頭の中に猛嵐が吹きまくるときは、過ぎ去るのを待つしかない。何もできない、動けない。そのかわり嵐が過ぎ去ると、洗い流されてのこった言葉やアイデアがへとへとの思考の浜辺に打ち上げられることがある。きれいに飾る余力がないのでそのまま出すと、存外そのほうが素材の味が生きて響くみたい。