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生き抜くためのスキルと戦略(サバイバル)

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過酷な資本主義社会で生き抜くための戦略、テクニックを伝授
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記事一覧

一流大学卒業生でも資格試験に苦戦する理由

私は、働きながらUS CPAの勉強をしているが、勉強前の想定よりも遥かに苦戦している。理由としては、以下が考えられる。

・勉強時間が十分に取れない
・若い頃よりも集中力や記憶力が落ちている

上記に加えて、この手の会計や法律の試験特有の難しさもある。イブリースさんも書かれていたが、大学受験の問題は、面白いものが多い。私は英語と世界史が大好きだった。特に世界史は、壮大なストーリーに魅了され、大学受

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日本で生まれるのが「呪い」である理由

日本で生まれるのが「呪い」である理由

「日本で生まれるのが呪い」と感じる人がいるのは、日本の社会構造や文化、働き方などが個人の自由や幸福に制約を与えやすいと感じられるためです。このように感じる背景には、社会的なプレッシャー、経済的な格差、自己実現の難しさ、さらには個人より集団が重んじられる文化など、さまざまな要因が関係しています。以下に、こうした感覚を生む具体的な要因を詳しく解説します。

1. 社会的プレッシャーが強い

1.1 同

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キャリアをハックする:自分の市場価値を見極める戦略

キャリアをハックする:自分の市場価値を見極める戦略

会社に依存しないキャリア形成の重要性

現代の働き方では、会社に依存しないキャリア形成がますます重要になっています。以前は「終身雇用」が一般的でしたが、現在は終身雇用制度が薄れつつあり、1つの会社で定年まで勤めるという考え方は現実的ではなくなりつつあります。そのため、会社に自分のキャリアのすべてを託すのではなく、常に自分の市場価値を高めることに目を向けることが求められます。「会社がなくても自分は生

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JTCはプロの事務職集団!?

沢渡あまね氏の本に、面白いことが書いてあった。

要約すると、

「JTC(伝統的日本企業)の社内システムや仕事のやり方は、長い年月をかけて複雑怪奇となり、ただの事務なのに長年の経験のあるプロでないとまわらない。ただし、その事務仕事はその会社内でしか通用しない」

「特にやっかいなのは、稟議やワークフロー。ここで却下されると、今までの仕事が最悪、やり直し。それで上司からは、ワークフローのリードタイ

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相手を理解する7つのステップ:共感と観察の重要性

相手を理解する7つのステップ:共感と観察の重要性

 相手の不可解な言動に直面した時、私たちはつい「なぜ?」と疑問を抱き、その理由を理解しようと試みます。しかし、その答えは決して単純ではありません。相手の言動は、まるで氷山の一角のように、表面には見えていない複雑な背景が隠されていることが多いのです。その背景を理解するためには、まず「ステレオタイプ」や「決めつけ」を捨て去ることが重要です。

 例えば、職場でいつも無口な同僚がいるとしましょう。私たち

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管理職罰ゲーム?!

今の若い人や30代、40代の人には管理職罰ゲームという考え方がある。これについて考えてみたい。

まあ、ほぼ、このリクルートワークスの記事に書いてあることが全てだと思う。私は、今までのキャリアで一度だけ課長待遇になったことがある。あの時の苦労を織り交ぜながら、書いてみたい。

ハラスメントへの怯え部下に少し厳しく注意すると、パワハラで訴えると言われてしまう。この恐怖を私は何度も味わった。馬鹿らしく

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山内太地さん「婚活でキモい男と言われないために学生時代にできること」

山内太地さん「婚活でキモい男と言われないために学生時代にできること」

日本にあるすべての大学を訪問したことがある大学研究家の第一人者こと山内太地さんが、ちょっと風変わりな「婚活でキモい男と言われないために学生時代にできること」という動画を出されていました。

【動画リンク】
https://www.youtube.com/watch?v=VYvZWKOt8M0

山内さんがこれを出すことに非常に意義があります。地理好き、鉄道研究会所属経験、大学マニアという、おたく族

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会社の嫌がらせを完封する方法、労組の団体交渉

会社の嫌がらせを完封する方法、労組の団体交渉

労働組合には、団体交渉の権利がある。特に「義務的交渉事項」は、会社側が正当な理由なく拒否した場合、処罰の対象となる。これらは、労働組合法第7条2項に定められている。

義務的交渉事項の具体例

賃金: 基本給、一時金、退職金、賞与など。

労働時間: 就業時間、時間外労働の取り扱い。

休息: 休憩時間、休日、有給休暇の取得。

安全衛生: 労働環境の安全性や健康管理。

災害補償: 労働災害に対

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年収別による社会の階層

現代の日本の12階層

1. トップエリート層(年収1,500万円以上)

国際的な大企業の役員、成功した投資家、IT企業創業者が代表例。日本国内で1%未満の人口がこの階層に属し、高い資産運用や影響力を持つ。

2. ハイエリート層(年収1,000万~1,500万円)

高度な専門職(医師、弁護士、コンサルタントなど)。都市部に集中し、富裕層に近いライフスタイルを送るが、トップエリート層と比較する

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日本人はイジワル?「スパイト行動」が多い傾向。転職者が多いと余計に悪化?

日本人はイジワル?「スパイト行動」が多い傾向。転職者が多いと余計に悪化?

昨今、行動経済学という、経済学に心理学や行動科学の要素を組み込んだ研究が活発化している。そのような面からの研究が実施されたことがあり、日本人はアメリカ人よりも「自分が損をしてでも、同僚などのライバルにダメージを与えたい」と考える傾向があるとのこと。

昭和時代は、転職が一般的ではなかったため、そのような問題行動をとると、会社で「問題社員」として制裁を受けるのが普通であっただろう。しかし、今は未曾有

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管理職が知っておきたい「行動の窓」活用法:部下の信頼と関係構築をサポート

管理職が知っておきたい「行動の窓」活用法:部下の信頼と関係構築をサポート

 今回取り上げるブログ記事(2024年10月8日、ミシェル・アダムズ氏によって執筆・公開)は、職場や日常生活での人間関係をより深め、信頼と協力を築くために役立つ「行動の窓」の概念について紹介しています。行動の窓は、Dr. Thomas Gordonが1960年代後半に開発したもので、コミュニケーションや問題解決に必要なスキルを適切に選ぶための「人間関係のためのGPS」として機能します。このモデルを

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エーリヒ・フロムの理論に学ぶ、組織での「愛」の実践:いまのたかの組織ラジオ#212

エーリヒ・フロムの理論に学ぶ、組織での「愛」の実践:いまのたかの組織ラジオ#212

 今野誠一氏(GOOD and MORE)と高野慎一氏(aima)によるユニット『いまのたかの』。マネジメントと組織の現場についてカジュアルに語る、「組織ラジオ」です。今回は、第212回目「“愛するということ” 愛の定義をさらに深める」でした。

 先週の第211回目「“愛”は行動にブレークダウンし定義する」の続編的ものになりますでしょうか。

 今回は、エーリヒ・フロムの著書『愛するということ』

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戦いのテクニック(戦術論)

戦いや戦争というと、心が穏やかでなくなる人もいるかもしれない。しかし、スポーツや、経営戦略、社内政治などにも応用できる。いくつか紹介したい。

目的の明確化クラウゼヴィッツは「戦争論」において、やみくもな、無目的な戦争を戒め、政治目的を達成するための手段として戦争を定義した。つまり、競合企業にしかける戦いも、目的がなくてはならない。

世界観について統一見解を持つ戦略をたてる前に重要なことは、この

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思考が上手くいかない場合とは? ※都合により再掲

佐藤知一氏の記事から引用する。全文引用すると長いので、項目(アイテム)だけ列挙する。以下は、「思考が上手くいかない」場合を分類しているものだ。

(1) 当人が心配事や不安や怒りの感情にふりまわされている場合
(2) 「頭が良い自分」を誇示する事自体が、自己目的化している場合
(3) キーワード思考に頼っている場合
(4) 考える時間が足りない場合、考え続けることをあきらめてしまう場合

人間の頭

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