マガジン特別記事「斎藤元彦はなぜ逆転勝利したのか?」
さて、県外からも大きな注目を集めていた兵庫県知事選挙は昨日投開票が行われ、前職の斎藤元彦氏が再選して幕を閉じた。
紆余曲折の末に斎藤氏の返り咲きが決まったことで、すべては振り出しに戻った。発端となった今年3月の「内部告発文書」騒動からの9カ月近く、県政はただただ停滞してしまっていたといっても過言ではない。
+++++
多くの方がご存じのとおり、知事選がスタートした当初は対立候補だった稲村和美氏が大きくリードした情勢であるとささやかれていた。私の周囲を観測するかぎり