Re: 【超短編小説】胡蝶の羽ばたきhPaの夜
風が吹いたので桶屋が儲かり、胡蝶が飛んで竜巻が発生した。お陰で制作部は残業になって、俺を含む幾人かの男女がオフィスで踊る羽目になった。
会社の金でタクシーに乗った俺は、同じ方面に帰る彼女が履いているダメージジーンズの穴に指とかを入れたりした。
東京に上陸した台風193号、別名ガウタマは「行けたら行くわ」と連絡した後に渋谷に来たので、街からは誰ひとりとして居なくなってしまった。
誰もいないスクランブル交差点はコンピュータグラフィックみたいだった。
俺たちは不機嫌なタ