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心地いい暮らしの中で感じることの備忘録

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日々暮らす中で感じること。感情と気づきの備忘録を集めています。ささやかな日々を愛せますように🕊
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#旅エッセイ

「旅行」ではなく「旅」がしたい。

「旅行」ではなく「旅」がしたい。

noteを3日に1回は更新したいな、と思いながらも、なんだか最近は書く内容に困っている。何を書こうか、まったく思い浮かばないから。書くことないな~ということを書いてみようと思い、今noteの投稿画面を開いている。

こうやって書くことについて思いを巡らせていると、逆に、なぜ書くことが少ないのだろう、という疑問につながった。あ、きっと、旅をしていないからだ、という1つの結論にたどり着く。

私には1

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紅葉の名所は、新緑の名所。京都で楽しむ、緑の世界へようこそ。

紅葉の名所は、新緑の名所。京都で楽しむ、緑の世界へようこそ。

5月。爽やかな風と瑞々しい新緑がきれいで、1年の中でも大好きな1か月だ。4月上旬ごろまでピンクの世界だった景色は、またたくまに、緑の世界になってゆく。緑色に変わっていくだけでなく、時間が経てば経つほど、緑が濃くなっていく気がするのだ。

瑞々しく、爽やかな季節。そんな季節に私が意識して訪れるのは、紅葉の名所、だ。青もみじとも呼ばれるように、秋には真っ赤に染まるもみじの木々も、5月になれば、それはも

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淡路島の青い海に恋をして

淡路島の青い海に恋をして

GWに、淡路島へ1泊2日の旅をした。天気がよくて、まるで恋をするかのように、淡路島の青い海に魅せられて。また大好きな場所が1つ増えた、そんな旅の記憶です。

飛び込んでくるのは、青と緑の世界三宮の駅前でレンタカーを借りて、明石海峡大橋をわたり、淡路島へ。長い長いトンネルを超えた先に、あっと驚くような青い青い海が飛び込んできて、誇張でもなく「わぁ!」という声が自然と漏れてしまう。

太陽にあたって水

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月に1度、本の虫Dayをつくる

月に1度、本の虫Dayをつくる

本の虫Dayとは、私が勝手に名付けた、その名の通り「本の虫になる日」である。本の虫、すなわち「1日中誰にも何にもかまうことなく本を読みあさる日」。そんな日を月に1度休みを確保して、(しかも旅先で)行っている。

今日はそんな本の虫Dayをつくっていて感じることや、ちょっとしたマイルールをお話ししたい。

旅先で本を読むいま私は家を持たずに日本中を旅するように暮らす多拠点生活をしている。スーツケース

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2022年の振り返りを写真とともに

2022年の振り返りを写真とともに

あっというまに年末になってしまった。12月は何かとバタバタしていて、2回も体調を崩した。実はいまも絶賛かぜっぴき中で、喉の痛みと戦いながらこうやってnoteを書き始めている。でも、やっぱり今年のうちに振り返れるものは振り返りたい。きっと年が明けて2023年になると、振り返るよりも「目標」だとか「抱負」に気が向きがちになってしまうから。「過去を振り返る」、振り返ることで気づきを得る、そんな時間を確保

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2022年暮らした街の回顧録:茨城・大洗

2022年暮らした街の回顧録:茨城・大洗

1年間家を持たずに旅するように暮らしてきた私が、2022年に暮らした街を振り返る回顧録エッセイです。当時書いた日記やnoteを読み直し、さらに「今感じること」を付け加えたようなもの。多拠点生活の中で、奇跡のように出会った街に感謝の想いを込めて。じっくりと丁寧に書いていきます。

2021年の暮らした街を振り返ったnoteはこちら。

𓂃𓈒𓏸

4月の下旬ごろから、あまり馴染みのない北関東~東

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同じ空間で違うことをして過ごすこと

同じ空間で違うことをして過ごすこと

1泊2日の和歌山旅行から帰ってきた。少し観光地を巡ったほかは、ほとんどの時間を宿です過ごした。15時チェックイン、翌12時チェックアウト。こんなにフルで旅館にいたのは、はじめてかもしれない。

チェックインを済ませてからというものの、特別ななにかをしていたわけではない。温泉に浸かって(久しぶりにサウナに入ったときの瞬間の心地良さと言ったら…!)、美味しいごはんを食べて、部屋で飲み直して。眠くなった

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紅葉の色づきは着々と

紅葉の色づきは着々と

今日と明日、家族で長野県に旅行に来ている。長野は紅葉の見頃真っ只中。くっきりと雲ひとつない青空がまた一段と美しく感じる。晴れた日には、太陽の光の当たり具合によって、紅葉の色づきの度合いが変わるのを観察するのも大好きだ。

今は温泉に入ってふうっと布団の中でのんびりしている。あと30分後に夕食が始まるから、それまでの間でこうやってnoteを綴っているのだ。

旅行に来てまでnoteを更新するのか、と

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1年間家を持たずに暮らした私が家を持とうと思った理由

1年間家を持たずに暮らした私が家を持とうと思った理由

私はこれまでの1年間、家を持たずに日本全国のいろいろな街で暮らす、多拠点生活をしていた。いわゆる世間的には「アドレスホッパー」といわれる類のライフスタイルだ。

もともと、「移住先を決めたい」と思って始めた多拠点生活だったので、当たり前だけれど、将来的には「好きな街に定住する」ことがゴールだった。だけど、「じゃあ、なぜ、いまこのタイミングだったのか」については、あまり考えたことがなかった。理由を深

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京都暮らし、紅葉狩り備忘録:圓光寺(一乗寺)

京都暮らし、紅葉狩り備忘録:圓光寺(一乗寺)

日に日に目に見える景色が色づいてきている。もみじが真っ赤に染まりつつある京都の街。まだ見頃とは言えないけれど、真っ赤ではなくとも、黄色や緑、赤などのグラデーションに染まる木々がまた美しい。太陽の光によって色合いが移り変わっていく姿も。

このタイミングで京都暮らしをスタートしたからには、ぜひ京都の紅葉シーズンを堪能したい。そう思い、来週~再来週にかけての平日、散歩がてら京都のあらゆる紅葉の名所を巡

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秋の訪れをじっと「見る」

秋の訪れをじっと「見る」

秋。私の大好きな季節。私の生まれた季節でもある。そんな秋がだんだんと深まっていく日々。

私は秋の訪れをじっと「見る」ことにした。「感じる」だけで通り過ぎるのはなんだかもったいないから、少し立ち止まって「見る」。今年はそんな心の余裕がある気がして秋の心地いい空気を存分に吸い込んでみることにする。

たとえば、朝の空気。部屋に太陽の光がさんさんと差し込んできてあたたかいはずなのに、窓を開ければひんや

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余白の時間を愛せる街

余白の時間を愛せる街

尾道の街に来たら、ついつい嬉しくて無駄に街を歩き回ってしまう。路地に迷い込んでみたりして、ひたすらに坂を駆け上る。歩いていると、毎日同じような写真を無駄に撮りたってしまうし、無駄に海を見ながらぼけーっと何もしない時間を過ごしてしまう。無駄に早起きをして海から昇る朝日を見たり、無駄にゆっくりとオレンジに染まる夕焼けを見たり。尾道に来ると、本当に<無駄>な時間が多いように思う。

けれど、尾道に来ると

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27歳、旅する暮らしをして得たこと/28歳のこれから

27歳、旅する暮らしをして得たこと/28歳のこれから

今日、28歳の誕生日を迎えた。ついでに言えば、noteへ初投稿をしたのが2年前の誕生日だったよう(noteからの通知で教えてくれた)。

文章がまだまだ幼くてなんだかこっぱずかしいけれど、私が今この旅するような暮らしをしているのも、フリーランスとして働いているのも、大好きな街に引っ越しをしようとしているのも、このときの私が頑張ってくれたから。そんなことを思うと、このちょっと幼い文章でさえも愛さずに

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大好きな街に戻ってきたときの気持ちをなんて表現しようか

大好きな街に戻ってきたときの気持ちをなんて表現しようか

大好きな大好きな街に戻ってきた。ホームに降り立った瞬間、街のあの空気を感じた瞬間、ふあっと潮の香りが漂ってきた瞬間。

そんな瞬間がいくつも重なり合って、なんだか懐かしいような、けれど懐かしいほどに私はこの街にいたことはないのにな、みたいな形容しがたい気持ちを覚えた。

すっかり時間が経っていたようにも思うけれど、あのとき私が心奪われた景色、感じたことはつい昨日のことのようにありのままに思い出され

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