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叱られた事案があってわかった、自分の奥底にある自分の「気持ち」


久々に、仕事で叱られるという経験がありました。
叱られる元となった事案は、自分の部下が起こしたミスなのですが、そのミス事態はすぐに挽回策をとることができて、なんとか事なきを得ました。
が、そういうインシデントが起こったということを、私の部署の最終責任者であるところの私の上司に私が報告しなかった、ということが上司に知れて、それを上司が私の部署に指摘したとこに私がすぐに報告と詫びに行かなかったことを、厳しく叱られたという次第です。

この事案事態は自分でいうのもなんなのですが、叱られポイント満載だし全くもって自分のポカ、完全なる判断ミスというか判断の欠如が原因なので、叱られたこと自体は至極当然と受け止めています。

が、自分でも釈然しなかったのが、どちらかというと普段は些細なことでも上司に報告にいくタイプの自分が、なぜ今回は報告を怠ったのだろうか、ということでした。
という釈然としない気分で数日悶々としたので、理由を書き出すことで整理してみることにしました。

いったん書き出して得た結論は、
・部下を庇いたかった:そんなにおおごとではないので上司に報告しなくても済む案件に位置付けることで部下が発端の事案を上司に知らせたくなかった
・疲れていた:疲れていて、いつもはできるはずの判断+行動ができなかった
というものでした。

が、この結論でいったんは自分の心の中で決着させてみたものの、さらに数日、モヤモヤが晴れません涙。

これまでなら、美味しいものを食べるとか、買い物するとか、何か気晴らしをしてモヤモヤを解消できていたのですが、今回はそうもいかず、もう少し深刻な気分でした。
というのも、こうした中間管理職的な立場にいて、この先もこうした職位にいる資格・能力があるんだろうか、もう能力がないことが明らかだったら、そろそろ辞めて人生の次のステージに移行した方が良いのかなあ、という思いが浮かんでしまったからです。

で、お目汚しですが、このnoteに書くことを通じて、もう一段掘り下げて理由を考えることにしました。

・・・で至った結論なのですが、自分でもびっくりなのですが、
おそらく自分はこの上司のことが好きではない、信頼できていない、という自分の気持ちがあるから、報告に行きたくないと意識の奥で思っていた、のだろうということです。

はあ、自分でも本当にびっくり。

上司は仕事ができると会社内でも評判ですし、自分も昔から知っている人ですし、オープンマインドの人ですし、嫌いになる要素がないのですが。

ただ、思い当たることはありました。この上司が自分の上司のポジションに異動して来たのは数ヶ月前。先日、別の同僚がこの上司を「すごく頼りになる良い上司だよね?」と言ったことに対して、私はそうだね、とは返せなかったのです。。。

なんでこの上司のことが好きでないんだろう、とこの一両日考えた結果は、
自分側の被害妄想というか、上司が自分の担当業務への関心が低いと自分が勝手に思い込んでいること、共感を得られていないと思い込んでいること、と思い至りました。
そう思い込んでいる理由は、上司が資料を目の前でほとんど読んでくれない(一瞥のみ)、とか、自分の説明を聞いて「わかった」と即答で終わり、とか、そんな上司のアクションが自分の期待と異なる、ということに尽きると思い至りました。

自分な担当の業務に対して、上司が本当にどう思っているのかははっきりいって分かりません。だから、結局は自分の思い込みというか被害妄想でしかないように思います。
いずれにしても、上司といった他人を変えることは難しいので、
自分で変えられる範囲で結論を出すとしたら、こういう結論になりました。

とりあえず、自分が思いもよらずびっくりした結論を得られて、ある意味安心しました。気づけてよかったという安心です。
上司に苦手意識があるとわかったので、それを意識して前のめりで報告に行く、とこれからの自分の行動を変えることにしてみます。
それでもミスが起こるようだったら、今度こそ自分の能力不足・欠如だという結論になってしまいますので、その時は人生の次のステージに移行しようかと思います。

自分で変えられる範囲で結論を得る、ということは、最近読んだ樺沢紫苑さんの『言語化の魔力』にも書かれていたように思いますし、

元大リーガーのイチローさんや松井さんが「コントロールできないことには悩まない」と言っていたこととも同じようなことだと捉えています。
ストア派哲学が、自分がコントロールできるものとそうでないものを区別し、自分でコントロールできるものにだけ集中する、という考え方だそうです。為末大さんも同じことをnoteで書かれていました。


私自身は、誰かを恨んだり妬んだり、ということにエネルギーをなるべく使いたくないタチなので、これからも自分がコントロール出来るはずの自分の考え方・行動を変えるという範囲で、できる改善を図っていきたいと思います。

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