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練りながら書くので

 某新人賞の締切まで四十日くらいであります。ここで受かっておきたいなあと思って日々やってるんですけど、いやあスピードが出ない。じりじりと進んではいるんだが、なんかこう水圧、とはいわないか、水の中の抵抗があるような感じで筆の動きは鈍い。それでも三分の一は終えたが、やっとのこと。

 たぶんわーっと書かずにいきなり清書してるみたいなことなんだろう。清書っつってもパソコンなんだけど、こう、推敲を兼ねて、練りながら書いてるようなもんであって。なぜこんな書き方になってしまったのかはわからない。

 このやり方はダルい。非常に疲れている。キューピーコーワを毎日飲んでも追いつかぬ。モンスターエナジーも飲んで、カフェインがキマってようやく少し書けるところ。

 量産ができなければ、受かったところで生き残るのはキビシイでしょう。プロの方々メチャメチャ働いてますよ。信じがたい。怖ろしい世界である。

 俺、この原稿が終わったらコンサートに行くんだ、って別に死亡フラグとかじゃなくて、これは自分にとらせる褒美なんですね。秋に聴く極上のピアノ、なんと楽しみなことか。

 ああ。こんなダラダラした雑文ならサクサク書けるというのに。がんばりたいね、小説。

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金井枢鳴 (カナイスウメイ)
チップありがとうございます!助かります。