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あの子ばかりエコ贔屓しないで。私を見てよ【第3話】【最終話】
【各話リンク】
第1話
第2話
第3話男女8人シェアハウス物語
1ヶ月にも及ぶシェアハウス生活が終了し、私たちは偽りの日常から、ふたたび現実へと引き戻された。
大人数で暮らしていたあの頃より、1人の今は周りの目も気にせずに済む。女性たちの嫌味を耳にしたり、ネットリとした視線を目にすることもなく、随分と気楽だ。
番組収録前は、独り身の自分を、ずっと寂しいと思っていた。いざ集団生活を送っ
あの子ばかりエコ贔屓しないで。私を見てよ【第2話】【全3話】
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第1話
第3話
第二話
台本
「つくちゃん。今回の収録も凄く良かったよ。今日のリアクションって、つくちゃんのアドリブなの?」
高田君は、収録が終わると目を丸くしてこう告げた。
私の名前は 筑紫のため、番組のメンバーからは「つくちゃん」と呼ばれている。もちろん、そう呼ぶのは「三谷キララ」以外のメンバーのみにはなるが。キララだけは、平気な顔で人の名前を呼び捨てする。つくづ
あの子ばかりエコ贔屓しないで。私を見てよ【第1話】【全3話】
※こちらの作品は、10年前にカクヨムで投稿したものをブラッシュアップしました。
ストーリーは、「47歳、独身ですが何か問題でも?」に登場する三谷年也の娘、三谷キララが登場するスピンオフストーリーです。
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第2話
第3話
↓本編はこちらから
第一話
大女優の子に生まれて
大きな口に、真紅のルージュをぐいっと引くママの顔、色っぽくて好きだった。
テレビのスイッチをつけ
【3歳加配+療育あり育児&フリーライター】仕事のスケジュールどうなってるの?ぶっちゃけて答えます
おはようございます。フリーライターのみくまゆたんです。X(旧Twitter)にてライターの小澤さんより以下のような質問を受けました。
小澤さんは、キャリアの長いフリーライターの方です。小澤さんのnoteはこちらです。仕事や出産・育児について赤裸々に書かれたものもあり、勉強になります。(※ちゃっかり宣伝)
今回は、小澤さんの質問に回答していきます。
スケジュールどうなっているの?
スケジュー
子どもの障害はスムーズに受け止められた?療育&加配受けて良かったことなど紹介
こんにちは。私は、加配&療育通いの子をもつフリーライターです。
先日、同じように加配のお子さんをもつママさんからnoteにコメントを頂いており、「もしかしたら、同じような思いをもつお母さんがいるかも?」と思ったので、ざっくり療育や子どもの障害あれこれについて紹介してみようと思いました。
デリケートなネタですが、あえてサクッと誰でも読めるように書きたい。
理由は、こういう制度があるよと知っても
【行ってきた】リニューアルオープンした中日ビルに行ってきた!ガチ感想紹介
先日、家族で名古屋の中日ビルに行ってきました。中日ビルは、名古屋市栄にある複合商業施設のこと。
中日ビルは、1966年にオープンして以降、名古屋市中心部のランドマークとして親しまれてきました。
ビル老朽化に伴い、大規模な建て替え工事が行われ、2023年7月に新たなビルとして完成。今では新店舗が続々入店しており、賑わっている状況です。
今回の記事では、実際に足を運んだ混雑状況、おすすめのお店、
選ばれる作品は、ここが違う。メフィスト賞2024年上期座談会の記事が面白い
先日、X(旧Twitter)を眺めていたら、面白い記事を見かけました。
その記事は、好きな物語に出会えるサイト「tree 」に紹介されていたメフィスト賞2024年上期座談会という記事です。
そもそも、メフィスト賞ってなんだろう。名前は聞いたことあるけど、実のところ詳しくはわからない。
早速ググってみると……。
ほぉぉぉ!辻村深月さんといえば、かがみの孤城じゃないですか。これは凄そ
産後のライター復帰、どうすればいい?41歳で産後ライター業を復帰した方法をガチで紹介
こんばんは。ライター業をしている、みくまゆたんと申します。筆者は40歳で妊娠、41歳で第一子を出産しました。今は、出産を経てライターとして活動しています。
本日、過去にSNSでやり取りをしていた方より、一通のご相談が届きました。(内容は、ご本人さまを守るために少し変えてますが、大体こんな感じの内容です)
産前のつわり、大変ですよね。実は私も、一時期は酷すぎて寝込んでいました。あの時も仕事して
何者でもない私が、ライターとして働き続けられた理由ってなんだろう。振り返ってみた
本日、ライター界隈ではレジェンドとして崇められているまむしさんのニュースレターが届いた。
まむしさんは、メガベンチャーにてWEB編集者として活躍されている方である。
まむしさんとは過去にスペースで少しお話ししたくらいの関係なので、本当のことはわからない。けれど、SNS、ブログや文章を見る限り、どれも押し付け感がなく、お仕事を楽しんでいる印象がある。
だからなのか。不思議と、すっと言葉
あの子が学校を辞めた。だから、告白しようと思ったんだ
切れ長の瞳が美しい彼は、ある日突然高校を退学した。彼とは、私が片思いしていた男の子だ。
彼は、属に言う「やんちゃグループ」の1人だった。背が高く筋肉質で、他の高校生よりも一回り大きい彼は、女子にモテモテだった。
あの頃の男子は、背が大きいというだけでもモテ要素に繋がっていた気がするけれど。彼に関しては、人を惹きつけるオーラも備わっていたように思う。
そんな彼は、学年でも人気の可愛い子
人目を気にしてCLAMPが好きと言えなかった、あの頃の自分へ。好きなものは、正直に好きと言っていい
あなたは、東京がきらいですか?
どこか衝撃的なフレーズから始まる漫画を、みなさんはご存知だろうか。その作品は、女性4人グループの漫画家集団「CLAMP」の初期代表作である「東京BABYLON」である。
実は私自身、CLAMPが4人組グループというのも、つい最近知った。勝手な憶測で申し訳ないが、西川貴教さんがTMレボリューションと名乗ってる感じで、作家のペンネームと思っていた。まさか、ユニッ
そして鳥たちは、飛び方を忘れてしまった。【第3話】【最終話】
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第1話
第2話
【親友:峰岸有紗編】
散乱した紙の束たちを、血眼になって凝視する。この前、文字おこしした資料がどこかにいってしまった。あの資料がないと、インタビューの記事が完成しない。どうしよう。有紗の表情が、たちまち青ざめる。
そうだ。あの時録音した音声、まだ残っていないかしら。有紗はカバンの中に手を突っ込み、ぐるぐると引っ掻き回す。くしゃくしゃのハンカチ、財布、ポーチ
そして鳥たちは、飛び方を忘れてしまった。【第2話】【全3話】
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第1話
第3話
第2話 交渉
「お父さん、携帯貸して。Instagramのアカウントから、私が返信するから」
「いい。そんなこと、しなくてもいいから。詐欺じゃないかもしれないし」
父の口が、への字に曲がる。携帯を渡すのを、どうやら躊躇っている様子だ。もしかすると、まだ自分が詐欺に遭っているのだと、信じたくないのかもしれない。
「あのね、お父さん。最初から大金をせびる
そして鳥たちは、飛び方を忘れてしまった。【第1話】【全3話】
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第一話【娘: 佐藤佑子】 けたたましい母の金切り声が、あたり一面に響く。重たい瞼をこすりつけ、ゆっくりと佑子は腰を上げる。窓の隙間から、閃光が差し込んで、目がジンジンと痛い。
時計を見ると、AM6:00。出勤にはまだ早いし。それにこの時間だと、母はまだ起きていないはず。この騒ぎは、何事だろうか。まぁ、ヒステリックな母のことだ。どうせまた、父が