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善く生きるための食事法 〜私が大切にしている7つのこと〜

前回の記事で紹介した善く生きるための7つのヒントの1つ目、「善い」食事について詳しく書いていこうと思う。


毎日何を食べていますか?

自分で作ったもの?家族が用意してくれたもの?外食?スーパーのお惣菜?コンビニ弁当?冷凍食品?

今の日本には至る所に安くて、便利で、美味しいものが溢れているけれど、それらは身体にとって「善い」ものなのだろうか?自分だけでなく社会全体にとっても「善い」ものなのだろうか?

そんなことを考えていて見えてきた、「善い」食事に私が必要だと思うことをいくつか紹介したい。

「善い」食事に必要なこと

1. 「善い」食事に対する意識

皆さんは食事に対してどのような意識を持っているだろうか?

私は食べることは生きることだと思う。自分の身体は自分の食べたものできている。当然のことだが「善い」ものを食べれば、「善い」身体ができるし、悪いものを食べれば身体の調子は悪くなってしまう。

私がこれを強く実感したのは、少し意外なところで、コロナの予防接種だった。ほんの数ミリリットルの液体が体内に入っただけで高熱に悩まされたが、その数ミリリットルのおかげで、コロナ罹患も避けられた。

こんな微量の接種で身体が大きく変化するのだから、毎日の食事が身体に及ぼす影響は計り知れないものなのだろうと感じた。自分の食べる一口一口を「善い」ものにすれば、「善い」身体ができ、「善い」生活につながるのではないだろうか。

もうひとつ大切にしていることは、「命をいただいている」という意識だ。私たちは日々、たくさんの命をいただいて生活をしている。その命に対して、誠心誠意向き合えているだろうか?真心を込めて調理し、最大限に味わい、目の前にある食事に感謝できているだろうか?

このような意識を持って食事に向き合っていると自ずとそれを実践する方法が見えてきたので、それらについて以下で述べていきたい。

2. 栄養についての知識を得る

1日の食事内容をどのように決めているだろうか?正直なところ私は、とりあえず1日3食食べて、炭水化物と肉魚類、野菜を食べて空腹を満たせば良いと思っていた。

しかし、自分の食べるものが健康や「善く」生きることに直結していると感じてからは、栄養について学び、食事管理をするようになった。食事管理をして何よりも良かったのは、日中の活動パフォーマンスが格段に上がったことだ。自然とエネルギーが湧いてきて、気持ちが前向きになるのを感じ、疲れてもすぐに回復でき、体調を崩すこともなくなった。

普段の食事管理だけなら、インターネット上に十分な情報がある。1日の摂取カロリーや消費カロリーを知り、タンパク質、脂質、炭水化物のバランスを整え、あとは必要なビタミンやミネラルを摂るということが基本的な考えだ。自分で計算するのは面倒なので食事管理アプリを使ってみるのも良いと思う。

栄養バランスの整った食事をすると、適量で満足感を得ることができる。これが「超過」も「不足」もない「善い」食事の基本だと思う。

3. 本当にうまいものを食べる

本当にうまいものは、素材の味を最大限に生かしたものだと思う。そのものの持っている旨味を引き出し、さまざまな食材を掛け合わせることで、相乗効果でさらに旨くなるような料理は本当にうまい。

外食チェーンやコンビニ、加工食品などは、美味しいと感じることもあるが、大抵の場合は味付けが濃かったり、素材の味が薄れていたり、化学調味料や保存料などが含まれていたりと、本当のうまさを感じられるものがあまりない。

では、本当にうまいものをどうやって見つけたらよいのだろうか?一番手っ取り早いのは食材の旬の時期に産地に赴き、そこで最高のものを食べることだと思う。その食材の本質的な味がどのようなものなのか、どのように調理すればそれが最大限に生かされるのか、普段から食べている生産者に話を聞いてみたり、その地域で親しまれている食べ方を聞いてみたりするのもまた面白い。

また、世界各国の料理を試してみるのも面白い。食材の意外な使われ方や、調理法、香辛料の使い方などさまざまなことを学ぶことができる。

これらの経験から、本当のうまさを引き出すために欠かせないのは塩と香辛料だと思う。塩と言ってもいろいろな種類のいろいろな産地のものがあるので、自分の好きなものや食材に合ったものを選びたい。ちなみに、私は岩塩をよく使っている。香辛料に関しても私は唐辛子をよく使うが、物によって風味や辛さ、味が全く違い、本当にうまいと思うものを常に探し続けている。

砂糖に関してもさまざまな種類があり、話し出すとキリがない。一言でまとめると、身体の調子を整えてくれるものを使うようにしている。また、砂糖よりも蜂蜜や果物から糖分を摂るように心がけている。

本当にうまいものはずっと食べても飽きないようなものなのだと思う。自分に合った本当にうまいものを見つけたい。

4. お金より時間と手間をかける

先ほど本当にうまいものを食べると言ったが、常に最高級品を食べ続けることは現実的に不可能である。そこで大事になってくるのが、料理の技術である。

料理に苦手意識を持っている人もたくさんいると思うが、大切なことは時間と手間をかけることだ。例えば、野菜炒めを作るにしても、野菜の処理の仕方、切り方、火加減、具材を入れる順番、火の通し方、味付けなど一つ一つ丁寧に素材の旨みを最大限引き出し、かつ自分に合った「善い」方法で調理すると、本当にうまい野菜炒めを作ることができる。

現代人は時間に追われ、自分の食べるものを他の誰かが作り、その対価としてお金を払っている。その食べるものが人間が作ったののならまだ良いが、工場で機械によって大量生産された無機質なものを口にしている人は多いのではないだろうか。安くて便利で美味しいと多くの人は感じるかもしれないが、私はそうは思わない。自分自身のためや家族、目の前にいるお客さんのために心を込めて手間と時間をかけて作った温かいものが本当にうまいものだと思う。

筆者は3ヶ月間アフリカのタンザニアという国で暮らしていたことがある。ホームステイをしていたのだが、どんなに遅い時間になっても、簡単な食事で済ますことはなく、炭で火を起こし、食材を一から調理し、時間と手間をかけて料理してくれていた。食材自体は贅沢なものではなかったけれど、本当にうまいと感じたことを覚えている。それ以来、私もどんなに時間が掛かっても自分で料理をするようにしている。

5. 時間をかけて心で味わう

自分が食べているものをしっかりと味わって食べているだろうか?時間に追われて急いで食べたり、テレビを見たり、スマホを触ったりしているのではないだろうか。

本当にうまいものを食べているときに何か他のことをするのはもったいない。自分の持つ感覚を最大限に活用し、一口一口しっかりと噛み締め、その料理のうまさを最大限に楽しむことで身体も心も休めることができると思う。

また、はじめに述べた食事に対する意識にも繋がるが、目の前にある食事に全神経を集中させてその食材を味わい、それぞれの命に感謝しながらの食事をいただくことが、充実した「善い」食事につながると思う。

6. みんなと食べるかひとりで食べるか

食事やその時間を楽しむという点では誰と一緒に食べることも大切だと思う。食事の嗜好が似ている人や、会話が弾む人と一緒に食事ができればその食事はより「善い」ものとなる。

また食事は、人と交流する場としてとてもよい。みんなとご飯を食べることは楽しいし、関係を深めることができる。食事を通して人と良い関係を築き、普段の生活や仕事がより「善く」なることもあるだろう。

その一方で、ひとりでご飯を食べることも私は好きである。静かな場所で、ひとりで目の前の食事に向き合い、その味を楽しみながら物思いに耽る。自然に囲まれた場所だと尚更良い。どこか心が解放されたような感覚になり、自分のペースでゆっくりと料理自体を最大限に楽しむことができる。

みんなべ食べることも1人で食べることもそれぞれの良さがあると思う。どちらかに偏りすぎないように、それぞれの良さを感じながら食事ができるとより「善い」食事ができるかもしれない。

7. 新たな味を探して脳と身体を活性化

毎日でも食べたくなるようなものを食べることは大切だと述べたが、たまには新たな味を試してみるのもよい。新しい調味料を買ってみたり、新しい料理を試してみたり、人の料理を食べてみたりしながら、脳と身体に新たな刺激を与え、本当にうまいものを探究し続けたい。

新しいのもを食べると自分の感覚がより研ぎ澄まされていくような気がしている。はじめは同じような味だと感じていたものでも、いろいろな種類のものを食べているとその違いがわかるようになる。自分が好きなのはどれなのか、それぞれの違いをどのように料理に活かすかなど、色々と考えることは楽しい。そしてそのような発見を活かして、新らたに本当にうまい食事を作れた時の喜びは何にも変え難い。

おわりに

「善い」食事を摂ることにおいてもそれ自体を楽しむことと、探究し続けることが大切なように思われる。人それぞれ本当にうまいと思うものは異なると思うが、この投稿が「善い」食事を摂ることのヒントになれば幸いである。食へのこだわりに関して、まだまだ書き足りないことがあるのでこれからも投稿していきたい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😃








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