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しゃぼん玉になったインドネシア旅行、あるいはLCCの洗礼を受けて
Ⅰ トラブル インドネシア14日間の旅に出る、はずだった。こちらの旅、出発直前になって、大波乱だった。
1つ目。出発9日前になって、行きのフライトを予約したGo to gateから、フライトの一部が航空会社によってキャンセルされた、という英文のメールが来ていることに気がつく。出発まで1ヶ月を切った頃にメールが来ていたのだが、気づかないでいたのだ。
慌ててGo to gateにメールで返事し
ジェンダー平等は「私」から始まる
高校の「文学国語」の教科書を開く。今年は何を取り上げようかしら、とぱらぱらとページをめくる。多和田葉子の『空っぽの瓶』というエッセイが目にとまる。こんな内容である。
日本語では、一人称を表現するのに、「わたし」「ぼく」などさまざまな表現がある。小さい頃、周りの女の子のように、「あたし」と自称することに違和感があった。大人になり、ドイツに渡った。ドイツ語の一人称は、イッヒしかなく、日本語のよう
タイでアン王女になる?
3月下旬、ひとりでタイを旅した。まず、スコータイ遺跡公園のあるスコータイに行き、旧市街にある、遺跡のすぐそばの宿に泊まった。
翌日、宿のおかみさんに、旧市街から12キロほど離れた新市街に行くソンテウ(乗り合いタクシーのようなもの)がないか聞くと、ないから、アプリを使ってタクシーを呼べという。自分でできなければやるが、手数料がかかるという。
2023年夏にマレーシアに行ったとき、Grab
タイの遺跡で、チャップリン『犬の生活』のわんちゃんになる
3月末、タイのスコータイとその周辺の、世界遺産となっている3つの遺跡を巡った。
遺跡は公園として手入れされ、敷地は広々としており、観光客はまばらで、混雑とは無縁である。出会えるのは、遊行仏のような、日本で見るのとは一味違う仏様たち。道沿いには、木々には名前も知らない熱帯の花が、今を盛りと咲いている。こんな中を散策していると心が広々として来るのだけれど、問題は野良犬の多さである。
こちらは