マダムK 、80代。何がオモロい

東京生まれ、名古屋育ち。商社の社内報作成経験8年を経て、コピーライター歴30年余。今は、仕事は娘に任せ、映画•演劇•スポーツ鑑賞三昧の日々。酒を飲みながらの酔狂句会も30年以上。現代思想に大いなる興味を持つ。甘いものは苦手。日々の出来事、思ったことなどを発信していきたい。

マダムK 、80代。何がオモロい

東京生まれ、名古屋育ち。商社の社内報作成経験8年を経て、コピーライター歴30年余。今は、仕事は娘に任せ、映画•演劇•スポーツ鑑賞三昧の日々。酒を飲みながらの酔狂句会も30年以上。現代思想に大いなる興味を持つ。甘いものは苦手。日々の出来事、思ったことなどを発信していきたい。

最近の記事

・香り師と嗅ぐ金木犀枯れしまま  姫

8日間中5日間の日替わりイベント。うちグループ旅行1泊2日の過密スケジュール。 流石に疲れた。 久々に会った若い友人は、いつもと様子が違うと心配してくれた。 食欲減退、歩くのがしんどい。 何しろ連日一万歩超えだったのだ。 翌日から、全ての約束をキャンセルして、 のんびり過ごしている。 今の所、股関節痛も何とか治まり、おうち生活を目一杯楽しんでいる。 さて、2週間前の最後のイベント。 恒例年3回の桑山美術館の企画展へ。 香りの学者と同館のオーナーと3人で、近くの、絶品

    • ・金銀の湯ざわり確かむ冬隣   姫

      関西の旅その1 我が愛しの近所のじじばば15名で、1泊旅行をした。 ツアーに便乗して神戸港、有馬温泉、姫路城を周るのだ。 友人と私は、初めての参加だが、皆さんは年2回楽しんでいる。 リーダーが大らかなので、初めてとは思えないほどリラックスできた。 2人とも、前日あまり寝ていないのに、とにかく喋りまくり。どんだけ話があるのか…。 深夜も翌日も。 彼女は声が枯れてしまった。 さて、昼食は神戸市内の街中華、万寿殿で。 設えは螺鈿の掛け物や金の屏風など贅沢だが、料理の素材

      • ・白鷺城うっすら黄ばみ秋果つる  姫

        関西の旅 その2 有馬温泉に掘り出し物あり。 宿泊した宿には、泊り客専用の大浴場がある。 ここの金の湯と銀の湯は数少ない源泉だ。 朝湯で使用したが、温度も熱めで、色の区別もくっきり。肌触りもトロッ、ツルツルと異なる。 まさにいい湯だな〜。 朝食のビュッフェも充実している。 7:30〜9:30まで、しっかり頂いた。 姫路城に向かう。 以前、訪れた時は、白壁を塗り替えたばかりだった。 眩しいほど真っ白。 それには違和感があったが、今回は少々黄ばんでいて、目に馴染む。

        • ・ゆく秋や滅びし会社のOB会   姫

          「戦後最大の経済事件」と騒がれ、今も度々報じられる「イトマン事件」。 私の退社20年後に起きた1980〜90年代の出来事だが、今世紀になって、昔を懐かしむ元社員たちが、OB会を結成した。 何しろ122年の歴史を誇る総合商社である。 このまま全てがなくなるのは悔しい。 大阪本社100名、東京支店75名、名古屋支店20名規模で、それぞれ別に年1回のOB会を開いている。 今回は東京、神奈川、京都からも駆けつけてくれた。 70代から90代まで。 平均年齢80歳。 まだまだ現役も

          ・隅櫓に眺望階や薄紅葉   姫

          絶好の秋日和。 名古屋城の西南隅櫓へ。 年数回の公開日を待っていたのだ。 隅櫓は城郭の隅を守る防御施設だ。 場内には11基あったが、現存するのは3基のみ。 急石段を上り詰めると、重文の隅櫓だ。 薄暗い櫓内は躓きやすい構造。 柱などに触らないように、そろそろ移動する。 柱の傷跡に江戸の匂いがする。 どんないわくがあるのか? 階段は緩やかで、難なく3階まで登れた。 2階には防御のための窓格子があるが、3階は格子がなく、眺望が楽しめる。 ツインタワービルなどが遠望でき、江

          ・隅櫓に眺望階や薄紅葉   姫

          ・九十分で新刊二冊秋のカフェ  姫

          ミシュラン系のリーズナブル寿司の後のコーヒーは、前回目をつけておいた、30000冊を誇るブックカフェ「文喫 栄」へ。 入場は有料で、90分750円、延長30分毎に250円。 ドリンクフリーのコーヒー、紅茶、ハーブティーはそれぞれ2社。いずれもブランド品で、丁寧に淹れたものが出される。 嬉しいことにレモネードもある。 11:00までは、モーニングサービスも。 さらに追加料金を払えば、ランチも可能だ。 さて、全162席。 静かで落ち着いた書斎風空間、食事や会話を楽しめる喫茶

          ・九十分で新刊二冊秋のカフェ  姫

          秋うららネット句友と初オフ会   姫

          ひょんなことから、ネット句友が近くに住んでいることを知った。 それなら会おうよ、とめでたくオフ会を開くことになった。 とはいえ2人だけだ。 いつものフレンチの後、平山郁夫展を観て…。 と、企画したが、老舗が業態変更のため、閉店したらしい。 この店は人気が高く、12月にも仲間で集う予定だった。 水曜日は飲食店の休みが多く、予約が難航したが、美術館に比較的近い場所にビストロ「アンジュ」を見つけた。 さて、初お目見えの我々。 zoom句会でたまに会うが、直対面はまさに初。

          秋うららネット句友と初オフ会   姫

          ・ミシュランとうわさの町寿司十三夜  姫

          街中の1等地で、気に入った店を見つけた。 この4月に開店した、栄にある中日ビルのテナント だ。 いつも夫の通院のついでに、外食することにしている。 前回、このビルに来た時は、眺めただけだ。 さて、立ち喰い寿司店は満席だが、入れても立ち続けるのはちょっとしんどい。 3階にネーミングが素敵な、江戸前寿司店を見つけた。 「すし宗達  東京」。 俵屋宗達は、国宝「風神雷神」で有名な、江戸時代の絵師である。 何と嬉しいことか。 高貴な芸術の香りと粋な風情とのコラボ…。 躊躇わ

          ・ミシュランとうわさの町寿司十三夜  姫

          ・今生の宴かも知れぬ今年酒   姫

          連日宴続きだ。 今回は私主催のミニクラス会。 14年前に卒業した、名古屋市高年大学の旧友6人と夫の7人だ。 私の友は夫の友。夫の友は私の友。 長年、そういう付き合いをしてきた。 今日のメンバーも全員夫と面識がある。 名古屋マリオットアソシアホテル、中国料理「梨杏」。 交通至便、美味、個室でゆっくり、というリクエストに応えて、初めての店を選んだ。 グルメの知人が絶賛する良店。 みんな初めての店だ。 心配は要らなかった。 和テイストの中華。 素材、味、盛り付け、オリジナ

          ・今生の宴かも知れぬ今年酒   姫

          ・出陳の七宝煌めく文化祭  姫

          手が器用じゃないので、出陳は控えていた。 その私が2年連続で参加するとは。 近所のじじばばの会から、手漉き和紙やら、陶芸やら、七宝焼やら、ちぎり絵やら、手仕事の誘いがある。 バスで出かけて、作品を体験することが多いが、教室開催もある。 ちぎり絵の時は、申し込んだことをすっかり忘れていて、当日幹事から電話があった。 まさかの出来事だったが、手仕事苦手意識は払拭されていたようだ。 さて近所の生涯学習センターまつり。 我々の会は1室を占領して、それぞれ自慢の作品を展示する。

          ・出陳の七宝煌めく文化祭  姫

          ・拮抗す映画談義や長き夜   姫 

          9人で7時間。 せいぜい3時間の私は、アフターの食事会のみ参加する。 映画仲間からのお誘いだ。 長年、楽しんできた映画の合評会。 仲間は皆カラオケ好きだ。 それにしても、こんなに長時間飽きないとは。 19:00、名駅の四川菜館に到着。8名。 雰囲気からして中国だ。 メニューも中国語が目立つ。 味も日本人に媚びない。 出てくるスピードに驚く。 これぞ四川! 中国料理では四川がいちばん好きだ。 しかし、普段は日本人シェフの中国料理が多いので、本場に近い味は馴染まなくなった

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          ・デフォルメの十二神将秋の光  姫

          円空仏講座の友が円空学会に誘ってくれた。 学会に参加するのは、三重大学で友が主催した女性学会以来だ。 円空仏講座に参加して10年余。師の穏やかな笑顔が、円空の微笑仏に似ており、濃密な内容とともに、毎月楽しみに参加している。 座学以外にも、近場の神社仏閣を訪ねたり、円空展や木喰展に遠征したり、日帰りや1泊旅行もある。 従いていくだけで、大した勉強もしていないが、全く思いがけないところで、円空仏に会うとうれしくなる。 つい最近では、日光の輪王寺がそうだ。 碧南の美術展でも、

          ・デフォルメの十二神将秋の光  姫

          ・オペラ座で團十郎の秋巡業   姫

          相性が悪いようだ。 御園座での海老蔵襲名披露公演チケットが買えず。 以来、彼がメインとなる芝居とは縁遠かった。 昨年、御園座での冠公演のチケットを入手。 千秋楽だったが、何だか精気がなく、お疲れの様子だった。 声にハリがない。 見た目が華やかだけにがっかりした。 もう行くもんか、と思いつつも、ひょんなことから、地方巡業のチケットをゲットした。 オペラを観る時に行く愛知県芸術劇場大ホール。1日限りの芝居だ。 演目は少なく、花道はない。 團十郎は出ないが、冒頭のめでたい

          ・オペラ座で團十郎の秋巡業   姫

          ・秋の光波紋も魅せる深海魚  姫

          私が日本一、と常々自慢している名古屋港水族館。 展示もさることながら、動物たちのパフォーマンスの多種多様さが凄い。 酒呑み句会の吟行で、涼しげな館内を目指すが、アプローチを歩くだけで、フラフラするほどの猛暑だ。 孫の就学前に行ったきり。 胸を躍らせながら、大水槽へ。 初めて観た時は、圧倒された。 今も飽きない迫力に、日本一の健在を確信する。 元祖イワシのトルネード。 その美しさに息を呑む。 ここではありとあらゆる海の魚が共生して、平和に暮らしている。 人間より遥かに利

          ・秋の光波紋も魅せる深海魚  姫

          ・今生のドーム観戦長き夜    姫

          今夜でプロ野球生観戦は多分、最後になる。 長年、長女のボーフレンドから、名古屋ドーム・プロ野球中日戦の招待を受けていたが、 来年からなくなるらしい。 シーズンシートの空きなので、巨人や阪神戦は無理だ。 ヤクルト戦が多い。 このチームは、WBCの選手を多く輩出しているので、馴染みがある。 とくに村上が好きだ。 不調でも、出続けている。 存在感が抜群だ。 スターの貫禄。 オーラが出ている。 中日と最下位争いをしているが、入りは悪くない。 円空講座の後、夫と待ち合わせて、

          ・今生のドーム観戦長き夜    姫

          ・寺と薔薇日本一多い愛知県 姫

          近所のじじばば36名と、盛り沢山な、年一度の日帰り旅をした。 甚目寺観音〜七宝焼体験〜関宿〜能褒野(のぼの)神社。 まずは甚目寺観音へ。 尾張四観音の一つで、節分行事が有名だ。 日本に仏教が伝来した538年の60年後に、 創建された、愛知最古の寺院である。 南大門や三重の塔、東門、不動明王像などの重要文化財を有する。 威厳はあるが、どこか親しみやすい、明るい雰囲気がいい。 終戦後、この寺に1年ほど住んでいた。 財閥解体で、東京から名古屋勤務となった父らのための、借り上げ

          ・寺と薔薇日本一多い愛知県 姫