20230219

 雲の広がる空模様だったが、気温は二〇度近くまで上がり、うららかという言葉がぴったりな一日だった。公園でも何かイベントが催されたようで多くの家族連れや、純粋に公園でフリスビーなどに興じる人たちで賑わっていた。二月もあと一週間で終わりが近づいている。もう今年も二ヶ月が経つと思うと、本当に早い。次の読書会に向けて小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』の再読を始めた。改めて彼女の文体は平易で、場面転換や時間の流れが適度で読みやすい。どうしても助長になったり、過度に場面転換を行ったり、しそうなものだが小川洋子はまるで設計図通りに建物を建設していくように物語の世界を作り上げている。どうやって書いているのだろうか、彼女の小説論を読む必要がありそうだ。

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