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同じ空間で違うことをして過ごすこと
1泊2日の和歌山旅行から帰ってきた。少し観光地を巡ったほかは、ほとんどの時間を宿です過ごした。15時チェックイン、翌12時チェックアウト。こんなにフルで旅館にいたのは、はじめてかもしれない。
チェックインを済ませてからというものの、特別ななにかをしていたわけではない。温泉に浸かって(久しぶりにサウナに入ったときの瞬間の心地良さと言ったら…!)、美味しいごはんを食べて、部屋で飲み直して。眠くなったら布団に入って。
それでも夜に1時間ほど寝るのはまだ惜しい空白の時間があった。そこでそれぞれ好きなことをする時間を設けてみる。今回はパートナーとの旅行。バンド活動をして作詞作曲を担当している彼は、この時間で1つ歌詞を書きあげていた。私はというと、こうやってnoteをぽちぽちと行進したり京都から持ってきていた本を読んだりしていた。
私はこうやって、同じ空間にいながらも、違うことをして過ごす時間が好きだ。同じ空間にいるのに、それぞれがそれぞれの好きなことをしている。なんとも愛おしく、贅沢な時間。こんな時間を大切だと思える人と、やっぱり一緒にいたいなあと思ってしまう。
それぞれが好きなことをしつつ、でもすぐに話しかけられる相手がおなじ空間にいること。その事実がとてもかけがえのないものなんじゃないか、と思えて。そのときの光景をどうしても記憶しておきたかった。
ゆっくりした、と言いながらも2日目の今日は6時過ぎに起きて、朝の海へと散歩に出かけた。心地いい疲れに纏われながら、私はいまこのnoteを1日が終わる5分前に書いている。間に合ってよかった。
自分の好きなことをしつつ、大切な人と一緒にいられる、そんな嬉しさを噛み締めた2日間だったな。
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