星海社FICTIONS新人賞へ応募した。原稿用紙300枚超えで、長丁場だったおかげで、途中にものすごい量の学びがあった。進捗を毎日記録していたのだが、10枚、4枚、8枚・・・・・・とちょっとずつの積み重ね。しかし、いつかは300を超えるわけだ。書いていれば。空白を作らないのが鍵。
困難は分割せよって、デカルトは言っている。小説も分割して書く。
倉橋由美子『あたりまえのこと』を読む。もう何度目か分からない。40代と60代にそれぞれ書いた小説論。小説をおもしろくするのは「何を書くか」よりも「いかに書くか」。彼女の二人称小説『暗い旅』はその極み。強く薦める。あの村上春樹作品のラストを「ありえない」とばっさり斬るのも一理あり。