“ミトンとふびん” 吉本ばなな 呼ばれていると思った。 絶対いく。 ずっと行きたいと思っていた場所。 まっててね、フィンランド。
吉本ばなな『ミトンとふびん』 人生を眺めているだけのなんてことないお話。さりげない、軽い。だけど読み終えると心が静かになる。そんな想いで書かれた作品。ばななさんにしか紡げない、魔法のような言葉が詰まった、一生手元に置いておきたい宝物です。
結局、同時代を生きてる作家さんで、一番作品を共感して読んでるのは、吉本ばななさんかも。ばななさんの作品読む時は、いつもベストタイミングでベストな小説に出会える、不思議。キャラメルを舐めるみたいに大切に読もう。
なんでこんなに、心の襞の奥のその奥、自分でも気付けなかったところまで入り込んでくれるんだろう。 なんでこんなに冬の澄んだ空気が鼻に痛いんだろう。 読む前には戻れない。自分という人間は変わってないにしても。 ありがとうございます。