まことに財力がある者は、金持ちの雰囲氣を少しもだすことがない。真に靈力がある者は、人前でそれを醸しだすことは一切しない。能ある鷹は爪を隱すというが、本当に能があるのであれば、爪ではなく、鷹であるという存在そのものを隱す。日々の暮らしの樂しみは、そのようなひとを見つけることである。
【能ある鷹(猫・妻)は爪を隠す】(新釈ことわざ辞典) いや、結婚前は、……ハイ、隠してたんでしょうね……まったく……気づきませんでした……あんなに鋭く尖っていたとは……。 「能」ですか? うーむ、わかりませんねえ。 「脳」の方? ……それも……いや……どうでしょうか……。