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サラリーマン生活とは無縁なミュージシャンが思い出させてくれた大切なこと

こんにちは、たけしです。


今日の私は、「自分は誰からも必要とされていないんじゃないか」とか「自分なんか何もできないんだ」なんて思っちゃう人に対して、「そんなことは、いっさい思わないでOKだぜ!」と声を大にして言いたい気分です。


忙しい週が終わった金曜日、疲れた体で帰りの電車に揺られていた時のこと。


仲のいいミュージシャンのSNSの投稿の中に、見なれない記号がありました。

こんなやつです

これがなんなのか、LINEで聞いてみたところ下のメッセージがきました。

音大受けたことある人なら誰でも知ってるけど、一般の人には分からんか

これはハ音記号と言われてて、ビオラ、ホルン、トロンボーンはこの楽譜。
音大入試ではこれで新曲を譜読みしないといけなかったりする。要するに世の中の楽譜はト音記号🎼とヘ音記号だけではない🤣

あるミュージシャンからのLINEメッセージ

へぇ、「ハ音記号」というんですね。「ト音記号」や「ヘ音記号」は学校で習ったと思いますが、これは知らなかった。


中学3年でギターに目覚め、高校でいっちょ前にバンドも組んで、同じ学区内の女子高の軽音楽部とコラボなんかしていたのですが、それぐらいの音楽歴ではダメでしたね(笑)


調べてみると、「ハ音記号」はどうやら「縁の下の力持ち」的な、なかなかナイスな存在のようです。

出典:「今さら聞けない音楽の基礎」動画で誰でも分かる初心者講座


ビオラ、チェロ、トロンボーンといった、比較的低い音を出す楽器の演奏で、中低音のひびきをしっかりとささえる重要な役割を果たしているとか。多くの人が気づかないようでいて、実はこの記号がなければ成り立たない音楽もあるのだそうです。


日々サラリーマン生活を送る我が身を振り返ってみると、ついつい他人と自分を比べてしまうことがあります。


「〇〇さんはまだ50歳にもならないのに海外支社の社長の経験があってすごいな」とか、「〇〇くんは関西支社のトップ営業で超有名だったんだ」とか、「〇〇さんはアメリカでMBAを修了したんだったよな」とか・・・


世の中はそんな人たちだけで成り立っているわけではないんですが、やっぱり自分より目立つ人とか、経歴がすごい人のことを気にしてしまい「あの人に比べたら自分なんか・・・」と思ってしまうこともありますよね。


でも、こうしてこのハ音記号のことを知った時、「ああ、人間もこれと似たようなもので、別にみんながト音記号やへ音記号でなくてもいいんだよな」と、あらためて気づいたのです。


今週の仕事は、11月初旬のお偉いさんたちへのプレゼンの準備で大忙し。資料作成はもちろん、慣れない他部門の方々とのやりとりもあって手いっぱいでした。


自分が苦手意識を感じる技術的な分野がふくまれる資料だったこともあり、忙しさも手伝って、知らず知らずのうちにいつもより弱気になっていた面もあったようです。


そんな1週間がようやく終わりつつある金曜日の晩。こちらの事情を知るはずもなく、何の気なしに書かれたであろう下のメッセージは、疲れて働きがにぶくなっていた私の頭にはとても響いたのです。

要するに世の中の楽譜はト音記号🎼とヘ音記号だけではない🤣

もしかしたらあなたも「自分もあの人たちのように輝かなきゃ」とか、「自分もあの人たちみたいに活躍しなきゃ」なんて思うことがあるかもしれません。


その向上心自体は素晴らしいことです。でも、この「ハ音記号」がハ音記号としてそのまま必要とされるように、無理して「あの人たち」みたいな存在を目指さなくてもよいのです。


「自分には、何ができるだろう?」「自分は何の役に立っているだろう?」


こんな風に思った時は、誰かに「ありがとう」とか「助かったよ」なんて言われた場面を思い出してみてください。


そして、夜寝る前や休憩時間なんかに、それらをふせんやスマホのメモに実際に書き出してみてください。最初は1つからで全然かまいません。その際、その誰かが「なぜ」あなたに「ありがとう」と言ったのかも振り返ってメモしてみてください。


こうしたメモがいくつか溜まってきたら、改めて読み返してみてください。そこにはあなたの強みや役割、いいところのヒントが浮き上がってきているはずです。


「迷っている後輩の背中を押してあげられた」、「遅くまで残業していた同僚に缶コーヒーを差し入れた」、「幼児連れのお母さんのために席を移動した」等、ヒントは人によって様々でしょう。


こうした取り組みを少しずつ繰り返すことで、日常の中の自分の価値や役割にもっと気づけたり、他者との関係性をよりよくしたり出来るようになっていきますよ。


けっして派手である必要はありません、でも、目立たずとも確かな存在感を持つハ音記号のような、大切な価値や役割があなたにもあるのです。


記事の中で「あなた」なんて何度も書いてしまっていますが、いま見直してみると、これはまさに私自身に向けて書いている言葉でもあるのだな、と感じました。ハ音記号、推します・・・(笑)


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たけし | ロシア/海外メンタルヘルス・心理学/仕事術研究
4兆円企業で管理職をやっているアラフォー社員のたけしと申します。頂いたサポートは私と同じようにメンタル不調やパワハラを受けた経験のあるサラリーマンを助けるためのメンタルケアや思考法の勉強に充てさせて頂きます!