カウンターレディはプ女子⑨:創作小説と私
月曜日の夜。
閉店作業を終えて帰ろうとしたあずきは、数人の
警察官に囲まれた石塚の車を見て慌てて駆け寄った。
「あずちゃん。一緒に事情を説明してくれるかな?」
石塚は職務質問を受けているところだった。
この辺りでストーカーらしき人物がいると警ら中の
警官に、あずきを迎えに来て車で待っていた石塚が
引っ掛かったのである。
「この人は違うんです。」
あずきは自分が通報した案件で、石塚はそのために
協力してくれている人だと警官に説明した。
「いやぁ、まさか怪しまれるとは思ってなか