linguistics research and writing

元・短大助教授。元・法務省認定日本語学校校長(計3校で)。著述業・随筆家。言語学教材・日本語教材・国語教材・ビジネス日本語、および民話・昔話・ことわざ・暦などの研究・開発・執筆などをしています。

linguistics research and writing

元・短大助教授。元・法務省認定日本語学校校長(計3校で)。著述業・随筆家。言語学教材・日本語教材・国語教材・ビジネス日本語、および民話・昔話・ことわざ・暦などの研究・開発・執筆などをしています。

マガジン

  • 「つれづれなるmy歳時記」(2023年5月執筆分~)

    2023年5月以降にnoteにおいて発表してきたエッセイや短編小説・クイズ・言語に関する練習問題などからピックアップして、当マガジンにまとめてみました。 当noteにおいて発表してきた文章のジャンルは社会言語学・ジェンダー論・短編フィクション・社会学・歴史学・クラシック音楽・健康学・栄養学・動物学・気象学・やさしい日本語など多岐にわたります。 当マガジンが、電車の移動時間や待ち時間、ご自宅でくつろいでいるときなど、読者の皆様方の「よきパートナー」となれればこの上なく幸いです。 なお、当noteにおきまして並行して断続的に発表し続けている「ことわざ」や「故事成語」、「言い伝え」に関するエッセイ、および季節やカレンダー・暦に関するエッセイは、別途マガジンを作成しておりますので、そちらをご覧いただければ幸いです。

  • 社会言語学関連記事集成 「つれづれなる言の葉の窓辺」

    当noteにおいて2023年5月以降に公表したエッセイのうち、社会言語学関連の記事やクイズ・言語に関する練習問題などをまとめてみました。なお、当マガジンに掲載されているエッセイのほとんどは「つれづれなるmy歳時記」にも所収されています。当マガジンに収められた記事の内容は、具体的には第2外国語論、外国語教育論、「やさしい日本語」に関して、言語とジェンダーフリーとの関係、英語表現に関する疑問、日本語表現に関する疑問など、非常に多岐にわたっています。言語学や社会言語学に興味をお持ちの方に読んでいただけたら幸いです。

  • 日常生活でよく使う『ことわざ』『言い伝え』『故事成語』」

    不定期にnoteに掲載している「これだけは覚えておきたい日常生活でよく使う『ことわざ』『言い伝え』『故事成語』」をマガジンにまとめて販売することにいたしました。ことわざに興味をお持ちの学生の皆さんやビジネスシーンで悪戦苦闘んさっているビジネスパーソンの方々にも、当マガジンはきっと役に立つものと新しております。どうか、よろしくお願いいたします。

  • 「野菜や果物、食材の栄養価や効用にまつわるエトセトラ」

    当noteにおいては、野菜や果物、食材の栄養価や効用について不定期に投稿してきましたが、それらの話題に関しての記事が量的にもまとまってきましたので、このたびマガジンとして販売することにいたしました。人間の寿命が長くなるにともない、それに比例して健康問題に関する社会的関心も増加の一途をたどっています。 健康問題や栄養価、熱中症対策、冬の寒さ対策などに興味のある方々におすすめのマガジンになっております。 どうか、よろしくお願いいたします。

  • 「昔話に関する著作集およびエッセイ」

    これまでnoteにおいて計7回にわたって、茨城県内に伝承する昔話や言い伝えを連載してきましたが、今回はマガジンの形で全7回の連載をまとめてみました。 なお、今回は、さらに付録の形で、同じくnoteに掲載した「日本の昔話のあらすじ」(日本語・英語2か国語版)と、短編フィクション「浦島太郎 vs はなさかじいさん - 妖精と人間の対決」、「桃太郎の鬼退治伝説に関するエッセイ」もあわせて当マガジンに掲載いたしました。 日本の昔話や茨城県の民俗、あるいは民間伝承やノンフィクション作品などに興味のある方に、当マガジンを読んでいただければ幸いです。 どうか、よろしくお願いいたします。

最近の記事

  • 固定された記事

「さまざまなジャンルの文章校正」または「難解な文章の『やさしい日本語』へのリライト」をいたします

Ⅰ「さまざまな文章の校正をいたします」(日本語文限定)  文章を書き上げたものの、学校やお仕事が多忙で校正するお時間のない方、およびお知り合いの中に校正が得意な方がいらっしゃらない方のために、当方では校正サービスをお引き受けいたします(全国対応)。  中学生・高校生~社会人の方に至るまで、さまざまなジャンルの文章の校正をお引き受けいたします。  お引き受けいたしますジャンルの例を申し上げますと、以下のようになります。 ・大学受験小論文対策の校正 ・大学期末レポートの校

    • 「四字熟語のことば遊び」-「絶体絶命を例に」-

      1. 「絶体絶命」という言葉の成立背景 「絶体絶命」という熟語は、中国の古典に由来するとされ、日本でも長く用いられてきました。 「絶体」:これは「絶(断絶する)」と「体(身体や全体)」から成り、身体が動けない状態、つまり身動きが取れないことを示します。 「絶命」:これは「命(生命)」が「絶(断絶する)」することで、死に瀕する状態を意味します。 この二つが組み合わさることで「逃げ場のない窮地」という非常に緊迫した意味を持つようになりました。 2. 漢字分解の構造とその

      ¥100〜
      • 漢字とひらがなの「交ぜ書き」の変遷について

        交ぜ書きの詳解 交ぜ書きは日本語表記において特異な文化的現象であり、漢字と仮名を組み合わせた表記法として、言語政策や文化的背景に密接に関わっています。今回は、交ぜ書きの歴史的背景、具体的な運用方法、その社会的影響について詳しく考えていきます。 戦後日本と漢字政策の歴史的背景 1. 漢字制限の目的 戦後の漢字制限は、戦前の国語改革運動を基盤にして進められました。日本語を「簡略化」し、国民の教育負担を軽減するために、以下の方針が採られました: 漢字の総数制限 漢字使用の

        ¥100〜
        • 「英語などの諸外国語を習得する以前の大前提条件-それは日本語力(母語能力)の強化-」

          今回は、母語である日本語力を高めることが、自己形成や外国語学習、ひいてはグローバルな場での成功にどのように結びつくのかということについて詳しく考えていきます。 1. 日本語(母語)語彙能力の強化語彙力の意義 日本語の語彙は、単に言葉の知識にとどまらず、次のような面に深く関わっています。 思考の深みと柔軟性: 言葉は思考を形作る道具です。例えば、「感謝」「畏敬」「無常」など日本語特有の概念を理解し、使いこなすことで、豊かで深い思考が可能になります。 具体例: 複雑な社会

          ¥150〜
        • 固定された記事

        「さまざまなジャンルの文章校正」または「難解な文章の『やさしい日本語』へのリライト」をいたします

        マガジン

        • 「つれづれなるmy歳時記」(2023年5月執筆分~)
          255本
          ¥1,300
        • 社会言語学関連記事集成 「つれづれなる言の葉の窓辺」
          53本
          ¥850
        • 日常生活でよく使う『ことわざ』『言い伝え』『故事成語』」
          28本
          ¥1,000
        • 「野菜や果物、食材の栄養価や効用にまつわるエトセトラ」
          28本
          ¥1,000
        • 「昔話に関する著作集およびエッセイ」
          12本
          ¥850
        • みんなの日本語初級「漢字テスト」(第1課~第50課)
          100本
          ¥800

        記事

          たぐちひさと作「犬の一生」という詩について

          この詩「犬の一生」は、犬という動物が持つ純粋な愛情、無償の献身、そして人間との深い絆を詩的に描写しています。犬が生涯を通じて見せる行動や性格、老いや別れの瞬間を含めたすべての過程にフォーカスし、それらを通じて人間に対して強いメッセージを投げかけています。以下に各行について、さらに詳しく内容を検討していきます。 1. 将来を気にせず 犬は人間とは違い、「将来」について心配したり、不安を感じたりすることはありません。常に「今」を大切にして、目の前の出来事や飼い主との時間に全力

          たぐちひさと作「犬の一生」という詩について

          「第1回日本語教師国家試験について」

          今回は、第1回日本語教師国家試験の一部の内容や背景について、掘り下げて考えていくことにします。この試験は、単に知識や指導力を問うだけでなく、現代の技術や社会の変化を取り入れた柔軟な教育方法の確立を目指している点が特徴です。 1. 生成AIや機械翻訳の利用が問題に含まれる理由 教育現場の現実的な課題 生成AI(例: ChatGPT)や機械翻訳ツールは、学習者が言語を習得するプロセスにおいて多大な影響を与えています。しかし、これらのツールの影響を適切に評価しないまま放置すれ

          ¥200〜

          「第1回日本語教師国家試験について」

          ¥200〜

          「先進国の中でエンゲル係数が突出している日本」

          今回は、他の先進国に比べエンゲル係数が高い日本の特徴を、深掘りして考えていきます。 1. エンゲル係数の意味と本来の使い方 エンゲル係数は、19世紀の統計学者エルンスト・エンゲルが提唱した法則に基づきます。エンゲルの法則では、「所得が低いほど、消費支出に占める食費の割合が高い」とされています。したがって、通常エンゲル係数は次のように解釈されます: 上昇:所得の低下や物価上昇など、生活が苦しい状況。 低下:所得の増加や物価安定など、生活が豊かになる状況。 しかし、近年

          ¥150〜

          「先進国の中でエンゲル係数が突出している日本」

          ¥150〜

          11月11日の「聖マルティンの日」について

          聖マルティンの日についての詳細 聖マルティンの日(Svatý Martin)は、チェコやスロバキア、オーストリア、ドイツなど中欧の多くの国で11月11日に祝われる日で、4世紀のキリスト教の聖人、トゥールの聖マルティン(Svatý Martin z Tours)を称えます。この日は、聖マルティンがしたとされる慈善活動や伝説に由来しており、彼がどのようにしてキリスト教信仰の象徴的存在になったかを物語るエピソードが数多くあります。 聖マルティンとその伝説 聖マルティンは西暦3

          ¥150〜

          11月11日の「聖マルティンの日」について

          ¥150〜

          「東京大学の親の職業・出身校・出身地域から見てとれる経済格差・学歴格差・地域格差」

          今回は、以上の表が示すデータについて、詳細に分析してみます。このデータからは、東京大学(東大)への進学に対する「経済格差」「学歴格差」「地域格差」など、複数の社会的格差が浮き彫りになっています。以下に、それぞれの点について掘り下げて考えていきます。 1. 経済格差 父親と母親の職業 父親の職業における「管理職」の割合:東大生の父親が「管理職」に就いている割合は39.9%で、一般の学生の父親(3.6%)と比べると約11.2倍の差があります。 母親の職業における「管理職」

          ¥150〜

          「東京大学の親の職業・出身校・出身地域から見てとれる経済格差・学歴格差・地域格差」

          ¥150〜

          「連続勤務日数の長期化がもたらす弊害と問題点」

          日本の労働環境、とりわけ連続勤務に関する法規制の問題は、長時間労働の文化や産業ごとの特殊性から複雑な問題を孕んでいます。今回は、連続勤務の現行規制、健康リスク、業界の特殊事情、労働法改正の背景、そして法改正に向けた社会的な動きについて考えていきます。 1. 連続勤務の現行規制とその根拠 日本の労働基準法は、一般的に週40時間の労働時間と毎週少なくとも1日の休日を義務付けています(労働基準法第32条、第35条)。これにより、過度な連続勤務が労働者の健康に影響を及ぼすことを防

          ¥100〜

          「連続勤務日数の長期化がもたらす弊害と問題点」

          ¥100〜

          「実は2004年12月に、法律で現代語表記に変更されていた民法の条文」

          2004年12月1日に公布された「民法の現代語化」に関する改正は、日本の法律の歴史において大きな転換点とされています。ここでは、なぜこの現代語化が必要だったのか、具体的にどのような変更が行われたのか、またその意義について詳しく説明します。 1. 背景:なぜ「現代語化」が必要だったのか 明治時代に制定された民法(1896年施行)は、日本の市民生活の基本的なルールを定めた法律です。しかし、当時の民法は法律用語が難解で、さらに明治期の文語体(書き言葉)で書かれていたため、内容が

          ¥200〜

          「実は2004年12月に、法律で現代語表記に変更されていた民法の条文」

          ¥200〜

          「原稿執筆・論文執筆の際の七不思議」- - -何度見直したつもりでも、必ずといっていいほど誤字・脱字・訂正箇所を発見してしまう理由について

          1. 慣れによる見逃し 原稿を繰り返し読んでいると、内容が頭の中に定着していきます。この「慣れ」の影響で、脳は「次に何が書かれているか」を予測するようになります。これによって、自然と読み飛ばしたり、細部に注意を払わなくなったりするのです。 脳は「既に知っている情報」に対して省エネモードになるため、同じ段落や文を何度も読んでいると、すでに理解済みの情報を「新たに注意深く読み直す必要はない」と判断します。そのため、誤字や細かい表現の問題に目が行きにくくなり、誤りが見逃されるの

          ¥200〜

          「原稿執筆・論文執筆の際の七不思議」- - -何度見直したつもりでも、必ずといっていいほど誤字・脱字・訂正箇所を発見してしまう理由について

          ¥200〜

          11月10日は「エレベーターの日」

          1. エレベーターの日について 11月10日は「エレベーターの日」として日本で制定されています。この記念日は、1890年(明治23年)11月10日に東京・浅草で日本初の電動式エレベーターが一般公開されたことに由来します。当時、浅草の凌雲閣(りょううんかく)という高層建築に設置されたこのエレベーターは「日本初の電動エレベーター」として話題を呼びました。凌雲閣は「浅草十二階」とも呼ばれ、1889年に完成した高さ52メートル、12階建ての建物で、当時の日本では「摩天楼」と称される

          11月10日は「エレベーターの日」

          「1950年以降の日本の人口変化と、2050年までの予測」

          日本の人口変化の詳細を説明すると、まず1950年代から2010年ごろまでの増加期と、2010年以降の減少期に分けて考えることができます。この2つの時期は、それぞれの社会背景と人口動態の違いが顕著です。 1. 1950年代から2010年までの人口増加期 1950年代から1970年代にかけて、日本は高度経済成長期に入り、経済の急成長とともに人口も大きく増加しました。この時期の人口増加には以下のような要因が関係しています: 出生率の高さ:第二次世界大戦後のベビーブーム(団塊世

          ¥100〜

          「1950年以降の日本の人口変化と、2050年までの予測」

          ¥100〜

          「広辞苑第7版」において、カタカナで最も多く登場するのは「ン」

          『広辞苑第七版』において、カタカナの中で「ン」が最も多く登場するのは、日本語の外来語やカタカナ語の音声的・構造的な特性が関係しています。今回は、この現象について、掘り下げて検討していきます。 1. 外来語の導入と「ン」の増加 日本語の中に取り入れられた外来語の多くは、英語、ドイツ語、フランス語など、欧米由来の言葉が多いです。これらの言語には、単語の中や語尾に「n」や「m」などの鼻音(ビリビリした感じで鼻に響く音)が多く含まれています。日本語ではこの「n」や「m」の音を「ン

          ¥100〜

          「広辞苑第7版」において、カタカナで最も多く登場するのは「ン」

          ¥100〜

          筑波大学入試問題英語「英文を読んで英語で答える問題」の解答例と解説

          ¥500〜

          筑波大学入試問題英語「英文を読んで英語で答える問題」の解答例と解説

          ¥500〜