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はじめてでも楽しくパンを作れるのか?「パン作りが楽しくなる本」
料理、お菓子を作ったことがなくても、本だけでパンを一から作れるのか?
パンを食べるのが好きな料理経験ゼロの僕でも、それっぽくパンを作ってみたい衝動に駆られて一冊の本を購入。
「はじめてでもコツがわかるから失敗しない パン作りが楽しくなる本」(完全感覚ベイカー 著)。
YouTubeでチャンネル登録者数14万人を超える著者が、家庭でも簡単にできるパン作りを解説してくれています。
強力粉や牛乳、バターなどの食品以外はほぼダイソーで購入し、いざ挑戦。
一番やりやすそうな白パンを今回作成してみました。
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見た目は微妙なものの、味はそれっぽく出来上がり、はじめてにしてはまぁまぁの仕上がりと自画自賛。
今回はレシピ通りつくってみて本書の良かった点を挙げていきます。
〇量や準備しておくことが書かれていてわかりやすい
塩、バター、強力粉を何グラム必要かを細かく記載。
バターや水あめなど固まりやすいものは、温めたり常温で置いておくなどパン製作に取り掛かる前段階のこともまとめてくれています。
料理ど素人からすると、牛乳を温めておくなどの記載があっても、どこまで温めればいいのかで迷ってしまうところ。
本書では、家庭でつくることを想定して書いてくれているので、電子レンジで30~40秒と親切に書いてくれています。
なぜ、この材料を使うのかなど、豆知識も掲載。
発酵?ベンチタイム?
はじめて聞く・よくわからない単語も解説付きで至れり尽くせり。
〇工程ごとの写真つきでわかりやすい
作業の工程を写真つきで掲載。
写真と短くまとめてくれている説明で、ポンと視覚に入り、理解しやすいです。
調理する横にブックスタンドを置いておけば、チラ見しながらパンをつくれて、スムーズに作業ができます。
はじめて見るような工程には、なぜこれをするのかの解説付き。
文章だけではイメージしづらいので、写真を中心にわかりやすい構成。
〇動画のQRコードつき
書く工程の動画LessonのQRコードつき。
本よりも実際につくっている動画を観ながらの方がイメージしやすいですね。
僕は今回読むだけでパン作りにチャレンジしていたので、動画は観ていませんが、作る前にも観ておくことで、何が必要か、材料をどうやって使うのかを具体的にイメージがしやすいはず。
はじめての人にも作れるように、親切な仕上がりになっていました。
味はいい感じにできていました。
見た目は少しぱっくり割れすぎていたため、子どもにおしりパンと言われました……。
発酵するのに時間がかかるのと、はじめて作ったのでゆっくりつくりましたが、3時間ほどかかりました。
スーパーに行けば、数百円で買えるものにわざわざ時間と労力をかけてつくる意義とは何なのか。
パンが好きだからというのもありますが、こねたり、まぜたりしていると無心でつくっている自分に気づきました。
あれこれ考えることをやめて、何かに夢中で取り組む楽しさ。
におい、触り心地、味、見た目など五感をつかうパン作りの魅力。
これはハマる……。
気になった方は是非どうぞ。
趣味のひとつにパン作りというのもオシャレな響き。
最後までお読みいただきありがとうございました。