だれもが学校での 優等生になれるとは限らない。 しかし、 だれもが人間としての 優等生になることはできる。 まずは、 「ごめんね」と「ありがとう」を 言えるようになろう。 心がともなってなくてもいい。 演技でもいい。 まずは形から入ることで、 心がともなうこともある。
頑張れるときは、頑張れる行動をすればいい。 頑張れないときは、頑張れないときなりの行動をすればいい。 しかし、頑張れないときに頑張れたときと同じ行動をしようとすると、できない自分を責めることになる。 人には必ず調子の波がある。 その時々の状態に合わせて行動できればいい。
人間の行動の動機は、突き詰めていくと愛か怖れのどちらかしかない。 そのことを知ると、自分の行動の背後にあるものを理解できるようになる。 人から評価されたいという行動は人とのつながりを失うことへの怖れからくる。 では、愛ある行動とはどんな行動なのか? 真剣に考えたら面白い。
人と比べて落ち込むひとがいる。 この社会にいる以上、 人と比べないことは不可能だ。 問題は、比べる軸が「人(相手)だけ」ということ。 そんなときは比べる軸をもう一つ増やす。 「過去の自分」と比べる軸を作る。 比べる軸が2つになると、違う視点で自分自身を見ることができる。