形而上学やグノーシス主義、スピノザ哲学も好きですが、やはりニーチェ哲学が一番好きな理由は、ニーチェが肉体を重視しているからです。
数学における極限操作は、数学という理念的な学問領域全体の核心に位置している。言い換えれば、この数学という学問領域が理念的であることの核心は、極限操作なしには存立できないということである。極限操作それ自体が、真の連続性を表現する実数に典型的な無限という領域の産出なのである。
極限操作なしには理念的学問としての数学が存立不可能だということは、例外/外れ値を完全に除去するという課題を人類が達成することは不可能かもしれないということである。少なくとも数学においては永久に不可能かもしれない。