思考が上手くいかない場合とは? ※都合により再掲

佐藤知一氏の記事から引用する。全文引用すると長いので、項目(アイテム)だけ列挙する。以下は、「思考が上手くいかない」場合を分類しているものだ。

(1) 当人が心配事や不安や怒りの感情にふりまわされている場合
(2) 「頭が良い自分」を誇示する事自体が、自己目的化している場合
(3) キーワード思考に頼っている場合
(4) 考える時間が足りない場合、考え続けることをあきらめてしまう場合

人間の頭脳は、メンタルの影響を受ける。心配事(体調、家族のこと、など)があると、頭脳は上手く働かない。集中して思考する前には、瞑想が有効であるとのことだ。これは、佐藤氏だけでなく、多くの人が主張している。

「頭が良い自分」を誇示する。これは、noteなどのブログでも、受験生でも、会社員でも、どこにでもいる。私もそうだ。私は子供の頃に褒められることが少なかったので、「愛情不足」症候群なのだろう。なので、褒められたい気持ちが強く、そうなってしまう。だが、目的は「賢く見せる」ではなく、「アウトプット」を出して、ビジネスなどを成功させることだろう。学者であれば、学術成果を出すことだ。

キーワード思考、これは「バズワード」といってもいいかもしれない。流行の言葉に流されて、鵜呑みにして、自分で考えないのだ。例えば「財政破綻」がそうだ。マスコミがそういうから、本当に財政破綻すると思っている人がいる。もちろん、財政破綻否定派も、自分の頭で考えるべきだ。

最後は、時間が無いことだ。これは、ある意味仕方ない面もある。ビジネスも受験も、時間制限がある。時間内にアウトプットを出すためには、妥協が必要な時もある。だが、これは場面によるだろう。プロジェクトの「ここぞ」という場面では、集中して考え続けて最良の結果を出さないといけない。

佐藤氏の結論を引用する。

以上の4パターンを、少しまとめよう。頭を上手に、効率よく使うためには、4つの条件が必要である。
・身体的・感情的に、「考える」ことに集中できる状態を作る
・正しい目的設定をする、つまり「問題解決」を「頭の良さの誇示」より優先する
・キーワード思考に頼って、考える行為を途中で省エネしてしまう習慣を避ける
・考える時間を作り、考えることをあきらめない

佐藤知一氏ブログ

ここに、私が付け足すことがあるとすれば、以下であろう。

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