたシーンです。 彰子の中宮御立后の日として、安倍晴明が“よき日”と占った2月25日の”廿(二十)”まで書いた後、ふと筆を止め「まだ詔はおりてはおらぬ」と書いた箇所を消します。 実はこの2本の取り消し線、時代考証の倉本一宏さんの情熱で、1000年以上前に書かれた道長の日記「御堂関白記」とまるっきり同じように、

          大河ドラマ『光る君へ』 “本物”の平安を届ける/書道指導・根本知

          「お祝いしてもいいの?」13年経って気付いた子どもの本音

          2011年3月11日。 東北の被災地で、多くの子どもたちが生まれていた。 震災の3年後、私は当時3歳になろうとする子どもたちとその家族を取材し、「あの日 生まれた命」という番組を制作した。 それから10年。再び子どもたちを訪ねると、中学1年生になっていた。 「私が生まれた日は、たくさんの人が亡くなった日だから、悲しい日なんでしょう。お祝いしてもいいの?」 成長した子どもたちの問いに、取材を始めたときに感じた葛藤がよみがえった。 記者/藤田 日向子 “新たな命”のニ

          「お祝いしてもいいの?」13年経って気付いた子どもの本音

          記者が走り回るのは取材現場だけじゃない! ニュース番組の裏側お見せします

          みなさんは「記者」という仕事にどんなイメージがありますか?災害現場で中継リポート、記者会見で質問、政治家やスポーツ選手にインタビューなど、現場を走り回っている印象を持つ方が多いのではないでしょうか? が、しかし。 NHKでは、記者という仕事に“もうひとつの顔”があるんです。「テレビ局の中」を主な仕事場とし、「おはよう日本」や「ニュース7」、「ニュースウオッチ9」などのニュース番組を作り、出し続ける記者=“制作記者”という顔です。今回は、なかなか世に知られない制作記者の仕事

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          人口の4割が“洪水リスク地域”に?1人の記者の思いから始まった「全国ハザードマップ」

          元日に能登半島で起きた大きな地震。 まさか…と思った方も多かったのではないでしょうか。 私も、人間の都合なんて関係なく、「災害は待ってくれない」ということを改めて痛感しました…。 ディレクターの大石です。 2011年に入局して以来、ニュース・ドキュメンタリー・医療や健康、科学番組などを制作してきました。今は主に、デジタルコンテンツを担当しています。 6月に入り、ことしも雨の季節がやってきました。 梅雨、台風。地震やほかの災害と同じように、水害も毎年発生し、待ってはくれませ

          人口の4割が“洪水リスク地域”に?1人の記者の思いから始まった「全国ハザードマップ」