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東本願寺大寝殿の竹内栖鳳特別公開激写‼

 1月末の雪が降った日の翌日、京都東本願寺の大寝殿・白書院の特別公開を見てきました。お目当ては、竹内栖鳳が描いた大寝殿の広間奥の障壁画です。広間の奥に描かれた竹内栖鳳による障壁画です。1939(昭和9)年の制作で、三つの画面で構成されており、向かって右(北側)から「風竹野雀」、「歓喜」、「古柳眠鷺」。竹内栖鳳は、昨年没後80年を記念して東京の山種美術館でも重要文化財の「斑猫」を目玉に回顧展が開かれておりました。重要文化財の「斑猫」が撮影可能ということでずいぶんとSNSで拡散されておりました。(下記↓)

そんな竹内栖鳳の巨大な作品が特別一般公開になるということで、底冷えの京都で頑張って見学して参りました。寒さをおして行った甲斐があり、なんと撮影OK。親鸞上人のありがたい仏心に感謝です。激写(年がばれる)した画像をご覧ください。
本年23年10月には京都市京セラ美術館での栖鳳展も開催発表となりました。そちらも楽しみですが、東本願寺大寝殿の一般公開は来月3月16日までです!

竹内栖鳳の世界が、大広間の奥、一面に広がっております。
「古柳眠鷺」を、ガラス柵を避けて斜めから撮影
「風竹野雀」を同様に撮影
真ん中の「歓喜」だけが水墨ではなく、彩色されており、雀たちが楽し気に戯れている。
「風竹野雀」。風に揺れる竹の表現が素晴らしい。
「風竹野雀」の雀たちはお隣の仲間がカラーなのに、モノクロの上に風にあおられて…
「歓喜」の雀たちはこんな感じ。
「古柳眠鷺」では、神経質な鷺まで、不安定な古柳の枝で安んじている様子を描いたそうです。

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