レゴ®︎シリアスプレイ®︎で作られるモデルは、その人の考えの全てを表現することはなく切り取られて出てくる。表現されない部分の方が多いことを前提にモデルとストーリーを聞くことが重要だ。モデルへの質問は、表現されない別の何かとモデルをつなげることだ。そこにAhaが起こる余地がある。
レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドで作られたモデルから要素(モデルはシステムなので正確には連結)を外し、モデルから遠ざける。外されたモデルには余力ができ、外された要素は他のモデルに行くことで新たなエネルギーや活動が生まれるかもしれない。外す・減らすが生む創造性にも目を向けたい。
モデルの形は作り終えた時に定まっているが、その意味は語られるまで確定しない。語りが忘れ去られたら、再び意味は不確定になる。また、他のモデルとの関係や前後の語りの影響を受けて意味の揺らぎが起こる。量子力学的な世界観とレゴ®︎シリアスプレイ®︎の体験との間に重なる部分が多い。