他人をコントロールできないことを心配するより、自分の感情をコントロールすることに集中した方がいい。 ストア派という哲学の考え方です。
ストア派や仏教における自分の心を見つめる(観察する)習慣と世界や他者を理解したいという欲求(好奇心)は両立できるし、相互補完的ではないかと思う。むしろ、内面を見つめ、自己を律しながらも、世界や他者を正しく理解しようと努めることで精神的なバランスがとれる。倫理と好奇心の両立でもある
スピノザの「その澄み切った解脱の生活」の空想。それは世俗的欲望から離れ、比較的少数の精選された蔵書と愛着のある簡素に整理された、少ないモノしか部屋にはなく、思索と知的探求、夢想が中心の静寂に包まれたシンプルな生活。先人の蔵書は決して数が多くはなかった。フェルメールの絵画に近い。
心をよい状態に保つ方法。自然散策、読書、運動、音楽を聴くこと、良き友人などとの対話、自然観察、瞑想、書くこと、休息、良質で適度な睡眠、歴史上の思想家や哲学者や詩人の言葉を糧にすること、不健全な情報源を避けること、旅行、哲学を学び、糧にすること、良き知識人の言葉に傾聴すること。
会社のドタバタで自分が試される一週間 こういう事態になると 自然とマルクス・アウレリウス「自省録」の一説が 頭をよぎる 曰く 子の長命を願うな 夭逝したときも泰然たる心構えを願え と わたしは会社が恒久に健全であることを願わない まず会社の不全を受け入れる態度を願いたい
ローマ皇帝マルクス・アウレーリウスは、瞑想に耽りながら精神的な日記を書いていた。それが『自省録』として今日にまで伝わっている。彼が行なっていたのは、「書く瞑想」である。思考や感じたこと、思ったことを整理するために、ありのままに書いた。 「書く瞑想」は私たちにも容易にできる。