ビジネスモデルイノベーション協会(BMIA)
BMIA総合研究所の記事になります。
BMIA(ビジネスモデルイノベーション協会)の会員特典・サービスについての情報や、会員インタビュー記事を集めました。
事業の全体像がひと目でわかる、新規事業開発には欠かせないツール、ビジネスモデル・キャンバス(BMC)。ビジネスモデル・キャンバスに関する記事を集めました。いざBMCを使おうとしたときのお役立ち情報満載でお届けします。
BMIA(ビジネスモデルイノベーション協会)の活動報告です。もともと四半期ごとに発行していた冊子がウェブマガジンに生まれ変わりました。 イベントレポート、講演録など掲載しています。
対談イベント「BMIAリスキリング・セッション」シリーズの記事を連載します。
はじめまして。BMIA(一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会)と申します。 2014年7月に誕生。設立から6年経ちました。 みなさんは、この本や 『ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書』アレックス・オスターワルダー (著), イヴ・ピニュール (著), 小山龍介(翻訳)、翔泳社 (2012/2/10) この本を 『バリュープロポジションデザインー顧客が欲しがる製品やサービスをつくる』 アレックス・オスターワルダー (著), イヴ・ピニュー
名古屋商科大学ビジネススクールの事業構想ネットワークというグループから、一般社団法人が生まれた。その名も、ノット・ア・ロット。ノットは、結ぶという意味のKnotで、たくさんの人と地域を結び、地域活性化に取り組んでいく事業を行っていく。 第一弾となるプロジェクトがすでに進んでおり、来年の3月に北海道の事業者を対象に、ビジネススクールの学生によるビジネスコンテストを行うことになっている。地元の信用金庫と協力しながら、地に足のついた取り組みを進めていく。コンテストでは、地元の事業
今日は、NUCBのBusiness Model Designの授業で、シナリオプランニングを実施した。ソニーとホンダの合弁会社であるソニー・ホンダモビリティを題材に、合弁会社をスタートさせるべきかという意思決定について、シナリオプランニングを通じて分析、評価するというものだ。 多くのビジネスの意思決定は、ある程度、定量的な判断で決定ができるという想定で進められる。M&Aでも、高すぎれば買わないし、安ければ買うほうがよいだろう。ニッポン放送を買収すれば、それよりも価値の高いフ
毎年、山形大学の工学部で「デザイン思考」の集中講義を行っていて、今年もいつもどおりいい手応えを感じている。デザイン思考とは、創造性と実用性を融合させ、問題解決や新しいアイデアの創出を行うための思考プロセスである。単なる創造性ではなく、しっかりとした実用性を持った設計を行い、また目の前の問題解決への対処療法ではなく、その原因の本質を捉えるところに特徴がある。 その起源の一つは、ピーター・G.ロウ『デザインの思考過程』にある。ロウは、建築や都市を設計するにあたって、デザイナーが
谷川俊太郎は美学の人だと思う。谷川俊太郎の詩は淀みがない。淀みなく、その詩の目的とするところにまっすぐに行く。小学校の教科書にも載るだろう。朝のリレーでは、バトンを落とすことなく、きれいに地球を一周する。孤独もまた、透き通る。うんちの詩を書いてもきれいだ。 詩のボクシングというイベントがあり、谷川俊太郎がねじめ正一に勝利した。このことについて、確か荒川洋治が書いていたように思う。見つからないのでうろ覚えで書くのだが、谷川俊太郎の言葉は、テクニックで、身体からでていないという
今日は京都芸術大学での地域文化デザインゼミでの批評発表会。留学生、特に中国からの留学生が多く、しかし批評レポートはもちろん日本語での提出。どこまでしっかりとした批評が提出されるか、少し不安でもあった。日本語はそれほど流暢ではない学生も多く、そうなるとどうしても、比較的簡単なやりとりに終始してしまうことが多い。修士レベルの論文の執筆ができるのか、正直、確信が持てなかった。 しかし今日提出してもらった批評は、非常に優れたものが多かった。映画の批評であれば、それが映画のパンフレッ
今回の兵庫県知事選挙では、SNSが大きな役割を果たしたことは、否定しようがないだろう。テレビや新聞を始めとした既存メディアが、「報道しない自由」などと揶揄されるような恣意的な情報の取捨選択をしていると捉えられた一方で、SNSは一次情報にアクセスできる、高い透明性を担保していて信頼できるのだと主張する人もいる。 しかし、SNSの信頼性が高いなどとは、まっとうな人であれば思わないだろう。既存メディアが信用できないというのは同意しても、だからといってSNSは信頼できるなんてことは
斎藤元兵庫県知事の当選は、多くの人にとって驚きの結果だったようで、それもゼロ打ちと呼ばれる、投票が締め切られた午後8時になってすぐ、当確がでた。まるでトランプの当選を見るようでもあった。リベラル派の候補者が勝つと信じていた人が、結果を受け入れられない様子も、まったくその再現だった。 さて、これが、SNS、特に動画系のSNSの活用や、それによって拡散した「陰謀論」によって起こったというのが、彼らにとってもっとも説得力のある説明だ、というのも、同じだ。トランプはありもしないフェ
マクルーハンが、グーテンベルクによる活版印刷がもたらした社会的変化と、現代の電気テクノロジーによる脱文字文化時代という分析を行った『グーテンベルクの銀河系』。今ではなかなか想像のつかない音声による呪術的世界について、さまざまに語られる。 大量印刷されることによって知識が伝えられるようになったグーテンベルク以降、均質化された時間と空間がもたらされた。これは印刷技術だけでなく、ジョン・アーリの『モビリティーズ』でも指摘されているように、時刻表どおりに運行される機関車が「クロック
大学時代、ひねくれ者の私は、第二外国語にスペイン語を選んだ。なんでもよかったのだが、人と変わったことをしたい年頃だったので、あえて一番人数の少ないスペイン語を選んだのだ。ところが、先生との折り合いが悪く、というか、ひとえに受講態度の悪かった私のせいなのだが、59点で落とされてしまった。わざわざ1点足りない点数で落としたのは、「お前には単位をやらない」というかなり明確なメッセージだった。 困った。スペイン語は受講生も少ないので、先生を選ぶことができない。同じ先生の授業を受けて
とある企業の次世代リーダー育成研修の、中間発表が昨日あった。最終発表では、自社のビジネスモデル上の課題を指摘し、その改善提案をする。中間発表ではその進捗を報告し、フィードバックをもらう。 その中間発表に合わせて、幹部講話が実施された。経営幹部がやってきて、自分のキャリアやリーダーの心得について話すのだが、これがとても興味深い。昨日の幹部講話の中で、次世代リーダー候補者に対して、「みなさんくらいの年齢だったら、組織をこうしたいという主体性をもつべき」ということを話されていた。
コロナ禍で自宅にいることが多くなってから、料理をするようになった。もともと料理は嫌いではなかったのだが、今では出張しない日はほとんど、自宅で料理を作っている。その料理の強い味方が、今日紹介するPanasonicのオートクッカーBistroだ。 このオートクッカー、スマホアプリに登録されているレシピと組み合わせ、さまざまな料理を自動で作ることができる。煮物、炒め物、スープ、パスタ、チャーハンなどなど。かき混ぜの羽と、圧力鍋機能を組み合わせることで、短時間で自動料理ができるのだ
テクノロジーが進めば進むほど、テクノロジーがなかった時代への憧憬が高まる。というのも、文明によって、人類は、それまで持っていた能力を少しずつ失っていくからだ。縄文ブームが続いているが、縄文の暮らしに憧れるのも、そうしたテクノロジーの進化によるものだ。彼らは、銃も、高度な罠もないなかで、狩猟生活を行っていた。ほんとうにすごい。 そうした例は、今でも起こっている。携帯電話がないときに、私たちがどのように生活していたのか、もはや記憶の向こうだろう。携帯電話があれば何も計画をたてな
AIの登場によって、いよいよ人は考えなくてもすむようになるのかもしれない。部下に仕事を頼むよりもAIに頼んだほうが速いし、品質もよい。コンサル業界では、AIによって若手の育成機会が奪われていると聞く。高い給料も取らず、やり直しさせても文句も言わない。無尽蔵の体力を誇るAIに頼みたくなるのは、当然といえば当然だ。 今日は、そのAIのことではなく、そこで失われる人類の能力について考えてみたい。文明が進むことによって、人間はどんどん、その能力を失っていったという議論がある。たとえ
今日は軽い話題を。クレジットカードのポイント運用を、今年からがらりと変えてみた。遠方で撮影をするためにも、できるだけマイルで飛べるようにしておきたいという気持ちから、ユナイテッド航空のマイレージプラスセゾンのクレジットカードに加入した。 ユナイテッド航空がスターアライアンスメンバーということで、このマイレージプラスのマイルはANAの特典航空券にも使うことができる。しかも、ANAのマイルと違って、サーチャージが無料で、キャンセル・変更もできるというすぐれもの。有効期限もないの
スケジュールを組むとき、だいたい3ヶ月先くらいの予定をいれることが多い。そうすると自然と、3ヶ月後にどんな状況なのかを考えることになる。段取りをしていると、自然と3ヶ月後に起こることのイメージもできるようになる。 たとえば、2020年1月26日に、新型コロナウイルスが中国で流行しているのをニュースで見て、次のようにFacebookに書いた。日本での感染者は、累計で4人であった。そこから3ヶ月以内に起こることを、かなり正確に予測している。 実際に、2020年2月23日は第九