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詩|満ちても欠けても



なにもかも思うようにいかなくて
ぼろぼろのわたしがここにいて
でもこの世界のどこかでは
だれかの優しさに救われている人がいて
いのちを温めなおして生きていたり

ぐらぐら揺れて 必死にもがいて
そこで起こった波が荒れに荒れ
その波がだれかの生きる力になって
そんな不思議が起こる世界だったり

ぐるぐる悩んで 堂々巡りをして
布団の中でぐずぐず悩み続けて
朝が来て仕方なく一歩踏み出してみたら
巡り巡ってたどり着く軌跡だったり

いのちはなんのためにあるのかなんて
空の青に聞いたって答えてはくれないから
月並みな言葉なんて ぜんぶ月に返して

なにができても、できなくても
なにかやっても、やらなくても

ただそこに在ることに価値があるんだって

ね、だからきっと、月が満ちても欠けても



満ちても欠けても / 月乃



何があっても大丈夫だった。
わたし達は何があっても大丈夫なのだ♡


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