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大好きな街に戻ってきたときの気持ちをなんて表現しようか

大好きな大好きな街に戻ってきた。ホームに降り立った瞬間、街のあの空気を感じた瞬間、ふあっと潮の香りが漂ってきた瞬間。

そんな瞬間がいくつも重なり合って、なんだか懐かしいような、けれど懐かしいほどに私はこの街にいたことはないのにな、みたいな形容しがたい気持ちを覚えた。

すっかり時間が経っていたようにも思うけれど、あのとき私が心奪われた景色、感じたことはつい昨日のことのようにありのままに思い出されて。不思議な感覚。同じ道を歩いて同じ景色を見ているはずなのに、私自身の気持ちや姿勢は少しずつ変わっていて。ただ10ヶ月ぶり、だけど確実にあのときの私とは違う私がいる。

大好きな街とは、広島県尾道市のこと。去年は10月に20日ほど、12月に1週間ほど滞在した。大学生の頃に初めて訪れてから、私はこの街の空気や海のある暮らし、心穏やかでいられる私自身、そんなものにどうしようもなく魅了された。何度行っても、同じ景色を見ていても、いつも新鮮な気持ちと「やっぱりこの街の空気はいいな~」という気持ちが入り交じる。

(1年前に滞在したときには、こんなふうに過ごしていた)

朝日と夕日をぼーっと眺める時間。心がほぐれてふっと力が抜ける感覚。せわしなく生きることはしなくていい。そんな気持ちにさせてくれる不思議な街。今回の滞在はたったの5日間。さあ、ゆっくりのんびり大好きな海の見える街で、暮らそう。

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misaki|散歩日和
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