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ベンチャーとしてのコロンブス航海 事業展開の夢と現実(2/2)
「ベンチャーとしてのコロンブス航海1/2」 からの続き。コロンブス航海を、現代のベンチャー起業みたいな目線で見てみました。
王室との戦略的業務提携としてのサンタ・フェ契約
1492年4月17日、グラナダ郊外のサンタ・フェにて、コロンブスは王室と「サンタフェ契約」を締結した。今風にいったら、大企業とベンチャー事業の戦略提携契約のようなものか。
まあ、大企業側である王室は航海にお墨み付きをあたえる
ベンチャーとしてのコロンブスの航海 財務官の奔走(1/2)
ベンチャーはシリコンバレーに始まったにあらず、太古の昔から、志ある発起人の奮闘によるベンチャーが多々あった。コロンブスの航海もそう。彼ら発起人たちは、新技術や新構想を信じ、周りを説得して巻き込み、資金を動員し、時の権力者も動かして、その後の歴史を大きく変える偉業を成し遂げてきた。
おそらく教科書的な通説だと、「コロンブスの航海」とは、スペイン王室のイサベル女王がジェノバの商人コロンブスの航海計画
音楽療法士って誰? 【「音楽療法」ってなんだろう】 #1
「音楽療法」と聞いて何をイメージしますか?
例えば、次の4つは「音楽療法」でしょうか?
・ヒーリング系音楽を聴いたら、よく眠れた。
・カラオケで歌いまくって、ストレス発散。
・落ち込んだ時に好きな曲を聴いたら
元気が出た。
・コンサートで美しい演奏を聴いて
癒された。
答えは、4つとも「イエス」で、かつ「ノー」です。というのも「音楽療法」という言葉は、広い意味で使われる時と、狭い意味で使わ
異国の父の味、イカの墨煮込みと金色のライス
「パリのレストラン」と聞くと、なんとなくどこも敷居が高いイメージがあるけれど、必ずしもそうとはかぎらない。
もちろん、某タイヤ会社の格付けスターがついているリュクスなレストランがそこかしこにひしめいているのは確か。でも、スターなんてついていなくたって、私のちょっとわがままな胃袋をつかんでやまないレストランはたくさんある。
私の最愛レストラン私が2013年から4年間、エンゲル係数ぶっとびな生活を
【短編】チャーリー・パーカーの墓さがし
真夏の暑い昼下がり、カンザス・シティの墓地で、Mと僕とで手分けしながら草ぼうぼうの平らな墓石の中から、その上に斜めの棒に羽ばたいている鳥がのっているのを探していた。蝉がうるさく鳴いていた。
墓の写真が載った本が正しければ、この目の前の藪に囲まれた100m四方くらいの範囲にその墓はあるはずだった。
Mの新婚の妻Bは、今朝、僕が車でMを迎えに行ったら、けっこう怒っていた。
「結婚式の翌日に、うち