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師範

職場で習字教室の鉛筆がいっぱい置いてあった。誰か習字やっていたの?と言うと、若い同僚が私です。というので、「へえ、初段くらいとったの?」と尋ねると、「準師範です」と。
あらまあ、それは失礼しました。膿ある鷹は爪を隠すとは、まさにこのことか…。恐れ入りました。
それなら、職場の謹賀新年を書いてとお願いしました。その話を他の同僚と話していたら、書道にはいろいろ流派があるというので、「えっ書道やっていたの」と尋ねると、「ええまあ」と返事。「どのくらい?」と言うと、「一応師範まで持ってます」と。かっこいい、一度でいいから「一応師範まで」なんて言ってみたい。
鷹は一羽でなかった。

#note書き初め #能ある鷹は爪を隠す
#習字 #文字の力

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