スナップ撮影の瞬間は無意識ですが、後からセレクトするのは顕在意識です。どこまでを「理性」とするかは曖昧ですが。 つまり撮影→キュレーションは精神分析そのもので、そのための枠組みとして、この本はとても良かった。
美術手帖のバックナンバーセレクト。1960年代、日本の美術史は作家や作品から展覧会やキュレーションを中心に語られるよう変化した。中原佑介は、展覧会の影響力とその問題点を指摘し、キュレーターが批評家に代わる現状を批判的に考察した。  https://bijutsutecho.com/magazine/series/s10/29914