老生の種々の観察から、「自分が組織から必要とされていない」と感じている人間の心は荒んでいる。 その心に抱いている不平・不満の矛先は、組織自体もしくは組織に従順な人間に向けられるのである。 従順な人間によって組織が支えられているからこそ、不平・不満が言えるとも知らずに……。
『手元のみならず矛先も見よ』 ・不満の矛先・不安の矛先・不穏の矛先 ・不幸の矛先・不憫の矛先・不信の矛先 愛する人に向けていないか? 愛すべきものに向けていないか? 愛したものに向けていないか? 架空の自分に向けていないか? 貴方の言葉から貴方を守れるのは貴方だけだ。