マガジンのカバー画像

sasakitory ライフスタイル

110
sasaki + (labora)tory = sasakitory「ささき研究室」マガジンでは、研究にも趣味にも分類しづらいライフスタイル全体に関わる内容を発信します。
運営しているクリエイター

#海外留学

#146 誕生日によせて in Paris 🇫🇷 〜エッフェル塔が見える部屋で〜

#146 誕生日によせて in Paris 🇫🇷 〜エッフェル塔が見える部屋で〜

今日、51歳の誕生日を迎えました。ドイツとオランダでは、自分の誕生日には自分でケーキを用意して、それを仲間や同僚に配って回る文化があります。先日大学でも、「今日誕生日の〇〇さんから、ケーキが届きました! みなさん事務室前から取って、〇〇さんをお祝いしましょう🎊」というメールが回ってきました。
 その伝統に則って、今日は自分の誕生日に寄せた記事を書こうと思います。ヘッダ写真は、以前日本で妻がお祝い

もっとみる
#142 留学生よ、 眠り姫になるな!

#142 留学生よ、 眠り姫になるな!

今日から3回シリーズで、関連した内容の連作エッセイを書きたいと思います。3本目が終わったら、ちょっと企んでいることがあるので、これまで書いてきたような内容のエッセイはしばらくお休みして、少し毛色の異なるシリーズを書きます。それでは3本シリーズの初回は、「留学生よ、眠り姫になるな!」です。note の街には留学中の学生や、留学を終えて仕事を始める方がたくさんいますね。そんなみなさんへのメッセージにし

もっとみる
#138 ヘンな建物、 たくさんあります!

#138 ヘンな建物、 たくさんあります!

友人に、建築を志している人がいます。出かけた時には、「気に入った建物」の写真を見せてもらいながら、どこがどう気に入ったのかを聞かせてもらいます。人間にとって建物は、生活したり仕事したりする場所なので、日々の幸福感にも影響のある存在だと思います。

今日はヨーロッパに来てドイツとオランダで見つけた、「ヘンな建物」を紹介したいと思います。もちろん、「ヘンな」というのは尊敬を込めた表現で、最高の友人を「

もっとみる
#136 TU/e アイントホーフェン工科大学

#136 TU/e アイントホーフェン工科大学

オランダ、アイントホーフェン工科大学での勤務が始まりました。今日は、大学と学生文化を少し紹介したいと思います。アイントホーフェン工科大学はオランダ語で Technische Universiteit Eindhoven なので、TU/e が愛称です。

オランダの大学制度

オランダには日本でいう「大学」に相当する教育機関(大学院まで備える研究大学)はたった14校しかありません。オランダの人口は約

もっとみる
#135 サッカー選手に、 なった気分⚽️

#135 サッカー選手に、 なった気分⚽️

5月1日になりました!これまで「新プロジェクト」と呼んでいた今日からの仕事について、お話ししたいと思います。以前はドイツ・ダルムシュタット工科大学の研究員でしたが、実は同じ大学の別の研究室に移ったわけではなく、ドイツ国内の他の大学に移ったわけでもなく、オランダの大学に移ってきました✨
(ヘッダ写真:自宅最寄りのアイントホーフェン中央駅)

トオルの研究テーマなら、オランダだよ

昨年末に教授と面談

もっとみる
#133 君がいたから〜自慢しきれない家族と友人

#133 君がいたから〜自慢しきれない家族と友人

明後日の5月1日にいよいよ新しい研究プロジェクトに加わります。昨年12月半ばから今年3月半ばまで、約3ヶ月にわたる僕の新たな挑戦を支えてくれた人たちは6人いて、前回と前々回でそのうち2人が登場しました。今日はその全員、「自慢しきれない家族と友人」を改めて紹介したいと思います。

必要なヘルプは一つではない

難しいことを達成したり乗り越えたりしようとする時には、異なる性質のヘルプが必要になると思い

もっとみる
#131 カツサンドに誓った昼✨

#131 カツサンドに誓った昼✨

変なタイトルですね〜でもこのタイトルで記事を書きます!と約束したタイトルなのです。普通、何か素敵な誓いを立てるのは夜か早朝な気がするのですが、その時は昼でした。今日はそんな、カツサンドを食べながら決心をした日の話です。

出来すぎた話

5月から新しい研究プロジェクトに所属することになりました。僕のいるドイツの大学の研究室では多くの場合、半年〜2年毎に自分がやっている研究の予算元が変わります。ドイ

もっとみる
#115 「教師とは、何かを教える人のこと」:僕が教わった英語の先生(その4)

#115 「教師とは、何かを教える人のこと」:僕が教わった英語の先生(その4)

大学院修士課程に在籍中、筑波大学との交換留学生として、一年間オーストラリア、ニューサウスウェールズ州のウロンゴン大学(University of Wollongong)へ留学しました。それまでは英語が得意だとは言っても日本国内で使っていただけだったわけで、留学を経てはじめて実体験を経た英語力になったように思います。
 日本国内では「ウーロンゴン」の記述の方が多いですが、ここでは実際の発音にならって

もっとみる
#103 一時帰国が、夢だった

#103 一時帰国が、夢だった

早いもので8月の渡独から4ヶ月半が経ち、一時帰国で日本に帰ってきました。「一時帰国」なので、年末年始休暇が明ければまたドイツへ戻るわけですが、ふと25年前、オーストラリア留学を終えて本帰国した時のことを思い出しました。

帰りたくなかった、オーストラリア留学

友人や教えていた生徒の話を聞いていると、留学の成否は帰りのフライトでよく分かるように思います。留学からの帰りのフライトで、「まだ帰りたくな

もっとみる
【号外#4】 マイナビ × note コンテスト 「あの選択をしたから」 受賞によせて

【号外#4】 マイナビ × note コンテスト 「あの選択をしたから」 受賞によせて

本日、今年夏に行われた、マイナビ × note コンテスト「あの選択をしたから」の結果発表があった。グランプリから入賞まで合計十作品が受賞したが、応募総数は 7,482作品もあったそうだ。そんなにたくさんの作品の中から選んでいただいて、本当に幸せだ。今日は受賞によせて、コンテストに応募した作品の「続編」を書いてみたい。

受賞作紹介

少し本音を

コンテスト「あの選択をしたから」には、自分の最初

もっとみる
#82 ワクワク人生のための、学修歴プラン

#82 ワクワク人生のための、学修歴プラン

毎日流れてくるネットニュースを見ていると、「中学受験はさせた方がいいか」「将来稼げる大学」「これからは社会人大学院の時代」といった学歴をあおる論調がある一方、「大学なんか行っても意味はない」「中卒でもキャリアを築ける方法」「ワーホリで人生リセット」など違った論調もある。今日は、僕の「オススメ学歴プラン」の話をしてみたい。(写真は立教大学第一食堂)

「学歴」は何の略?

まず、「学歴」という言葉に

もっとみる
#38 ダルムシュタットの役所と教会を『ブラタモリ』

#38 ダルムシュタットの役所と教会を『ブラタモリ』

先日、現在住んでいるドイツ、ヘッセン州ダルムシュタットの市役所で住民登録をしてきました。日本でいう「転入届」ですね。今日はそんなダルムシュタットの役所と教会を『ブラタモリ』します😎

閉まっているけど大丈夫⁈

ドイツの役所では、手続きのために事前に予約を取る必要がある場合が多いです。先日住民登録をした時は、大学の留学生センターが代わりに予約を取っておいてくれたので、指定された日時に市役所へ行く

もっとみる
#36 「脇目もふらず」なんてみっともない

#36 「脇目もふらず」なんてみっともない

亥年だった1995年に、友人から届いた一通の年賀状の文面をはっきりと覚えています。「イノシシみたいに脇目もふらず突っ走るなんてみっともない」。目的に向かってまっすぐ突き進むイノシシのようには生きたくないという彼の人生哲学でした。28年も前の一通の年賀状の文面を覚えているとは、よほどのことです。

村上春樹マインド

この年賀状は大学4年生の時にもらったもので、差出人は高校生時代、兵庫県立神戸高校の

もっとみる
#30 そこのアイロンに告ぐ! (号外#1)

#30 そこのアイロンに告ぐ! (号外#1)

という常ならぬ歌詞で始まる曲をご存知でしょうか?1986年の矢野顕子さんのアルバム『峠のわが家』に収録されている、『そこのアイロンに告ぐ』という「究極の家事ソング」です。2009年の東京Jazz でジャズピアノの上原ひろみさんと「夢の共演」をなさった動画があるので、ぜひ記事を読みながらお聴きください。ポップスの枠を完全に抜けた「血湧き肉躍る」名演です。

一番家事らしい家事?

家事にも「まあまあ

もっとみる