躁転を待つ僕は、姉に対する怒りが収まらない。軽薄な女。妖怪とはその時代のイデオロギーの容れ物のことだろう。「私は社不」、と悠々と自嘲する厚かましさを備えたあの馬鹿はただの妖怪に過ぎない。精神障害者である僕固有の世界にはきちんと「他人」がいて、思想闘争を経て妖怪はくたばるのだ。
意気揚々と音声録音したのちに、 前々から行方不明のイヤホンのことで不安になって涙流すPMSガール。 (ガールよりウーマンかな?)