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趣味・文化

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記事一覧

公用語と方言

公用語と方言

はじめにみなさんはどこの出身ですか?と聞くと、今住んでいるところと違うことが多いです。かく言う僕もその1人です。今住んでいるところと地元が違うと使う言葉も違うはずです。同じエリアであれば、そこまで思いませんが、関東から関西や関西から関東へ行くと言葉の違いに少し戸惑うことがあるはずです。そういった方言が出たり、使われたりすると同じ日本語なのに通じないということもあります。昔に比べるとそういったことは

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こよみだより ✽ 鏡開き ✽

こよみだより ✽ 鏡開き ✽

「寒中」らしく、日ごとに寒さがつのる今日この頃、
凛とした冷たい空気に、赤い実が 時折やさしく輝くのを見つけて、いとおしく感じたりしています。

今日、1月11日は、鏡開きです。(地域によって日にちが異なります。)

供えていた鏡餅を下げて、お雑煮やお汁粉などにして頂く日です。
歳神様が 松の内の期間に宿っていた鏡餅を食べることで、エネルギーを蓄え、無病息災などを願うものです。

この風習は、室町

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近鉄乗ったで降りたで【第1話:魅惑のナローゲージ】

近鉄乗ったで降りたで【第1話:魅惑のナローゲージ】

いつも御馴染みの車窓風景。
通過するその車窓の中に、気になる存在ってありませんか?
ふらっと降りてみたくなりたくなることってありませんか?

ども、ゆさっちです。
とある金曜日の朝、ゆさっちは近鉄名古屋駅にいます。

名阪間の移動にお気に入りの近鉄特急を使うことが多いのですが、いつも車窓を通して降りて見たいスポット、乗ってみたい支線、これらが自分の中で増殖していったんですよね。
で思い立って前日深

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「トヨタ自動車創業家」の菩提寺

「トヨタ自動車創業家」の菩提寺

昨年12月に参拝した「雪の庭」「安珍・清姫伝説の鐘」で有名な京都にある「妙満寺」、
この時にこのお寺に愛知県からグローバルカンパニーとなったトヨタ自動車の豊田一門が眠っていると知って驚いた。
(ヘッダー画像の右側の仏舎利大塔に眠る)

何故、愛知県出身の豊田一門のお墓が京都に?

因みに、わたしはトヨタ自動車には友人がいるぐらいで何の関係もないけども。知りたいだけ。。。

この疑問を常に持ちながら

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そこに教養がある

そこに教養がある

はじめに突然ですが、「教養がある」とはどのようなことを指すと思いますか?おそらく、共通して出てくるのは物知りであることということだと思います。教養のある人は物知りですが、残念ながら、物知りでも教養のない人はいます。では、教養があるとはどのようなことなのでしょうか?おそらくですが、物知りなうえに古典や芸術や芸能に詳しい人だと思います。芸能と言っても、芸能人のゴシップネタではなく、クラシックバレエや能

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絶滅危惧の「船場言葉」

絶滅危惧の「船場言葉」

「まいど、おおきに。儲かりまっか?」
「まいど!ボチボチでんな。」

私がこどもの頃、商店だけでなく中小企業の社長なども、このやり取りが定番だったように思います。

いわゆる「でんがな。まんがな。」の船場言葉は最近ではめっきり聞かなくなりました。

もしかしたら、大阪人であっても20代以下の若い世代にはすでに通じない言葉となっていることでしょう。
周りに船場言葉を使う大人がいないので仕方のないこと

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和菓子とわたしと、和菓子のおはなし

和菓子とわたしと、和菓子のおはなし

私は、幼いころから和菓子が大好きでした。

とくに こしあんをよく好み、お饅頭やおはぎはもちろんのこと、夏には水ようかんに、冬にはお汁粉に、いつもほっぺたが落ちそうになりました。

カステラや「シベリア」も昔から好きです。
シベリアって、ご存じでしょうか。カステラ生地に羊羹をはさんだ懐かしいお菓子です。
幼いころ、母と一緒に家の近所のパン屋さんに行くと、いつもおねだりしていたことを思い出します。よ

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女が全財産をつぎ込んででも「”男”にしたい、男」。鉄板ダメンズだけど(笑)

女が全財産をつぎ込んででも「”男”にしたい、男」。鉄板ダメンズだけど(笑)

8月8日(パパの日)にROM専になって外部のブログに移籍する宣言をした、「
(旧)寝た子を起こし太郎」さんの企画があったことを
おひたち兄の記事で知りました。

なんだか、締め切り日がよくわからないんですが、
まあ、NETAKOTAROさんは、そういうことに厳しくなさそうな気がするので
(知らんですけど(笑)) 気にしないで、今日書こうと思います。

ヒスイのアイドルは画家「田中一村(たなかいっそ

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【伝統行事】幻想的で壮観な「花背松上げ」

【伝統行事】幻想的で壮観な「花背松上げ」

昨日8月15日に2年ぶりに行われた京都の伝統行事「花背松上げ」を見に行きました。

15年前に感動して以来、なかなか見に行けなかったけど漸く念願が叶ったのです。

そもそも「花背松上げ」とは、「京都の北部にある花背地区で松明を上げる」という意味。

高さ20mの柱の先端に取り付けた竹籠(カサ)に松明を投げ入れ、点火させて柱を倒すというもの。

柱だけ見れば小学校の頃の玉入れを思い出す。

この行事

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July 28, 2022: Metaverse, Virtual Space, New Lifestyles(メタバース、仮想空間、新しい生活スタイル)

July 28, 2022: Metaverse, Virtual Space, New Lifestyles(メタバース、仮想空間、新しい生活スタイル)

For instance, I can immediately jump into Shibuya town on Metaverse. I may not need to go there by bus or train. Metaverse has the same Shibuya as the one you experience in the real world. It also has

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無宗教の日本人がアベマリアを好きな理由

無宗教の日本人がアベマリアを好きな理由

 こんちはー(^▽^)
 神を信じぬ傍若者みこちゃんです!

 大晦日には除夜の鐘をお寺でつき、お正月は明治神宮と靖国神社(爆)←ちゃんとお約束で入れておく( ̄▽ ̄)。ウエディングドレスのショーウインドウは横目でちゃんとチェックして、それよりなにより、中高はキリスト教系の学校だったよ!

 どうだ!見てみろ!神を信じまくっているじゃないか!

 確かに節操ないのですが、これを、全部贋物だという人は

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ショパンの明るい悩み相談室は今日も行列

ショパンの明るい悩み相談室は今日も行列

 クラシック音楽愛好家の方の中で、ショパンというのはとてもビミョー(カタカナ)な音楽家ですよね。

 まず、私立の音大ピアノ科でアンケートを取ってみるとしたら、女子学生のおそらく9割くらいが好きな作曲家の第3位までにはショパンを入れると思います。

 これがですね、作曲科や楽理科(作曲や音楽史など学問的にやる所)の東京藝術大学の男子学生にアンケートをとると、ショパンが好きな作曲家のトップ3に入る確

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ヨハン・セバスチャン・バッハはどうして音楽の父なのか

ヨハン・セバスチャン・バッハはどうして音楽の父なのか

 久しぶりにこのシリーズです(^▽^)。

 初めての方は、ぜひこちらもどうぞ。

 さて、今回は西洋音楽史を語る上でやはり超巨星を説明しないと、あとの説明がなんにーもできなくなってしまうほどの、ものすごい人ヨハン・セバスチャン・バッハにしました。

 バッハは知らない人はまずいないと思いますが、ベートーヴェンやモーツアルト程はポピュラーじゃないかもしれません。それは、ウルトラマンよりウルトラの父

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ベートーヴェンはやっぱり(とてつもなく)エッチです

ベートーヴェンはやっぱり(とてつもなく)エッチです

 では、みんな大好きベートーヴェン!

 じゃじゃじゃじゃーん!

 この有名な出だしは、ベートーヴェンの作曲技法をよく表しているので、このシリーズの掟を破って、ちょっとだけ楽譜を見てみましょう。といっても、第2回で楽譜引用したときと同じように、おたまじゃくしは読まなくていいです。図形として、「なるほど、そう見えるな」でまったくかまいません。

 印象はどうですか?まるで、ハンマーを持ってじゃじゃ

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