天正18年(1590)9月14日は信長、秀吉に仕えた絵師・狩野永徳が48歳で死去した日。安土城、大坂城、聚楽第などの障壁画を制作するなど権力者に密着することで狩野派の画壇における地位を確立した。信長が上杉謙信に送った「上杉本洛中洛外図屏風」は俯瞰的に京の市街と郊外が描かれている。