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27歳、旅する暮らしをして得たこと/28歳のこれから
今日、28歳の誕生日を迎えた。ついでに言えば、noteへ初投稿をしたのが2年前の誕生日だったよう(noteからの通知で教えてくれた)。
文章がまだまだ幼くてなんだかこっぱずかしいけれど、私が今この旅するような暮らしをしているのも、フリーランスとして働いているのも、大好きな街に引っ越しをしようとしているのも、このときの私が頑張ってくれたから。そんなことを思うと、このちょっと幼い文章でさえも愛さずにはいられない。
ちなみに1年前は、こんなnoteを書いている。
ちょうど1年前にADDressを使って多拠点生活をスタートさせた。26歳の私は仕事を退職し、フリーランスになり、アパートを解約して家無しになり、旅暮らしをスタート。目に見える大きな環境の変化があり、常にわくわくと不安が入り交じる毎日。けれど、同時に「自分で選択した」人生を歩めていることに少なからず「これでよかったのかも」と思い始めていた最中だった。
このnoteに27歳の私にむけて「わくわくリスト」なるものを作っていたので、27歳の私を振り返りながら、ひとつずつ見ていきたい。
27歳の私が綴ったわくわくリストと振り返り
・多拠点生活を楽しむ
→日本中に「好きな街」を作って、好きな街への移住を決める
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旅する暮らしを始めて1年弱。日本中で大好きな街を見つけることができた。京都や尾道など元々好きだった街がもっと好きになったことはもちろん、名前さえも知らなかった街で過ごす自分がとても居心地よく感じたり、予想以上に大好きだと思える街に出会えたり。
「好きな街」の定義は街ごとに全然違う。海がきれいな街、きらびやかに輝くビル群、田んぼが広がる地方、山間にある小さな街、温泉に囲まれた街。そのどれもが「好き」で、ひとつに決められやしない、と多拠点生活をしていて思い始めて。「好きな街を見つけて、そこに移住する」ことがとても難しいように3月頃は思っていた。
だけど、いったんずっと暮らしたかった京都へと11月に移住をする。3ヶ月のプチ定住を経て、やっぱりこの街が大好きだ、という確信をもった。京都では、どんな出会いが待っているのだろうか。たまに1週間くらいのワーケーションに出かけてみたりして28歳も「旅する暮らし」を楽しんでもいきたい。
・多拠点生活の中で出会った方々にインタビューして企画化
→「人生は一人ひとり違っていい」を体現する
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ADDressで出会う人はほんとうに面白い。年代も職業も性格もまったく違う人たち。どんな生き方をしてどんな考えをもっているのだろうか。毎晩いろんな会員さんから話を聞くことで、世界が、視野が広がった、なんてありきたりな表現だけど。世間や普通とは違う世界で生きている人たち。
「ここの世界は窮屈だな」「人と比べてしまって辛いな」と思っている人にこそ、「普通なんてないんだよ」と言葉ではなく経験で伝えられる場所がADDressというコミュニティだなあ、と。
インタビューして企画化、はできなかったけれど、こうやってnoteで綴っている内容は、その人に出会ったからこそ紡ぐことができている言葉たち。人や景色との出会いで、私の思考と言葉は育まれているという気づきを得られたのは大きい。
・「旅しながら働く」「旅暮らし」で仕事をいただく(ブランディング)
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思えば、こうやってnoteを書いたりInstagramで発信したりすることで、雑誌やメディアでのインタビュー依頼、イベント登壇、間接的なお仕事依頼をいただく機会が多かった。
けれど、旅暮らしの発信を頑張って一番良かったのが、「misakiさんの投稿を見て、背中を押されました!」「旅暮らしをするのに不安で始めるのを悩んでいたけど、まずはやってみようと思えました!」とコメントやDMをいただく機会が増えたこと。
この部分にはもちろんお金は発生しないけれど、「経験」という目の見えないもので誰かの背中を押せているんだ、という実感が何よりもうれしくて。発信をやめずに続けていてよかったなぁと思う。
・家族との時間を大切にする
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アパートを解約して家を持たない暮らしをしていると言いつつも、季節以外の服や物はすべて実家に置かせてもらっていて。
実は電車で1時間の場所でひとり暮らしをしていたときより、旅暮らしをしていたときの方が、確実に実家に帰って家族と過ごす時間が増えたのは意外な部分だった。
離れているからこそ会いに行こうと思う。場所や時間に縛られない働き方だからこそ、顔を見たいときに(たとえば誕生日とか)会いに行ける。旅暮らしというライフスタイルも肯定してもらえていて、感謝を実感することが多くなったのがよかったなあ。
・ライターの仕事の幅を広げる
→地域のメディアで書きたい!
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今年に入ってとっても素敵な会社さんに出会えて、仕事の幅が確実に広がった。ライターとしてジョインしたところで今は編集の仕事をメインにしていたり、読者として読んでいた大好きな地域のメディアさんで取材・執筆ができるようになったり。
「やりたい!」「やります!」を言葉にし続けていて、それがいい感じに広がっている感覚がある。11月からは京都に定住するからこそ、もう少しお仕事を増やしてご機嫌に働きたいな。
・コーチングの勉強、仕事をする
→寄り添い力を鍛える
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去年の10月時点では、コーチングをお仕事にはしていなかった。「やってみたいな」「勉強してみたいな」を行動に移せてよかった。今年はライターのお仕事をしつつもライフコーチとして仕事の幅を広げられたのは大きな変化だった、と思う。
コーチの仕事をすることで「感情を味わう」という仕事でもプライベートでも大切にしたい軸を見つけられて。あのとき踏み出してよかったな。
・noteでエッセイを書き続ける
→感受性を豊かに日々を過ごしたい
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5月頃から(ほぼ)3日に1回noteでエッセイを書き続けている。フォロワーさんも780名とたくさんの方に読んでいただけている。
もう今は感情を言葉にして綴っていかないとモヤモヤする、というところまで来ているような。たとえ一瞬のささいな感情であったとしても見逃さずに丁寧に言葉にする、そんな習慣を得られて、より私自身の気持ちの変化や心地のよい/悪いを判断できるようになってきて。
「noteを書き続ける」と決めたことで、新しい私の感情と日々出会っているような、そんな気持ちになっている。
・写真の上達。レタッチ技術を上げる。新しい📷ほしい
→Instagramを多くの人に見てもらえるようになりたい
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新しい📷は買えなかったけれど、写ルンですで京都の何気ない日常を毎日撮ってみたり、Instagramに投稿する写真の世界観を統一してみたり。
noteでは「言葉と写真で世界観を作る」を目標に、なるべく私の感情に近い雰囲気へレタッチして投稿できるようになってきた。言葉も写真も私にとっては「ささいな一瞬の気持ちの変化や感情を忘れないように切り取っておく」もので。
丁寧に積み重ねて、あとで見返したり読み返したりするときに「あのときこんなことを感じていたな」といつでも戻れるように。そんな気持ちで向き合えるようになって、純粋に写真を撮るのが好きになったような気がする。
・パートナーを作る(カフェで1人で本読んでいるような人がいい)
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カフェで1人で本を読んでいるような人ではないけれど、奇跡のように音楽の趣味が合う人に出会えて私自身がいちばんびっくりしている気がする。長い間ひとりだったけれど、パートナーができてからの気持ちの変化や純粋な感情に出会えるのが何よりも楽しいね。
・軽やかに、心地よく、しなやかに
→心地よさの精神状態から、新しいことに挑戦する
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「軽やかに、心地よく、しなやかに」は27歳の私のテーマだった。物理的にもスーツケース1つで軽やかに「好き」にしたがって行動できたし、心地いい理想の暮らしや働き方を探し続けることができたし、その中でも新しいことに挑戦できる芯みたいなものもできて。
この1年をまさに体現するようなテーマで日々を過ごせてよかった~~~!!!27歳の私、ありがとう!!!
28歳の私へのわくわくリスト
さて、28歳の私はどんな私になるのだろうか。良い意味でまったく予想ができない。予想ができないからこそ、心からわくわくする。不思議なことに、年齢を重ねるほどに未来にわくわくできるようになった。なんでもできるのではないか、というような根拠のない何かが胸の中にあって、実際になんでもできてしまうように思える。
だからこそ、28歳の私もいつもわくわく、やりたいことに向かって日々を過ごせるように、28歳になってまだ12時間ほどの、いまの気持ちを書き残しておく。
・京都暮らしを楽しむ
→京都検定を受検する、勉強した上で祇園祭を鑑賞する、地域に根付いたカフェか書店で働く、推しお庭マップ作る
・エッセイを本にする
→旅暮らしの軌跡をまとめて本にする、できれば3月までに完成させたい。
・言葉と写真で世界観を伝えられる人になる
→憧れは古性のちさんや伊佐知美さん。この人の言葉だから、の世界観を作る
・ベースを始める
→一度まったくの0から挑戦したらどうなる…?を実験したい
・100冊本を読む
→エッセイ、小説、自己啓発、哲学、文化人類学なんでも読みたい
・27歳の私が「風」だったら28歳の私は「土」でいたい
→27歳の私はいい意味で「軽やかにただよう」をしていたように思う。28歳の私は一歩踏み込んで「そこに根付く」を意識してみたい。
・エッセイを仕事にする
→これは言い続ける。そして書き続ける。そのために丁寧に言葉と感情と向き合う
さあ、28歳も「いちばん楽しかった」と思えるように。毎年「いちばん楽しい」を更新し続ける人生を生きていきたいし、そんな毎日を積み重ねられるように。29歳になって28歳の私を振り返るときが今から楽しみ。
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