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ただただまた読みたい、読ませていただきます。よいものをありがとうございます
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切り餅が余っているなら大福を作ればいいじゃない

切り餅が余っているなら大福を作ればいいじゃない

お雑煮を作るためだけに切り餅を買ったけれど、元旦に人数分使っただけで、たくさん余りまくっている。毎年恒例のことである。

食べて減らさなきゃなーと思いつつも、あまり餅を焼いて食べる習慣がないので全然減らない。トースターの横の、雑多な空間に放置され続けている。

しかし餅というのはアレだね。
雑に置いてあってもあの紅白なパッケージのせいか、めでたいオーラを微量に放出してきて目立つんだよな。毎日チラッ

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毎日違う空、毎日特別な朝

毎日違う空、毎日特別な朝

最近の朝、私が楽しみにしているのが空の撮影です。忙しい毎日だけど、ほんの少し立ち止まるこの時間が、心を整えてくれます。

だいたい朝の6時15分ごろ。スマホを手に西の空に向けてシャッターを押します。この瞬間、どんな空が広がっているのか、毎日ワクワクしながら外に出る自分がいます。今週もこんな素敵な空に出会いました。

月曜日「お!西の空にまだお月様が残っているじゃあないか。」
薄暗い冬の朝に月が一緒

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教員25年で支えとなった上司の一言『会議は勝負の場』

教員25年で支えとなった上司の一言『会議は勝負の場』

25年も働いていると、いろんな人に出会います。
先輩、同僚、後輩、関係機関の方々。
振り返ると、仕事を通じたご縁って本当に多いなと感じます。

教員という仕事に就き、子どもたちと関わる中で、「伴走者」でありたいとずっと思ってきました。
最近では、若手の先生たちの育成にも携わるようになりました。
少しでも役に立てていたら、それだけで嬉しいです。

でも、人と関わる仕事だからこそ、合う人もいれば合わな

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正月病

正月病

早いもので年が明けて12日。

鏡開きも過ぎました。

正月明け。

何となく気忙しく感じます。

そして、何となくやる気が出ません。

ちょっとした憂鬱も感じます。

祭りの後の静けさ•••みたいな。

年末年始という非日常から、年が明けてまた日常に戻る、そんな時期だからでしょうか。

日常の生活リズムが崩れるのは簡単です。

しかも何の苦痛もなく崩れます。

ただ、元のリズムに戻すのは、時間が

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押入れ本棚にある、どこでもドア

押入れ本棚にある、どこでもドア

手放したものの、やっぱり手元に置いておきたくて再購入。

特にこの号は、どなたの記事で、どんな内容だとかも、わりと鮮明に記憶しているのです。

ページをめくれば、いろんな暮らしにアクセスできる、どこでもドアな1冊。

今日ここに書いたのは、パリに住む松長絵菜さんのインスタが目に留まったから。

一番ダサい自分を見せたら恋をした。

一番ダサい自分を見せたら恋をした。

あの日、おしゃれな若者で賑わう中目黒の街をダサい格好で駆け走った。 

メイク落としに使う100均の黒ヘアバンドで前髪を上げて、高い位置でのお団子ヘア、アイラインが滲んで黒くなった涙袋、夏フェスで購入したMONSTER bashとデカデカと書かれているライブTシャツ、足元はビーチサンダル。

ロングスカートの裾を何度も踏んでしまいそうになりながら走った。

到着する頃には、淡い色をしたスカートの裾

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マサラチャイのすゝめ

マサラチャイのすゝめ

手足がキンと冷える寒い日や、なんだか疲れて頭が回らない日は、スパイスを効かせたしっかり甘いチャイが飲みたくなる。

好みの問題だとは思うが、私が思うに、チャイはスパイスと砂糖どちらをケチっても美味しくない。ちゃんとスパイシーで、ちゃんと甘いチャイこそ正義である。そうでないチャイはチャイではなく、チャウと呼びたい。異論は大いに認める。

その日、私は疲れていた。
キッチンには朝食を食べたあとの食器が

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淡々と記録、大事に記憶。今年から来年へ。

淡々と記録、大事に記憶。今年から来年へ。

いよいよ2024年も最終月になってしまいましたね。
11月から年明けまでは毎年早く感じます。来年の準備も少しずつ進めていきたいところです。

私は、毎年数冊の手帳やノートを使って「書く時間」を楽しんでいます。
デジタル化によりなんでも手軽にできる時代ですが、ペンを動かしていると自分だけの時間を過ごせている感覚があります。物事が落ち着いて考えられたり、見えなかった気持ちに気がついたりと大事な自分時間

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【『百人一首』と人生と】別れの日は、いつか必ず、来るんだね(蝉丸)

【『百人一首』と人生と】別れの日は、いつか必ず、来るんだね(蝉丸)

【意訳】
 これがあの、有名な「逢坂(おうさか)の関(せき)」ですよ。
 旅に出る人が、見送りに来た人と別れる所。
 旅から戻った人が、迎えに来た人と再会する所。
 顔見知りの人、知らない人、非常に多くの人が出会ったり、別れたりする所。それが、逢坂の関。
 人生にも、いろんな出会いと別れがありますね。

【解説】
「逢坂の関」は、山城国(やましろのくに・現在の京都府)と近江国(おうみのくに・現在の

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ヘルシンキ🇫🇮の無印良品で

ヘルシンキ🇫🇮の無印良品で

11月23日、ヘルシンキ中央街にお買い物に行ったときの話。
この日は夕方からクリスマスパレードがありました。
とても美しくて素敵だったのですが、その様子は次の機会に。

MUJIへお買い物私はダンナとランチもかねてお買い物へ。
Kamppi(カンピ地区)のショッピングセンターには無印良品(MUJI)があり、フィンランド人にも人気。
日本食が食べられるレストランもあります。

売っているものは日本と

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軛

大河ドラマ「光る君へ」は毎回印象深い場面がある。
45回「はばたき」では、海辺を駆けるまひろのシーンがとても良かった。
私にとっては、全話の中でも屈指。

まひろが旅に出ることにしたのは、源氏を書き終えたことや、賢子が独り立ちしたことや、彰子が立派な国母になったことや、いろいろなことがキリよく片付いたタイミングが重なったからではあるのだが、自分を取り巻く軛から逃れたい、それはいま、と思ったのではな

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人とぶつかったり、嫌われたりしない方法がありますよ。(『徒然草』第130段)

人とぶつかったり、嫌われたりしない方法がありますよ。(『徒然草』第130段)

 なぜ、人とぶつかるのでしょうか。悪気もなく言ったことで、嫌われたり、うらまれたりすることもあります。その原因と予防策が『徒然草』に書かれています。第130段を意訳しましょう。

(意訳)
 人と争わないようにするのが大切です。そのためには、自分を、ぐっと抑える必要があります。自分のことは後回しにして、なるべく相手を立てるようにするのが無難です。
 どんな遊びでも、勝負事を好む人の目的は、勝つこと

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【noteの書き方】さて、何を書こうか? を心ゆくまで楽しもう。

【noteの書き方】さて、何を書こうか? を心ゆくまで楽しもう。

こんにちは。
天豆 てんまめです。

この記事は【noteの書き方】連載の第1弾になりますが【noteの書き方】シリーズは全10記事で様々な切り口でお届けしていますので、是非興味があるテーマからお読みください♪ 

【noteの書き方】シリーズの紹介

この連載はnoteを長期的に楽しみながら書き続けるコツや考え方を私の4年半の習慣を元に書いています。

今までの連載を続けて読んで頂くとnoteを

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わたし

わたし

娘がまだウチにいたとき、私は自分のことを「お母さん」と言うことが多かった。
息子は私のことを「母ちゃん」と呼ぶので、それに合わせて「母ちゃん」と言うこともあったけど、基本的に「お母さんは」と言っていた。
家族の中心は子どもだった。
それが夫婦の家庭もあるだろうし、全員が中心にいる、とうこともある。
自分の意識としては、子どもが巣立つまでは子どもが中心であるべき、と思っていた。
だから呼び方も子ども

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