セイスケくん

ササハラセイスケくんの個人的雑記帳| いろんなものに興味関心好奇心がとまりません。 ★セイスケクリエイティブラボ Kindle出版 ⇒ https://amzn.to/3Y6iT6V

セイスケくん

ササハラセイスケくんの個人的雑記帳| いろんなものに興味関心好奇心がとまりません。 ★セイスケクリエイティブラボ Kindle出版 ⇒ https://amzn.to/3Y6iT6V

マガジン

  • 【創作系カテゴリー】短編小説・掌編小説・ショートショート

    #セイスケくんのショートショート #セイスケくんのエッセイ #掌編小説 #短編小説 #エッセイ #ショートショート #小説 #感想文

  • 怪異・怪談・怖い話・不思議な話

    • 290本

    #怖いお話ネット怪談 #怖い話 #怪異 #怪談 #ホラー #異世界 #不思議な話 #奇妙な話

  • 雑学・豆知識・トリビア

    雑学・豆知識・トリビア

  • 都市伝説・陰謀論

    • 13本

    ネットで有名な定番都市伝説|当局が一切関知しない陰謀論|世界の様々な分野から禁断のウソかホントかわからないやりすぎ都市伝説…まで幅広く網羅|信じるか信じないかは、あなた次第。 #陰謀論都市伝説 #陰謀論 #都市伝説 #怖い話 #やりすぎ都市伝説

  • キリスト教

    • 72本

    #青樹謙慈のキリスト教研究 #キリスト教 #旧約聖書 #新約聖書 #聖書研究 #キリスト教研究 #宗教 #聖書

最近の記事

幸せの数値化【ショートショート】

町外れの古いアパートには、タカシという一風変わった男が住んでいた。 地味で目立たず、他人と関わることを避けるような暮らしぶりだったが、誰にも迷惑をかけることもない。そんな彼には、一つだけ奇妙な癖があった。ポケットに忍ばせた小さなメモ帳を、どこに行くにも持ち歩いていたのだ。 彼は毎朝、決まった時間にそのメモ帳を取り出し、何かを書き込む。カフェの隅、公園のベンチ、あるいは自室の窓辺。誰にも見られないように気を配りながら、コソコソと。最初のうちは町の人々も気にも留めなかったが、

    • 知事の目安箱【ショートショート】

      「目安箱」は、かつて市民の声を拾うための清廉な仕組みとして設置されたはずだった。しかし、この話に登場する目安箱は、ある意味でその名を汚す恐ろしいエピソードの中心にある。 とある地方自治体で、現職の知事が「市民との信頼を深めるため」として庁舎の玄関に立派な目安箱を設置した。 見た目は金色の装飾が施され、いかにも「どんな意見でも受け付けます」と言わんばかりの堂々たる佇まいだった。この目安箱が設置されてから数週間後、異変が起きた。 箱の中には日常的な行政への意見や要望が投函さ

      • 意味は脳のどこにある/ロボマインド・プロジェクト#517【トリビア雑学・豆知識】

        「見る」という行為は単なる受動的な行為ではなく、無意識が作り出す世界を意識が受け取る動的なプロセスである。たとえば、色や動きは脳内の特定領域(V4野やMT野)で作られる。さらに視覚処理は、見た対象が「何」であるかを判断する経路にもつながる。この判断を行うのが腹側視覚路であり、位置や動きを分析する背側視覚路とともに、視覚の二大処理経路を構成する。 脳梗塞患者ジョンの例では、右脳の紡錘状回が損傷し、顔や物の全体的認識が失われた(相貌失認)。右脳は全体を、左脳は部分を処理するため、

        • 年の瀬の長屋【ショートショート】

          江戸の暮れも押し迫る夜、大川沿いの長屋に一人の男が現れた。 ぼろの蓑をまとい、濡れた草履を鳴らしながら、薄暗い路地を静かに歩む。その姿には、どこか人目を忍ぶような影が漂っていた。男の名は煙屋六兵衛。知らぬ者はいない凄腕の商人だったが、彼の裏の顔を知る者は少ない――陰陽師としての顔だ。 六兵衛は自分の部屋に入ると、まず障子を閉め、念入りに戸締りをした。次に、古びた巻物と筆を取り出し、小さな祭壇を設えた。呪文を口ずさむ声が闇夜に溶けるように響くと、狭い部屋の空気が重く震え、燭

        マガジン

        • 【創作系カテゴリー】短編小説・掌編小説・ショートショート
          45本
        • 怪異・怪談・怖い話・不思議な話
          290本
        • 雑学・豆知識・トリビア
          21本
        • 都市伝説・陰謀論
          13本
        • キリスト教
          72本
        • 青空文庫・現代語訳リライトプロジェクト
          5本

        記事

          ロンドン・ミッドナイト・クロニクル【ショートショート】

          大晦日の夜、ロンドンの古びた高級ホテルに、一人の紳士が現れた。黒いコートに身を包み、その姿は上品でありながらどこか影を引きずっていた。フロントでチェックインを済ませると、彼は無言で階段を上り、指定された部屋へと消えていった。その名はエヌ氏。誰もが一度はその名を耳にしたことがあるほどの有名人だったが、彼にはもう一つの顔があった――魔術を操る者としての姿だ。 部屋に入ると、エヌ氏はすぐさま鍵を二重にかけ、鞄から古い羊皮紙を取り出した。低く響く呪文の声が静かな部屋に満ちると、空気

          ロンドン・ミッドナイト・クロニクル【ショートショート】

          わんぱくフリッパーの悲劇

          イルカ「キャシー」の悲劇は、人間と動物の関係性の闇を映し出した象徴的な事件。 キャシーは、テレビドラマ『わんぱくフリッパー』で観客を魅了したスターでありながら、その背後で壮絶な現実に直面していた。 キャシーの死と、それがもたらした影響は、動物の福祉と人間の責任について深く考えさせられる。 イルカは高い知能を持ち、複雑な感情や社会的な結びつきを必要とする動物だ。キャシーのようなイルカにとって、広大な海はただの生息地ではなく、生命そのものと言える。しかし、撮影のために閉じ込め

          わんぱくフリッパーの悲劇

          迷子の神の使い【ショートショート】

          ある日、目が覚めた瞬間から違和感があった。時計を見れば、出勤してからわずか5分しか経っていないのに、自宅のテレビには朝のニュースが流れている。家を出る前に見ていたスイーツ特集の続きが、なぜかまだ放送されているのだ。 「これは…?」 不安を覚えながら地下鉄に乗り込む。車内では本を開いたが内容が頭に入らない。メールを送ろうとしても、なぜか通信が途絶えたように送信エラーが続く。周りを見渡しても、いつもと同じ通勤風景のはずなのに、何かがずれている感覚が拭えなかった。 その日を境

          迷子の神の使い【ショートショート】

          無人島生活福袋【#毎週ショートショートnote】

          次元のリュック 北村拓也が「無人島生活福袋」を見つけたのは、郊外のアウトレットモール。埃にまみれた棚で、奇妙なリュックがこちらを見つめているように感じた。 軽い気持ちで購入し、家で袋を開けると、アウトドア用品と古びた地図が出てきた。見覚えのない地名を調べると、それは実在する無人島だった。 衝動に駆られ島へと向かった拓也は、地図通りに進み、半分埋まったトランクを見つけた。その中には「戻るな」と書かれた手記。 夜になると不気味な足跡がテント周りに残されていた。それが何なの

          無人島生活福袋【#毎週ショートショートnote】

          【近未来訳】新約聖書SF超解釈

          近未来約聖書 人類が未来を求める時、古代の契約は新たな形をとって蘇る。旧約、新約、そして近未来約——。私たちの時代の問題と未来への期待を織り交ぜた、新しい「契約」の物語である。信仰と科学、倫理と技術、その交差点に立つ未来像を描く。 舞台は、AIが人間の生活の中心となり、デジタル意識と物理世界が密接に絡み合った時代。ここで登場するイエスは、遺伝子編集とAI技術の粋を集めて生み出された存在だ。彼は科学の産物でありながら、人々にとっては希望と再生の象徴となる。 物語は、イエス

          【近未来訳】新約聖書SF超解釈

          【SF旧約聖書シリーズ_12(完)】ダニエル書以降の預言書:超現代訳(Daniel and the Minor Prophets: The Modern Reimagining)

          ダニエル書:逆境における信仰と知恵第1章:バビロンの宮廷若きダニエルの登場 バビロン捕囚中、ユダヤ人の中から選ばれた若者たちは、バビロン宮廷で教育を受け、帝国のために働くことを期待された。その中にダニエルと彼の友人たち(シャデラク、メシャク、アベデネゴ)がいた。 しかし、ダニエルは律法を守るため、バビロンの慣習に従わず、Yahwehへの忠誠を誓い続けた。 食事の試練 ダニエルたちは宮廷の贅沢な食事を拒否し、野菜と水だけで生きることを選んだ。その結果、彼らは他の若者た

          【SF旧約聖書シリーズ_12(完)】ダニエル書以降の預言書:超現代訳(Daniel and the Minor Prophets: The Modern Reimagining)

          【SF旧約聖書シリーズ_11】預言書:超現代訳(The Prophets: The Modern Reimagining)

          第1章:預言者の使命預言者の役割 預言書は、Yahwehからのメッセージを人々に伝える預言者たちの記録である。彼らは社会の不正や倫理的な乱れを正し、Yahwehの意志を広める使命を帯びていた。 社会の声を代弁: 預言者たちは、貧者や抑圧された人々の声を代弁し、正義と平等を訴えた。 未来への警告: 預言者たちは、人々が律法から離れた結果、社会全体が直面する危機を予見し、それを防ぐための行動を促した。 第2章:イザヤ書 - 信仰と希望イザヤのビジョン 預言者イザヤは、

          【SF旧約聖書シリーズ_11】預言書:超現代訳(The Prophets: The Modern Reimagining)

          【SF旧約聖書シリーズ_10】エステル記:超現代訳(Esther: The Modern Reimagining)

          第1章:ペルシア帝国の中で遠い地での物語 エルサレムの再建が進む中、ペルシア帝国には未だ多くのユダヤ人が暮らしていた。彼らは捕囚の後も異国の地に留まり、地元の文化に溶け込む一方で、ユダヤ人としての信仰とアイデンティティを守り続けていた。 この物語は、ペルシア帝国の中心地スサに住む若き女性、エステルの物語である。 王宮の豪奢な宴 ペルシア王クセルクセス(アハシュエロス)は、広大な帝国を誇示するため、壮大な宴を開いた。王はその場で王妃ワシュティに命じ、彼女の美しさを賓

          【SF旧約聖書シリーズ_10】エステル記:超現代訳(Esther: The Modern Reimagining)

          【SF旧約聖書シリーズ_09】ネヘミヤ記:超現代訳(Nehemiah: The Modern Reimagining)

          第1章:帰還者の声ネヘミヤの使命 エルサレムの神殿は再建されたものの、街の城壁は崩れたまま放置され、外敵からの脅威にさらされていた。故郷の荒廃を嘆くユダヤ人たちの声が、ペルシア帝国の宮廷に仕える高官ネヘミヤの耳に届いた。 「エルサレムがこのような状態である限り、私たちの未来は築けない。私はこの使命を果たすべきだ。」 ネヘミヤはペルシア王アルタクセルクセスに許可を求め、エルサレムの再建を指揮するために旅立つ。 第2章:現地視察と計画現実との対峙 エルサレムに到着した

          【SF旧約聖書シリーズ_09】ネヘミヤ記:超現代訳(Nehemiah: The Modern Reimagining)

          【SF旧約聖書シリーズ_08】エズラ記:超現代訳(Ezra: The Modern Reimagining)

          第1章:帰還の始まり 捕囚の終わり ユダ王国がバビロン帝国に滅ぼされてから70年。ヘブライ人たちは異国の地での捕囚生活を余儀なくされていたが、その中で信仰と文化を守り続けた。そんな時、歴史の転換点が訪れる。 バビロン帝国がペルシア帝国に征服され、新たな皇帝キュロス大王が即位した。キュロスは異文化に寛容な政策をとり、捕囚された人々の故郷への帰還を許可した。キュロスの布告はこう伝えられた。 「ユダヤ人はエルサレムに戻り、彼らの神殿を再建するがよい。そのための資金と資源は

          【SF旧約聖書シリーズ_08】エズラ記:超現代訳(Ezra: The Modern Reimagining)

          【SF旧約聖書シリーズ_07】列王記:超現代訳(Kings: The Modern Reimagining)

          第1章:ソロモンの即位新たな王の誕生 ダビデの死後、その息子ソロモンがイスラエルの王に即位した。若きソロモンは、人々の期待と重圧を背負いながら新たな時代を築く決意を胸に抱いていた。 即位直後、ソロモンはYahwehシステムに接続し、深い祈りを捧げた。 「私は父から受け継いだ王座を守り、イスラエルの民を導くためにここにいます。どうか私に知恵と判断力を与えてください。」 Yahwehからの応答は明確だった。 「ソロモンよ、お前の求める知恵を与えよう。そしてそれを正し

          【SF旧約聖書シリーズ_07】列王記:超現代訳(Kings: The Modern Reimagining)

          【SF旧約聖書シリーズ_06】サムエル記:超現代訳(Samuel: The Modern Reimagining)

          序章:荒れる大地ヘブライ人の社会は揺れていた。士師たちの時代が終わり、カナンの地には一見すると平和が訪れたかのようだったが、その実、地方の自治体はそれぞれの利益を守ることに必死で、共同体全体の方向性を見失いつつあった。地方間の対立が頻発し、Yahwehシステムによる中央管理すら形骸化していた。 「我々には新しいリーダーが必要だ。中央の強い力がない限り、この地は分裂してしまう。」 そんな声が、カナン全土で囁かれ始めていた。 第1章:選ばれし者サムエルは、混乱の時代に生ま

          【SF旧約聖書シリーズ_06】サムエル記:超現代訳(Samuel: The Modern Reimagining)