ロト

中東遊民 読書と執筆 ときどき写真 修士号持ち 語学(英語、フランス語、ラテン語、ヘブライ語、アラビア語、フィンランド語)に取り組みつつ、哲学(的思考)と宗教(主にユダヤ教、キリスト教、イスラーム)の関係に魅かれています。 当面の夢はLeicaを買うことです。誰か!ライカ!

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中東遊民 読書と執筆 ときどき写真 修士号持ち 語学(英語、フランス語、ラテン語、ヘブライ語、アラビア語、フィンランド語)に取り組みつつ、哲学(的思考)と宗教(主にユダヤ教、キリスト教、イスラーム)の関係に魅かれています。 当面の夢はLeicaを買うことです。誰か!ライカ!

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【セカイの思想から】谷徹・飯田隆・清家竜介・宮﨑裕助・國分功一郎(斎藤哲也編)『哲学史入門Ⅲ』NHK出版、2024年。

 本書は、編者がインタビュアーとなり、5名の研究者と対話しながら20世紀の西洋現代哲学・現代思想を解説していきます。全3巻本の最終巻。いよいよフィナーレです。 本書は第1章「現象学−その核心と射程」、第2章「分析哲学のゆくえ−言語はいかに哲学の対象となったか」、第3章「近代批判と社会哲学−マルクスからフランクフルト学派へ」、第4章「フランス現代思想−20世紀の巨大な知的変動」、終章「〈修行の場〉としての哲学史」で構成されています。 1.「サイエンス」は最近登場した 恥ずか

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【セカイの思想から】谷徹・飯田隆・清家竜介・宮﨑裕助・國分功一郎(斎藤哲也編)『哲学史入門Ⅲ』NHK出版、2024年。

    2024.11.09 世界の諸相から

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    2024.11.05 世界の諸相から

    2024.11.05 世界の諸相から

    来週、アメリカから来られたゲストをお迎えする。早く風邪を治して万全の状態で臨みたい。

    来週、アメリカから来られたゲストをお迎えする。早く風邪を治して万全の状態で臨みたい。

    6,666ビューありがとうございます😄

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    【800字書く練習】「延長」について

     阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』光文社、2024年。 本書pp. 81-86「3. 長いパラグラフをつくる」で、「長いパラグラフを書くことへの抵抗を除去し、メカニズムに慣れ、なるべく意味ある記述のみによって字数を増やす方法論」(p. 85)について触れられています。その具体的な訓練として、「800字や1000字といった字数設定で、単発の長いパラグラフを何本も書くトレーニング」(同頁)が薦められています。というわけで、その練習を試行的にやってみる

    【800字書く練習】「延長」について

    先日帰省したら、商店街のアーケードが取り外されていた。 4歳の頃ここのアーケードで、間違って火災報知器を押してしまい、母に迷惑かけた思い出ごと、少しずつこの街は朽ちてゆくのか。

    先日帰省したら、商店街のアーケードが取り外されていた。 4歳の頃ここのアーケードで、間違って火災報知器を押してしまい、母に迷惑かけた思い出ごと、少しずつこの街は朽ちてゆくのか。

    「付箋が多すぎる問題」を解決したい

    読書をする際、「これは重要だ!」と思ったところ、「本当にそうか?」を疑問に思ったところや気に入った箇所に付箋を貼る方も多いのではと思います。 まず、ワイの付箋の貼り方の悲惨な現状をご覧下さい。 自分の頭の中をまるごと視覚化されていて、我ながら恥ずかしい限りです。 なぜこうなってしまったのか、原因を探ってみます。 1.色に役割を与えていない現在使用している付箋は、3MのPost-it 9色です。 9色もあるので一見便利でお得に思えるのですが、ワイにとっては多過ぎでした。

    「付箋が多すぎる問題」を解決したい

    自分自身を規定するOSを自由自在に変えられたらいいのにな。

    自分自身を規定するOSを自由自在に変えられたらいいのにな。

    【セカイの思想から】上野修・戸田剛文・御子柴善之・大河内泰樹・山本貴光・吉川浩満(斎藤哲也編)『哲学史入門Ⅱ』NHK出版、2024年。

     本書は、第1巻に続き編者がインタビュアーとなり、6名の研究者と対話しながら17世紀から19世紀までの西洋近代哲学史を易しく解説していきます。  第1章「転換点としての17世紀-デカルト、ホッブズ、スピノザ、ライプニッツの哲学」、第2章「イギリス哲学者たちの挑戦-経験論とは何か」、第3章「カント哲学-「三批判書」を読み解く」、第4章「ドイツ観念論とヘーゲル-矛盾との格闘」、特別章「哲学史は何の役に立つのか」で構成されています。  詳論や各論は脇に置いておき、ここでは本書の重

    【セカイの思想から】上野修・戸田剛文・御子柴善之・大河内泰樹・山本貴光・吉川浩満(斎藤哲也編)『哲学史入門Ⅱ』NHK出版、2024年。

    2024.09.23 世界の諸相から

    2024.09.23 世界の諸相から

    【セカイの思想から】千葉雅也・納富信留・山内志朗・伊藤博明(斎藤哲也編)『哲学史入門Ⅰ』NHK出版、2024年。

     本書は、古代ギリシアからルネサンスまでの哲学史について、編者がインタビュアーとなって4名の研究者と対話しながら解きほぐしてゆく入門書シリーズの第1弾です。  まず序章「哲学史をいかに学ぶか」では、千葉が哲学史を学ぶ上での基本的な姿勢について語ります。以降、第1章「〈哲学の起源〉を問う−古代ギリシャ・ローマの哲学」では納富、第2章「哲学と神学はいかに結びついたか−中世哲学の世界」では山内、第3章「ルネサンス哲学の核心−新しい人間観へ」では伊藤が、それぞれの専門的知見から平易

    【セカイの思想から】千葉雅也・納富信留・山内志朗・伊藤博明(斎藤哲也編)『哲学史入門Ⅰ』NHK出版、2024年。

    「本の読み方」がワイを惑わせる

    こんにちは、ロト⊿です! 皆さんは読書好きですか? ワイは「好き・・・なのか」と思うところもありますが、まぁ読書習慣は身についています。 毎月数冊新しい本を迎えては、積読の山の標高が高くなるのを見ながら少しずつ読んでいるという状況です。 今日はそんなワイがずっと手こずっている「本の読み方」についてのお話。 1. 「読書=暗記」という悪弊に悩まされる仕事をしながら研究をしているのですが、そうなると限られた時間でいかに効率よく本や論文を読んでいくかということが鍵になってきます

    「本の読み方」がワイを惑わせる