E・ロメールの「満月の夜」。副題は「二人の妻を持つ者は心をなくし、二つの家を持つ者は分別をなくす」(仏の格言)。主演のP・オジエはJ・リヴェットの「北の橋」にも出演しましたが、本作公開後に25歳で急逝され、これが遺作です。個人的にはヒロインの男友達オクターヴの謎行動が面白過ぎ。
昨夜、E・ロメールの「緑の光線」。 フランスの観光地と不機嫌な女の子(というほど若くもない)を見ているだけなのに、どうしてこんなに幸せな気持ちになるのか? そしてしんどい時に無駄に自然の中を歩き回る感じ…万国共通なのだと思う。 愚かさや愚かさ故の苦しみは、実は、人生の宝石だった。