人間が大量に集まるという現象の背後には少なからず何かしらの信仰心が存在しその精神の尊厳を最大限に尊重する為に観念論という概念が存在する。 物質的な発想も考慮しなければ単なる理想論となる危険性もあるが少なくとも思想信条の自由は精神性の自由と直結するのでそこは保護されるべきである。

観念論に執着する事の危険性。 これは唯物論に執着する事も危険なのだが、基本的に一般人は目に見えるものを信じるというのが普通である。 この世に存在する物質が確かに存在しているという絶対的な保証は無く、本質は人間が五感で認識している対象という事実に過ぎないというのが本質的である。

ブランドを看破せよ。 目に見えない概念、いわゆるブランドイメージを基礎とする社会的影響力もある意味で観念論の一種でありそれが経済を活性化させる原因にもなりうる。 観念論はしばしば人間の精神を蝕み無益な争いや社会問題の本質に成りかねない側面を孕む。 迷ったら物質だけを信じる。

観念論対実在論の構図は、かなり奇妙なものである。