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いよいよ最終決戦へ、誰が予想したであろう。20年振りに大番狂わせは起こるであろうか?ーJリーグ最終戦
東俊希の左足の素晴らしさを堪能した。
セットプレーから3得点、広島はここに来て本来の姿を取り戻した。最終節が楽しみである。やはり、素晴らしいキッカーがいるから、セットプレーが面白い。入ろうが入るまいが、キックがうまい人のボールの弾道は美しい。
改めて、セットプレーからの得失点を見ておこう。今回は、得失点差も計算してみた。
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第37節終了時 広島はセットプレーからの得失点差 1位
広島を見てほしい。セットプレーのみで15得点もの得失点差を生み出している。今シーズンの全ての得失点差が27点であるので、56%がセットプレーの場面の攻守によって生み出されたことが分かると思う。
このことについては、残念ながら、今に至るまで気づかなかった。何が起こっているのか詳細な分析はできていない。引き続き、舞台をプレミアリーグに移して分析していきたい。
ただし、前の記事で指摘したようにセットプレーによる得点は、Jリーグでも世界のリーグでも増加傾向にある。このことは、頭に入れておこう。
さて、広島が勝利したことにより、優勝は最終節3チームによって争われることになった。
J1リーグで、1ステージ制のシーズンは過去17シーズンある。その内、最終節まで3チーム以上の優勝争いが行われたのは4回、2005、08、11、14シーズンだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1733198047-Se65RKAW0zpoOiQJVhdlMv1F.png)
結果をまとめると、上の表のようになる。この内、逆転優勝が起こったのは、1回、2005年だけである。見て頂けると分かるように、2005年は、第33節終了時に勝点2差内に5チームがパックされていた。
この年は、残念なことに、C大阪が後半の土壇場で追いつかれ、まさかの1位から5位への転落をした(このシーズンの最終節の各チームの得点推移は面白いので、最終節のプレビューとして書くつもりだ。また、他のシーズンも調べたので書こう。)
その漁夫の利を得て、残りの4チームが順位を上げるという信じられないことが起こった。そして、ガンバ大阪が優勝した。今から、20年前の出来事である。
さて、残りの3シーズンは1位のチームがそのまま優勝している。以上がデータである。最終節は、20年振りの大番狂わせが起こるか。楽しみである。
そして、以前の記事でも書いたが、Jリーグからの分配金のことも頭に入れておいて欲しい。1位8億円、2位4.8億円、3位.2.8億円である。これだけのお金がかかっている。選手にプレッシャーをかけないと思うが、クラブのフロントオフィスは、ハラハラしているに違いない。
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来週は時間があれば、最終節に向けて色々データを調べてみたいと思う。面白いデータがあれば共有したいと思っている。