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わたしの本棚

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本にまつわる自分のnoteをまとめています。
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#わたしの本棚

1月に読んだ本📚

1月に読んだ本📚

『なめらかな人』

現代アーティスト百瀬文さんのエッセイ。
百瀬さんは男性2人と暮らしていて、片方のかたとは元恋人で、今は彼のことを母親のように思っているとのこと。
この3人暮らしが、わたしにとっては常識の外にあるもので驚いたのですが、「形に縛られない家族」の感覚が他者と共有されて成り立つってすごいことだなって思います。

わたし自身、なんの血の繋がりもない恩師のことを、魂の母と呼んでいます。

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「人生を変える一冊」はない。それでも本を読む理由

「人生を変える一冊」はない。それでも本を読む理由

高校生の頃、友達に「読めば人生が変わる一冊を教えてほしい」と言われました。

そんな本はありません。

友達にはそう言えず、オススメの小説を紹介したまま有耶無耶になってしまいました。
せっかく本に興味を持ってくれてるのに、「そんな本はない」というのが忍びなくて。

たった一冊に人生をかけられるほど、人生って単純ではないですし…。
なにか悩みがあったり、考えたいテーマがあるなら、それに合う本を提案す

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プチ家出中に『私の生活改善運動』を読んだら

プチ家出中に『私の生活改善運動』を読んだら

わたしがこの本を読んだのは年末のプチ家出の2日目だった。
切っても切れない家族問題の果てしなさに疲れ、一泊二日の家出を決行した。

🪴自分に愛情をかける

脱毛受けてる時、こんな気分になる。
自分への愛情を感じれる行いだと思っている。
好きなものを買うよりも、じっくりとそう感じるのはなんでだろう。
プチ家出の2日目の昼に脱毛に行っていた。

オキシトシンか?
オキシトシンは人に親切にしたときや、

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京都┊︎鴨葱書店 ┊︎個人経営の書店さん┊︎購入本紹介

京都┊︎鴨葱書店 ┊︎個人経営の書店さん┊︎購入本紹介

鴨葱書店

京都駅から徒歩10分。
チェーンではなく個人でされている書店さん。
SNSで存在を知って、いつか行きたいと思っていたのです。

個人経営の書店さんの魅力はなんといっても本のラインナップ。
鴨葱書店さんは「人生の羅針盤として携えていきたくなるような言葉との出会い」をコンセプトに営業してらっしゃいます。
やっぱり人生や社会について考えさせられそうな本がズラッと並んでいました。

お店も綺麗

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もし、今自分を一番優先するとしたら何をしますか?

もし、今自分を一番優先するとしたら何をしますか?

「もし、今自分を一番優先するとしたら何をしますか?」

これはわたしの人生を救った問いです🪽
たった一つの問いで、見つめるものが変わり、人生が変わる経験をしました。
それからは定期的に「今一番なにしたい?」と自分に聞くようにしています。

この問いとの出会いは一冊の本でした。
この本との出会いは今年の2月頃。
当時付き合っていた人とのトラブルで「わたしが毒親育ちでおかしいからこんなことになってる

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感情に圧倒されそうな時はファンタジー小説を

感情に圧倒されそうな時はファンタジー小説を

大きな感情に疲れていたとき、思い立ってファンタジー小説を手にスタバへいきました☕️
日常から離れたのが良かったのか、とても心が楽になりました😌🍃

ファンタジー小説に救われたお話と、わたしのオススメファンタジー小説をご紹介します📚

ファンタジー小説に救われた
先月、心に負担のある出来事がありまして、心の疲れを引きずっていました。
疲れを引きずったまま予定に参加したくなくて、スタバで読書する

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「試練は壁ではなくて、扉なの」

「試練は壁ではなくて、扉なの」

わたしが今向き合っている試練は「奏者として自立する」ことと「集団のなかでも自由に咲けるようになる」こと⸜🌷︎⸝‍

今までの人生で孤独感がとにかく強かった。
人と関わって、また裏切られたりしたくないから、辛くても寂しくても孤独を選んできた。
でも本当は人との繋がりを信じたいし、独りは不安でいっぱい。

そんな自分を受け入れて、人との関わりを増やしながら孤独感と距離をとり、回復してきた。解放されて

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小説は他者の孤独を覗くツールのひとつかも。

小説は他者の孤独を覗くツールのひとつかも。

わたしには高校生の弟がいて、その弟が小説に目覚めました。
すごい勢いでいろんな小説を読んでいます。
全く本を読まない子だったのに。

弟が積読本や読了本を紹介してくれるのですが、わたしが読んでみたかった本が半分くらいあって。
どうやらわたしたちは本の趣味が合うみたいです。

わたしは本の貸し借りができるような友達が欲しかったんですけど、それは現実的じゃないな〜と諦めていたんです。
一重に本好きと言

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9月に読んだ本

9月に読んだ本

9月が終了したので読了本たちを紹介します📚

①風と共に去りぬ

なんと聖書の次に読まれているベストセラーだそうです。
ずっと読みたいと思っていて、ついに読み切りました!
今年のベスト10、人生の100冊に入るくらい面白かったですし、やっぱりたくさんの人に読まれている本ってそれだけの理由があるんだな~と思いました。

この小説の面白い点は、まず、主人公がめっちゃ嫌な女なんですよね!
お金持ちの過

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8月に読んだ本

8月に読んだ本

8月も終了したので、8月に読んだ本たちを紹介します📚🤍

①差別する人の研究

この本は感想noteを書いたのでそちらをぶら下げておきます!
よかったら覗いてみてください👀

②静かに生きて考える

森博嗣さんのエッセイです。
森さんの小説を読んだことがないのに、いきなりエッセイを読んでしまったのですが、良かったんでしょうか、、、(笑)
「今日したことは大きな決断を伴うことだったのか?」とい

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読書感想『差別する人の研究』

読書感想『差別する人の研究』

この本が気になった理由わたしがこの本を気になった理由は3つある。
(1)自分が偏見を向けられて怒りが湧いた経験がある
(2)差別的な発言・行動に対しどう対応したらいいのか困ったことがある
(3)アダルトチルドレンの権利章典という資料をみた

(1)自分が偏見を向けられて怒りが湧いた経験がある

弟が中学生の頃、わたしは二次元のアイドルにハマっていた。
そのLIVE映像を見ていたら「こういうオタクが

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雲を紡ぐ┊︎読書感想

雲を紡ぐ┊︎読書感想

『雲を紡ぐ』との出会い

先日、伊吹有喜さんの『雲を紡ぐ』を読みました。
とーってもぐっとくる小説だったので、皆さんにシェアしたくなりました💌
他人の目が怖い主人公が心惹かれるものと向き合いながら自立していく成長譚であり、家族の再生の物語でもあります。
親子関係に悩みを持つ人はきっとぐっとくるだろうし、心の奥を揺さぶられると思います。
小説の力を感じた作品でもありました。

伊吹さんの本を読んだ

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「自尊心」に正解はないんだ

「自尊心」に正解はないんだ

「自尊心」が大事と言うけれど、いまいちよくわからないし、捉えずらくて難しい。
自分がよければそれでいい、という考えになるのは嫌だし、でも他者とのバランスのとり方ですごく悩んでしまう。

『私は私のままで生きることにした』という本にこう書いてあった。

他人への接し方も含めて、自尊心なのかもしれない。
「自分がよければ全てよし」の人も、その人なりのスタイルだし、「他者と均衡を保ちながら自分として生き

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読書感想┊︎「アサーション」を知って驚いたこと

読書感想┊︎「アサーション」を知って驚いたこと

アサーティブとは

自分も相手も大切にした自己表現のこと。
自分の自己用減の権利を活用して自ら自分を表現し、同時に相手の自己表現の権利と自由を尊重しようとする考え方。

書籍の紹介

本書では自己表現の種類を大きく三つに分類しています。
「非主張的自己表現」「攻撃的自己表現」「アサーティブな自己表現」
この三つです。
自分の言いたいことを言うのが苦手なわたしはごりごりの「非主張的自己表現」です🥹

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