ハッピーエンドの映画を見るとかえって辛くなる時ってあるよね。空想の世界では一時的な喜びを獲得できても、そこから乖離した現実世界で強烈な虚しさに襲われる。「耳をすませば」を観た。ラブストーリーは胸をじんわり温めてくれたが、涙に浸すとすぐに割れた。まるでガラスを作ってるみたいだ。