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#Jリーグ終盤戦

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2024年J1第35節川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ@Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

11月1日は第35節川崎フロンターレ戦がUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われました。 結果は3−1での勝利です。 鬼門であったアウェイ等々力で中後雅喜監督の初勝利を飾ります。 まずは川崎戦を振り返りたいと思います。 スターティングメンバーは以下の11人でした。 GK1 早川 友基 DF6 三竿 健斗 DF55 植田 直通 DF5  関川 郁万 DF2  安西 幸輝 MF13 知念 慶 MF10 柴崎 岳 MF14 樋口 雄太 MF33 仲間

【ファジサポ日誌】138. Are yоu ready? 

お気持ち表明です。おつき合いいただければ幸いです。 ついさっきウェザーニュースを見ると、明日の13~15時の風速が8mとの予報が出ており、風上勝負か…などと、あれこれ考えてしまいます。 個人的な話で恐縮ですが、今の仕事の資格がなかなか取れない時期があって、これを最後の受験にしようと心に誓った年の試験日前夜に心境が似ています。 長崎-仙台も視聴しましたし、終盤のリーグ戦も何試合かみました。 岡山が対戦した春、夏とはまた異なったサッカーになっていると感じている仙台です。

2024年J1第31節鹿島アントラーズvs柏レイソル@県立カシマサッカースタジアム

9月21日は第31節柏レイソル戦が県立カシマサッカースタジアムで行われました。 結果は0−0の引き分けです。 両チームともに歓喜の瞬間は訪れずスコアレスドローに終わります。 まずは柏戦を振り返りたいと思います。 スターティングメンバーは以下の11人でした。 GK1 早川 友基 DF32 濃野 公人 DF55 植田 直通 DF5  関川 郁万 DF2  安西 幸輝 MF6 三竿 健斗 MF13 知念 慶 MF14 樋口 雄太 MF33 仲間 隼斗 FW30 名古 新太

【ファジサポ日誌】139.喝采 ~J1昇格プレーオフ決勝 ファジアーノ岡山 vs ベガルタ仙台 マッチレビュー ~

決死の覚悟で乗り込んだ山形の準決勝で快勝、その地で長崎敗戦の報を聞く。まさに「プレーオフ決勝の切符」を岡山に持って帰れる。 土壇場で巡ってきたホームアドバンテージ、悲願のJ1昇格へ千載一遇のチャンスが回ってきた。 決勝をホームで行える。即ち、これは対戦相手仙台の強さをも現すものである。今シーズンのリーグ戦ではシーズンダブルを達成した相性の良い相手ではあるが、リーグ戦とプレーオフが別物であることは我々がよく知っている。 しかし、スタジアムでこの決勝に立ち会った皆さまはどの

【ファジサポ日誌】137.山の神を越えよ!~J1昇格プレーオフ準決勝 モンテディオ山形 vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

プレーオフまでの3週間、監督、選手、チームスタッフ、サポーター、そして岡山全体が、ファジアーノ岡山に関わる全ての人々が、J1昇格プレーオフを勝ち抜くために努力、尽力してきた。 そんな「うねり」の中における筆者の努力なんて微々たるものであるが、そんな「岡山の努力」の一部でありたいと願い、実はスケジュール的にはかなりしんどかったのだが、山形へと向かった。 山形遠征と銘打ちながら、前日は宮城~福島を散策していた。 元来の乗り鉄ということもあるが、ローカル線と終着駅の風情を楽しま

【向日葵は枯れていない!】38.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第38節(最終節) vs Y.S.C.C.横浜 ~

ギラヴァンツ北九州、このクラブを取り巻く熱意は選手の足をもう一歩動かす力を持っている。 アウェイ三ッ沢から伝わるチャント、声援は完全にホームのそれであったし、北九州のパブリックビューイングでは多くのサポーターが戦況を見守った。 プレーオフ進出の可能性は物理的には残されていた。 しかし、現実的な条件ではない。 この一週間、サポーターからは「オレ(ワタシ)たちは諦めが悪いから」といった言葉もよく聞かれた。「諦めない!」という強い決意表明も素晴らしいことであるが、「諦めが悪い」と

【ファジサポ日誌】136.強さの秘密は~J1昇格プレーオフ1回戦 モンテディオ山形 vs ファジアーノ岡山 ミニプレビュー ~

強い、これは間違いない事実です。 12/1(日)に控えたJ1昇格プレーオフ1回戦の相手、モンテディオ山形のゲームを可能な限り視聴しましたが、なかなか隙が見当たらなかったというのが正直な感想です。 岡山が対戦したのが、8/3の第25節(△1-1)でしたが、山形はその後12勝1敗の快進撃をみせてシーズンフィニッシュ、4位に滑り込んできました。 その立役者がFW(90)ディサロ燦シルヴァーノとMF(88)土居聖真といった夏マーケットの補強組であることも間違いないのですが、彼らの

【ファジサポ日誌】135.今シーズンのJ2順位予想を振り返る(さらっと)

応援しています岡山はプレーオフも控えていますし、北九州は大一番を迎えようとしています。今年は「さらっと」答え合わせをしてみたいと思います。 まず、開幕前の順位予想記事がこちらです。 予想記事のメイン材料になるのが、補強状況になるのですが、今シーズンに関しては補強に力を入れたチーム、人件費を割いたチームが比較的上位を占めました。順当な結果であったと思います。 同時に今シーズン、近年と比較しましても非常にハイレベルなJ1昇格争いが繰り広げられました(繰り広げられています)。

【向日葵は枯れていない!】35.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第35節 vs アスルクラロ沼津 ~

もぎ獲った1点、そこに至る過程を辿ると北九州は「勝利」を得るにふさわしい戦いが出来ていたと思います。 しかし、最後の最後で掴んでいた筈の勝点3が掌からこぼれてしまいました。 しかし、これもサッカーです。振り返ります。 1.試合結果&メンバー北九州は、試合終盤87分にルーキーCF(18)渡邉颯太のリーグ戦初ゴールで均衡を破りますが、沼津もアディショナルタイム6分、ほぼラストプレーでCF(27)和田育が決め切り、痛み分けとなりました。 土壇場で勝点2を失った格好となった北九

【ファジサポ日誌】133.晴れの国おかやま ~第37節 ファジアーノ岡山 vs 藤枝MYFC マッチレビュー ~

8/19 何の数字かお分かりになられるだろうか? 今シーズンのホームゲーム19試合中「晴れ」の日のゲーム数である(FootballLABより)。 全国的な傾向という面もあるが、晴れの日はわずか8試合、実に半分以下となった今シーズンであった。 少し興味が湧いたので、他シーズンも調べてみると、昨シーズンが16/21、2022シーズンが15/21と、やはり岡山は「晴れの国」らしくホームゲームは快晴に恵まれてきたといえる。 振り返れば大雨、強風、自然との闘いが付き纏ってきた今シ

【向日葵は枯れていない!】31.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第31節 vs SC相模原 ~

連敗から脱出し、さあこれからというところで痛い敗戦を喫する。 シーズン終盤戦に突入したギラヴァンツ北九州は再上昇なるのか? 今節はホームで苦杯を舐めたSC相模原との対戦でしたが、チームは積極果敢な戦いを魅せてくれました。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー前半CH(34)高吉正真のゴラッソ(J初ゴール)により先制!と思われましたが、相手GKへの味方ファールをとられノーゴールに。 しかし、北九州はゴールへの積極性を失わず、後半立ち上がりRSH(29)高昇辰の個人技で先

【向日葵は枯れていない!】37.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第37節 vs AC長野パルセイロ ~

立場は違えど、勝点を上積みたいのはお互い一緒。 北九州は決して良いサッカーが出来ているとは言い難がったが、勝負への執念は最後まで消えることはなかった。 しかし、サッカーには何度反省をしても、何度高い授業料を払っても繰り返される悪癖があり、悲劇がある。これもまたサッカー。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー北九州の今シーズンホーム最終戦は、実に6,810人もの観衆を集めました。もちろん最終戦だからということもありますし、他力が必要とはいえ、残り2試合を連勝すればプレ

【ファジサポ日誌】134.最終戦の論点 ~第38節(最終節) 鹿児島ユナイテッドFC vs ファジアーノ岡山 ~

最終節にして、今シーズン最も評価が難しいゲームになってしまった。 これが率直な感想である。 逃した獲物の大きさは言うまでもないことだが、戦えていない訳でもなく、相手のデキを踏まえると、こうなるかとも思える。 いわゆるモヤモヤが募る一方で、最終戦から数日が経過し、次へ向けて気持ちが切り替わっている自分自身もいる。 となると、次に繋がる何かをこのゲームから見出さなくてはならない。 まだ、この先サッカーを楽しめる幸せを胸にして。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー前

【ファジサポ日誌】131.期待と不安~第35節 ファジアーノ岡山 vs いわきFC~

この日はスタジアム近場で仕事が入り、ホームゲームながら久々の「欠場」となってしまった。雨上がりの北風に若干の不安を感じながら、心はどこかCスタへと向かっていた。 スタジアムでは「総力戦」が行われていた。 プレーオフ進出を懸けたデットヒートは、ライバル仙台が横浜FCに、山形が清水にと優勝争いをする2チームに勝ち、千葉も甲府に逆転勝ち。 岡山もいわきも一歩も引けない負けられない戦いとなったのである。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー現地参戦した方からも強い北風が吹いて

2024/10/19 J1 第34節 東京ヴェルディvs浦和レッズ 期待

昨日行われたこの試合について。 まずはスタメン。 ヴェルディはシャドー2枚が変更。楓喜はベンチ外で、山見もベンチに。 代わりに剛綺、見木がスタメンに起用される。 浦和はホイブラーテンが怪我から復帰。 前半から試合はヴェルディが主導権を握る展開。 まずは前半6分、翁長のアーリークロスに剛綺がダイビングヘッドで合わせるがクロスバーに嫌われる。 さらに10分には勇大のクロスに対して、再度剛綺が滑り込んでシュートを放つが、ホイブラーテンの方に飛んで防がれてしまう。 (このシュート

【ファジサポ日誌】132.真っ向勝負 ~第36節 横浜FC vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

プレーオフ進出残り3枠を巡っての4チームの争いは更に熾烈を極め、各チーム「いくら勝っても」差を拡げられない、縮められないという、まさに極限のリーグ終盤戦が展開されている。 私たちファジアーノ岡山の今節横浜FC戦は、プレーオフ争い全体の中でもポイントのひとつとなるゲームであり、おそらくライバル他チームも注目していたはずである。 首位横浜FC、一段階上の優勝争いを競っているチームであり、そして今節を勝てばJ1復帰が決定するという、彼らも絶対に勝ちたいシチュエーションであった。

【向日葵は枯れていない!】29.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第29節 vs FC岐阜 ~

左腕の喪章に想いを乗せて…。 背番号「1040」、「トシオ」。 ギラヴァンツ北九州初代社長、横手敏夫氏が9月5日に逝去されました。 今シーズンからギラヴァンツ北九州を応援している筆者は、これまで横手氏を存じ上げていませんでしたが、サポーター諸氏の投稿から「ニューウェーブ北九州(ギラヴァンツ)の産みの父、育ての父」として、つい最近まで慕われ続けていた様子がヒシヒシと伝わってきました。 それをきっかけに筆者も横手氏の足跡を辿らせていただきましたが、同氏がいなければギラヴァンツ北

【向日葵は枯れていない!】36.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第36節 vs カマタマーレ讃岐 ~

試合終了直後、アウェイサポーター席の女性サポーターのお一人が涙を流されていましたが、この勝利に至るまでの苦労が象徴されているようなワンシーンであったと思います。 瀬戸大橋では年に数回、強風により列車が運休することはありますが、今回のように架線が破損したことにより橋上で列車が停止してしまうという事故は記憶にありません。 そんな、非常にレアなアクシデントにもめげずに、助け合って四国に渡られたギラサポの皆さまの最後まで諦めないエネルギーがチームの後押しになったような気がしてなり

【向日葵は枯れていない!】34.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第34節 vs ツエーゲン金沢 ~

9月以降苦境から抜け出せそうで抜け出せない北九州、11戦未勝利が続く金沢、お互いにプレーオフ進出の可能性は残すものの停滞から抜け出すきっかけを掴むのはどちらなのか? 両チームにとって大きな意味を持つゲームでした。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー後半、北九州はLSB(33)乾貴哉の今シーズン初ゴールで先制も、その後金沢にサイドを抉られ2失点。2試合続けての逆転負け、北九州は今シーズン2度目の3連敗を喫してしまいました。 順位は8位に後退。プレーオフ圏とは勝点1差と僅

【向日葵は枯れていない!】32.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第32節 vs ヴァンラーレ八戸 ~

初夏~盛夏にかけての13戦無敗から3連敗を喫したものの、ホーム岐阜戦で連敗をストップ、その後アウェイ岩手戦が敗戦、前節の相模原戦は快勝と再び波に乗れるかどうかの「際」にいる最近のギラヴァンツといえます。 残り試合も意識せざるを得なくなるシーズン終盤、チームの再加速をホンモノにするためにも「連勝」を達成したい今節であったと思います。 そういう意味では非常に痛い敗戦です。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー前半ビハインドとなったことで、勢いをもって試合に入りたかった後半開

【向日葵は枯れていない!】33.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第33節 vs FC大阪 ~

まるで闇を抜けたかのような逆転劇であったが、そこは6ポイントマッチ、相手も懸命であった。一度手繰り寄せた勝利は残り10分スルスルと北九州の掌からこぼれ落ちた。 振り返ります。 (※カバー写真はnoteにおいて使用可能とされているものをお借りしています。) 1.試合結果&メンバー4位FC大阪とは勝点48で並ぶ状況、まさに6ポイントマッチでした。 過去3回の対戦は全てスコアレスドローでしたが、この試合に臨んだ両チームからは積極的にスコアを動かそうとする勝負へのこだわりをみる

【向日葵は枯れていない!】30.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第30節 vs いわてグルージャ盛岡 ~

シーズン序盤に対戦したチームとの再戦は、当時とは全く別のチームになっていることも多く、改めて分析や対策をやり直さなくてはならない手間があるものと考えます。 今回の対戦相手であった岩手がまさにそういうチームであり、北九州の戦いぶりからは研究の跡はみえたのですが、それが嵌らなかった点が最大の敗因であったと思います。 しかし、想定と異なった試合展開となった時の選手たちの振る舞いという点では、再びチーム全体の「若さ」を見せてしまったという感想を持ちました。 振り返ります。 1.試

【ファジサポ日誌】130.空転の原因~第34節 ヴァンフォーレ甲府 vs ファジアーノ岡山 ~

今節のような消化が難しい敗戦を目の当たりにした時のレビュー作成は非常に難しいのですが、映像を通しても伝わってきたビハインド状況下での選手のプレーや目力からは、誰よりも強い悔しさを感じました。 となれば、サポーターの一人として、引き続き前を向かなくてはなりません。今こそ弱音を吐いてはならない、今こそが闘いであるのです。 サポーターも、選手も、監督も、筆者も、もっともがけばいい、苦しめばいい。その先にJ1が見えてくればいい。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー現在14

【向日葵は枯れていない!】27.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第27節 vs FC今治 ~

個人的にヤマ場と感じていました3連戦の2戦で連敗。 残念であることは間違いないのですが、やはり今が「ヤマ場」なのだなという気も改めてします。 2023年1.47、2022年1.76、2021年1.46、2020年1.65、2019年1.53。 この数字をご覧になり、ピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。 直近5シーズンのJ3・6位チームの1試合平均獲得勝点です。 年ごとにバラつきはありますし、J2昇格プレーオフ自体が今シーズンからの導入ですので、単純比較は難しいかもし

【ファジサポ日誌】128.一美和成の不在から考える ~第32節 水戸ホーリーホック vs ファジアーノ岡山 ~

山口○2-0、秋田●0-1、愛媛○3-0、水戸△0-0。 連勝できそうで連勝できない、プレーオフ圏内も全く安泰な状況ではなく、上位も含めて難敵との対戦を残すファジアーノにとって、サポーターにとってもモヤモヤする戦歴が続いています。 もう何シーズンも応援しているサポーター諸氏も多いので、恒例の終盤失速を予感する声もちらほらと聴こえてきます。J1昇格への期待の裏返しともいえる、そうした反応自体は仕方がないことであると筆者は思いますので、何とか不安の声を払拭していくようなチームの

【ファジサポ日誌】129.特殊な戦い~第33節 ファジアーノ岡山 vs V・ファーレン長崎 マッチレビュー~

土曜日の国立開催、清水-横浜FCはその雰囲気、試合内容共に素晴らしかった。まさに首位攻防戦の名にふさわしいゲームであったと思う。 この試合がドローに終わったことによって、2位横浜FC(勝点71)と4位岡山(勝点52)の差は19ポイントに拡大。仮に岡山がこの長崎戦に勝利したとしても勝点差は16ポイントには縮まるが、残り5試合での逆転は不可能(全勝でプラス15ポイント)となり、岡山のJ1自動昇格の可能性は完全に断たれた。 岡山としては対外的にも明確にプレーオフ進出、そして突破

【向日葵は枯れていない!】26.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第26節 vs 福島ユナイテッドFC ~

前節奈良戦のレビューで、今節からの3連戦(福島・今治・大宮)がギラヴァンツ北九州にとっての最初のヤマ場になると述べました。 なぜ、現在プレーオフ圏外の福島戦から?と思われるかもしれません。 その理由は前回のホーム戦での対戦レビューでも少々述べたのですが、今シーズンの福島のサッカーの水準が非常に高いとみているからなのです。 では、なぜそんなに水準が高いのに今の順位なのかというと、そこにも理由があると考えられる訳ですが、その点は本題ではないので、今回は触れません。 ギラヴァ

【ファジサポ日誌】127.原点回帰~第31節 ファジアーノ岡山 vs 愛媛FC マッチレビュー ~

先週の秋田戦で痛恨の敗戦を喫したファジアーノ岡山、7位とは勝点差2までに迫られ、今節が仮にドロー以下の結果となった場合は、プレーオフ圏外まで転落する可能性もあった。 今節が終わっても、J2リーグ戦は7試合を残している。仮にプレーオフ圏外へと落ちたとしても、数字上はまだ巻き返すことは十分可能である。しかし、攻撃に課題を抱える退潮ムード、そして戦術熟成に向けた焦りの下での巻き返しというのは想像以上に困難な面も想像でき、岡山にとって今節に至る一週間は立て直し必須の勝負の時間であった

【ファジサポ日誌】126.懺悔録~第30節 ファジアーノ岡山 vs ブラウブリッツ秋田 マッチレビュー ~

当たり前だが、サッカーは原則毎節ごとに相手が変わる。 J1とは異なり、J2では最上位の一部のクラブを除いては自分たちのサッカーを表現するだけでは勝ち続けることはできない。 私たちが応援するファジアーノ岡山もそうである。 前節山口戦では久々に勝利を手にしたが、今節の相手であった秋田は山口とは全然取り組むサッカーは異なる。 ならば、岡山としては山口戦とは異なる戦い方が必要であったと、ここまでは机上の論理で容易く考えられるのだが、実際のサッカーは生身の選手がプレーするものであり、

【向日葵は枯れていない!】28.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第28節 vs 大宮アルディージャ ~

首位大宮とのアウェイ戦は0-3の「完敗」となりました。 あえて「完敗」と申しましょう。 おそらく、今シーズンの大宮と対戦する各チームのほとんどが試合内容的にはそれほど敗北感を味わっていないと筆者は感じているのですが、現在の大宮の成績が示すとおり、結果的には負けてしまっているということが圧倒的に多いと思います。 結果にコミットしたサッカー、それこそが今シーズンの大宮のサッカーであり、そのとおりに振る舞われてしまったという点では「完敗」と言わざるを得ないのです。 しかし、今の

【向日葵は枯れていない!】25.ギラヴァンツ北九州 マッチレビュー ~第25節 vs 奈良クラブ ~

ギラフェス成功の余韻を残しながらの1週間、チームはアウェイ奈良戦を迎えました。プレーオフ圏内突入後の最初の試合ということで、チームの好調、順位のキープがテーマの一戦でしたが、酷暑を諸ともせず危なげない勝利を飾れたと思います。 チームの目標や課題は、シーズンを通して変化していくものと筆者は考えていますが、少しずつ目標をクリアしてきた今シーズンのギラヴァンツは、早くも次のレベルアップが求められる段階に到達したと感じた一戦でした。 振り返ります。 1.試合結果&メンバー酷暑の

いよいよ最終決戦へ、誰が予想したであろう。20年振りに大番狂わせは起こるであろうか?ーJリーグ最終戦

東俊希の左足の素晴らしさを堪能した。 セットプレーから3得点、広島はここに来て本来の姿を取り戻した。最終節が楽しみである。やはり、素晴らしいキッカーがいるから、セットプレーが面白い。入ろうが入るまいが、キックがうまい人のボールの弾道は美しい。 改めて、セットプレーからの得失点を見ておこう。今回は、得失点差も計算してみた。 広島を見てほしい。セットプレーのみで15得点もの得失点差を生み出している。今シーズンの全ての得失点差が27点であるので、56%がセットプレーの場面の攻

【ファジサポ日誌】123.ストレスフルな世界を越えて~第27節 徳島ヴォルティス vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

もう次の試合も迫っている木曜日夜ですが、今回は少しばかり作成に時間をいただきました。それは、レビューの内容的な問題というよりも、望んでいる結果がなかなか出ない今のファジアーノ岡山を観るにあたり、サポーターとしての一時の感情で語ることは大きなミスリードに繋がると感じたからです。 おそらくストレスを抱えているのはチーム、サポーター共にであると思います。獲れそうなあと1点がどうしても獲れないというフラストレーションは、昇格出来そうでなかなか昇格出来ないJ1への壁に対してのフラスト

【ファジサポ日誌】124.Runner~第28節 ファジアーノ岡山 vs 大分トリニータ マッチレビュー ~

THE FIRST TAKEで偶然にも爆風スランプのRunnerを聴いた。筆者の子供の頃のヒット曲で、その前向きな曲調が当時から好きであったことを思い出した。 実はかつてファジアーノ岡山にもこの曲をチャントに使っていた選手がいた。 田所諒(大阪体育大⇒ファジアーノ岡山(2009~2015)⇒横浜FC(2016~2019))である。岡山では、無尽蔵なスタミナを武器に主に左センターバックや左サイドバック/ウイングバックとして活躍した。 最終ラインから諦めずに何度でもゴールへ向か

【ファジサポ日誌】125.落としどころ ~ 第29節 レノファ山口 vs ファジアーノ岡山 マッチレビュー ~

台風の影響で通常より早い現地入りになるなど、いつもと異なる状況、そして木山監督は戦前からこの試合での勝点3獲得を明言しており、もしドロー以下に終わっていれば、大袈裟な言い方をすれば、サポーターの雰囲気も含めて「空中分解」に至っていた可能性もあった一戦でした。 筆者としては、この試合を終えても残り9試合あり、かつプレーオフ圏内をキープできる状況にある中で、この一戦に懸けるような空気感は却ってまずいとの想いもありましたが、チームは「賭け」に勝ちました。 しかし、「賭け」と表現しま

いろいろサッカーのこと

今日はJ1リーグの札幌対川崎Fを観戦し、関東リーグ1部のVONS市原対南葛SCを観戦、最後に福岡対神戸と、まあまあサッカー観戦三昧の日に。 札幌対川崎Fは、札幌が最近調子を上げてることと、残留争いの真っ只中と言うこともあり、嫌な感じがしていたが、予感的中だった。スタッツとしては、川崎Fが押している展開だが、札幌GKの菅野のスーパーセーブなどもあり、ゴールが奪えず、逆に2点を失い敗戦。残り9試合で、最下位鳥栖と勝点差10は安全圏どころか残留争いに片足を突っ込んだ状態だ。大島、

Jリーグ「後半戦の前半」を振り返るー19節から29節までの順位分析

今回は、ここまでのJ1リーグ後半戦を分析する。試合消化数の違いがあるものの、とりあえずは「後半戦の前半」、第20節から第29節の10節が終わったもののとして分析する。 試合消化数の違いがある中で、「真実の天秤」がいかに良く機能するかについては、下記記事を読んでもらいたい。また、「真実の天秤」についてご存じでない方も下記記事を読んで頂きたい。 さて、最も分かりやすいグラフから見てみよう。 上位は、広島の飛躍が目に入るだろう。それに対して、鹿島、G大阪は勝点を伸ばせなかった

水戸ホーリーホック×V・ファーレン長崎戦、レフェリーブリーフィングでの説明に見たJリーグ審判団の進化とファンサポーターも必要なアップデートとは?

「奴隷」という強いワードから、競技規則よりも選手とのコミュニケーション、チームやファンサポーターにストレスを与えない事がレフェリーにとって最重要と変換されたように思う。 もちろん、ポイントではある。 しかし、フットボールは、black or whiteのストライクかボールか。セーフかアウトかの競技ではない。 コンタクトスポーツゆえに、ファールにも見えるし、ノーファウルに見える事が多々起きる。その接触を判断しなければいけないのがレフェリーである。 起きてしまう50-50の判定が

【ファジサポ日誌】80.涙雨と空~第42節(最終節) ツエーゲン金沢vsファジアーノ岡山~

※カバー写真は、のと鉄道の車窓から、穏やかな里海、能登湾です。 以前にも書いたことがあるかもしれませんが、金沢には筆者が個人的に尊敬しているサポーターさんがいます。 なぜ尊敬しているのか? どんな時もチーム、選手に対する「まなざし」に変化がないのです。 勝っても負けても、応援している選手の調子が良くても悪くても、応援している選手が試合に出られても、出られなくても変化がないのです。 金沢は来シーズンからJ3に戦う舞台を移します。 おそらく本音の部分では様々な「想い」、「想

【ファジサポ日誌】79.「頂」を目指した果てに~第41節 ファジアーノ岡山vsブラウブリッツ秋田

前回栃木戦のレビューで、プレーオフを目指す戦いは実質的に終わりを告げたと述べましたが、11/3(祝金)に開催されました甲府-熊本で甲府が勝利したことにより、この時点でのプレーオフボーダーは勝点64になりました。 ファジアーノ岡山は残り2試合を連勝しても到達できる勝点は63までということになりますので、このボーダーには及びません。 正式に今シーズンのプレーオフ進出の可能性、言い換えるならJ1昇格の可能性は無くなったことになります。 一方クラブは、先週の栃木戦終了後から今季限り

【ファジサポ日誌】78.トリカゴ~第40節 ファジアーノ岡山vs栃木SC~

今シーズンは全体的にモヤモヤした後味の悪いゲームが多いのですが、このリーグ戦最終盤において、またしてもモヤモヤが残る試合を目の当たりにすることになってしまいました。 ここから5連勝と意気込んだ群馬戦がドロー、まだ間に合う!ここから4連勝とホームジャックで臨んだ山口戦もラストプレーで追いつかれてドロー、それでも「岡アツ」オーラス勝負と10,034人の観衆を集めたこの栃木戦も試合内容にモヤモヤが残るドロー。 この日、プレーオフ争いのライバルたちが勝ち切ったことで、ファジアーノ

【ファジサポ日誌】77.勝負弱さ~第39節 レノファ山口vsファジアーノ岡山~

※カバー写真はC57ー1(貴婦人)で運行されていた頃のSLやまぐち号です。 筆者は都合により自宅観戦となりましたが、今回のアウェイレノファ山口戦には1,000人以上の岡山サポーターが遠征。逆転プレーオフ進出に向けて最後のリスタートを切るべく、熱い応援が繰り広げられましたが、結果は無情にも残り30秒で追いつかれてのドローでした。 実質敗北ともいえるドロー、この虚脱感は何にも形容できないものがあります。 振り返ります。 1.試合結果&スタートメンバー逆転プレーオフ進出に向けて、

【ファジサポ日誌】73.再びの緊急事態~第35節モンテディオ山形vsファジアーノ岡山~

朧げな不安が支配する週末でした。 週中、有料記事により離脱者が発生している現状が伝えられました。 チームの情報管理という観点からは不要な情報とも思えましたが、今シーズン初の4連勝をマークし、チームへの更なる期待感も高まっていた現状を踏まえますと、緊急事態の発生についてサポーターの心の準備も必要であったのかもしれません。 コロナなのかインフルエンザなのかはわかりませんが、どうやらチーム内ではクラスターが発生、この山形戦が近づくに伴い離脱者が断続的に発生していた模様です。出場メ

【ファジサポ日誌】74.肉を切らせて骨を断つ~第36節 ファジアーノ岡山vsジュビロ磐田~

山形がドロー、長崎が大敗、千葉は6連勝も群馬は敗戦。 プレーオフ圏内を争うライバルが比較的理想的な形で勝ち点を積み上げられなかった土曜日を受けて、日曜日のデーゲーム、ファジアーノ岡山にとってこのジュビロ磐田戦はますます落とせない試合になりました。 一方、3位ジュビロ磐田もJ1自動昇格圏再突入のためには落とせない1戦でしたので、決して簡単な試合にはならないという緊張感を個人的には持っていました。 前節のレビューの最後で、このチームにはサポーターはもちろん、街の後押しが必要と

【ファジサポ日誌】75.屈辱の日曜日~第37節 ファジアーノ岡山vsジェフ千葉~

0-5 この圧倒的な勝利により、サッカーメディアはこぞってジェフ千葉を称賛し、更にその注目度は増すのであろう。 事実、称賛に値する試合内容であった。 最近特にその雰囲気を感じているが、関東中心のサッカーメディアはオリジナル10の一員である千葉のJ1復帰を望んでいる。 名門古河電工を母体とし、現チェアマンを始め、数多くの名選手を輩出、日本サッカーに大きな薫陶をもたらしたイビチャ・オシムが率いたクラブであり、ナビスコ杯も獲得した。 近年の低迷から復活を遂げようとする過程が今

【ファジサポ日誌】72.桃太郎大作戦~第34節ファジアーノ岡山vsベガルタ仙台~

前節いわき戦のレビューを上述のように締めさせていただきましたが、多くのサポーターがピーチピンクを身に纏った仙台戦はまさに「選手の粘りを引き出せるような」スタジアムの雰囲気づくり、応援が劇的な勝利を呼び寄せたのだと思います。 その余韻に浸りながらも、決して勢いだけではなかったファジ戦士の頑張りを中心にホーム、ベガルタ仙台戦を振り返ります。 1.試合結果&スタートメンバースコアが動かない試合でしたが、これは両チームの攻守の健闘により特に前半は膠着状態がもたらされたことによるとい

【ファジサポ日誌】76.上州の湿り風~第38節 ザスパクサツ群馬vsファジアーノ岡山~

「上州の空っ風」とはよく言われますが、この日の前橋の風は寒気を伴った小雨混じりの湿った重たい風でした。 前節の衝撃的な敗戦から1週間、ファジアーノ岡山の選手たちはそんな冷たい風をものともせず勇敢に熱く戦ってくれました。 「湿風」とは晩夏の季語です。 あと1ヶ月、時を戻せるのでしたら、このドローももっとポジティブに受け止められたと思います。 振り返ります。 1.試合結果&スタートメンバー両チームの持ち味がよく出ていたと思いますが、全体的には岡山攻勢の時間が多く、決定力不足が悔

4文小説 Vol.35

「いよいよですね。もう、決まりでしょ」職場のデスクに並べたエンブレムとグッズに気付いてくれた出入り業者の方から、好意的に話題を向けられた。 「いや、まだわかりませんよ、まだ心配ですよ」と返したのは、謙遜でもなんでもない。 宿願、積年の夢に手が届きそうなところへきたというのに、期待と不安が相半ばした心持ちは晴れず、もはや仕事どころではなく明日は年休を取得することにした。 叶うのか否か―来週あるいは今週にも明かされる結末を前に、居ても立っても居られない緊張感に苛まれている。

【ファジサポ日誌】70.好勝負~第32節東京ヴェルディvsファジアーノ岡山~

※カバー写真は昨秋の東京V戦(味スタ)からです。 東京ヴェルディ戦を迎えました。 東京ヴェルディに対して負の感情など何もないのですが、ファジサポの1人として前回ホームでの対戦で、高崎航地主審の独善的と思えるジャッジ(他の主審と著しく基準が異なる、ゲームコントロールできない、感情的な態度)にゲームを大きく壊された悔しさが残っています。 また、昨シーズンの最終戦では1点ビハインドの展開で(15)本山遥(当時背番号26)のミスで痛い失点を喫し敗戦。(15)本山は試合後、人目を

【ファジサポ日誌】71.個の力で跳ね返す~第33節いわきFCvsファジアーノ岡山~

よく勝てたな…一言で表すならそんなゲームであったと思います。 今シーズンは試合内容が良くても、ワンプレーで勝利を逃すことも多かったファジアーノ岡山でしたが、このアウェイいわき戦は逆にワンチャンスを活かして勝利することが出来ました。 逆転プレーオフ進出に向けては、もう試合内容にこだわる必要もそこまではなく、これまで積み重ねてきたものをしっかり出していくことがより大事になります。 今シーズン初の3連勝を飾った一戦を振り返ります。 1.試合内容&スタートメンバー「時間帯別攻勢・守